ムラサキケマン 紫華鬘
Flora of Mikawa
ケシ科 Papaveraceae キケマン属
中国名 | 刻叶紫堇 ke ye zi jin |
学 名 | Corydalis incisa (Thunb.) Pers. |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 20~50㎝ |
生活型 | 2年草 |
生育場所 | やや湿った場所 |
分 布 | 在来種、日本全土、朝鮮、中国 |
撮 影 | 幡豆町 11.4.26 |
キケマン属の中で最も普通に見られる。傷つけるといやな臭いがする。地下に塊茎はつくらない。葉は長さ3~9㎝、幅3~9㎝、2~3回羽状に細裂。葉柄は下部の葉では長さ5~15㎝、上部では長さ1~4㎝。茎頂の長さ3~12㎝の総状花序に花を多数つける。花は長さ12~18㎜、花の先だけが濃い紅紫色。キケマン属の花は独特な形をしている。花弁は4個で、内側の2個は上端が合着し、背面に稜があり、外側の2個は大きく、うち上1個は基部が袋状の距になって後方に突き出る。萼片は2個、長さ1~2㎜。果実は長さ12~18㎜の線状長楕円形、種子が1列に入る。果実が熟すと垂れ下がり、果柄を残して切れて落ち、果皮が勢いよく丸まって種子を飛ばす。種子は長さ1.5~2.1㎜、黒く光沢があり、平滑。種子にはアリが好む白色の種枕がつく。2n=16
ジロボウエンゴサクは小型で、地下の塊茎は丸く、葉の切れ込みが少なく、丸い。
ジロボウエンゴサクは小型で、地下の塊茎は丸く、葉の切れ込みが少なく、丸い。