ナガエミクリ 長柄実栗

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Flora of Mikawa

ガマ科  Typhaceae ミクリ属

学 名 Sparganium japonica Rothert
ナガエミクリの花
ナガエミクリの実
ナガエミクリの葉
ナガエミクリ
ナガエミクリの葉の断面
花 期 6~9月
高 さ 40~100㎝
生活型 多年草
生育場所 川、水路、ため池
分 布 在来種 北海道(南西部)、本州、四国、九州、朝鮮
撮 影 幸田町   06.9.3
ミクリ科(Sparganiaceae)とされることもあった。
 浅い水中に生える。根茎が地中を這って広がり群生する。葉は肉質で水中では横になり、流れに漂う。抽水葉(水上に出る葉)は裏面に稜があり、断面は三角形。雌雄同株。茎の上部に雄性の頭状花序を5~10個つける。その下部に雌性の球形の頭状花序を2~6個つけ、最下部の1~3個には柄がつく。最下部のものは柄が主軸と合着しない。果実は紡錘形で、短い柄がつく。全国では準絶滅危惧種に指定されている。愛知県ではランク外。
 類似のヤマトミクリは雌性花序の柄が主軸と融合し、紡錘形の果実の中央部がくびれる。