ミゾソバの葉形と果実の色変化

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Flora of Mikawa

ミゾソバの葉

ミゾソバの典型的な葉形は基部が切形~楔形、頂裂片は卵形、頂裂片の先端は鋭頭~鈍頭、側裂片の先端は鋭頭~鈍頭とされているが、これに当てはまらないものも多い。基部が浅い心形になるものも普通に見られる。
ミゾソバ葉1 ミゾソバ葉2 ミゾソバ葉3

①基部が切形

②基部が切形

③基部が切形

ミゾソバ葉4 ミゾソバ葉5 ミゾソバ葉6

④基部が浅い心形

⑤基部が浅い心形

⑥基部が浅い心形

ミゾソバ葉 ミゾソバ葉 ミゾソバ葉

⑦三角形

⑧側裂片がない

⑨湾入が小さい


 ミゾソバの小型のもので、葉が円に近いものがときどきみかけられる。花数も少なく別種のように見えるがこれもミゾソバのようである。これは花期がミゾソバと同じであり、コミゾソバではない。
ミゾソバの円葉

ミゾソバの果実


 果実は熟しても花被片の色はなかなか変わらない。イヌタデは花被片の色が花の色と変わらないうちに、中の果実は黒色になる。ミゾソバの果実は白緑色~白黄色である。果実を採取して時間が経過すると花被片は次第に褐色になり、中の果実も褐色になる。
ミゾソバ果実の花被片
ミゾソバ果実の色