ミツマタ 三叉

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Flora of Mikawa

ジンチョウゲ科 Thymelaeaceae  ミツマタ属

中国名 结香 jie xiang
英 名 rice paper plant, Oriental paperbush, yellow paperbush
学 名 Edgeworthia chrysantha Lindl.
ミツマタの花序横
ミツマタの花序前
ミツマタの花
ミツマタの橙色の花
ミツマタの幹
ミツマタ
ミツマタ枝
ミツマタ紅花
花 期 3~4月
高 さ 0.7~1.5m
生活型 落葉低木
生育場所 山地の林内
分 布 帰化種 中国、ヒマラヤ原産
撮 影 設楽町  12.3.23
室町時代に導入され、和紙の原料に栽培されていた。現在では庭木としてよく植えられている。野生化したものが林内に見られる。
 和名の由来は枝が三叉になっていることから。葉は互生し、長さ8~20㎝、幅2.5~5.5㎝の長楕円形~披針形又は倒披針形、全縁、基部はくさび形。葉の両面に白灰色の柔毛があり、側脈は10~13対。花はよい香りがあり、葉が出る前に開花する。枝先や葉腋の頭状花序に30~50個の花が、集まって下向きにつく。花は両性、花弁はなく、萼は長さ13~20㎜、幅4~5㎜。萼筒の先が4裂して花弁のように見える。萼裂片の外面に白色の絹毛が密生し、内面は鮮やかな黄色。花盤は浅い杯形、縁は不規則。雄しべは8個、短い花糸で萼壁につき、4個ずつ2段につく。雌しべは1個。堅果は長さ約8㎜の楕円体、種子が1個入る。花期は3~4月。果期は春~夏。2n=36。

ミツマタ属

  family Thymelaeaceae - genus Edgeworthia

 低木、落葉性、多数、枝分かれする。 葉は互生、普通は先に集まってつく。 葉柄は短い。葉身は狭楕円形~倒披針形、厚い膜質。 花序は頂生または腋生、密な頭状花序。花序柄は長または短。総苞がある。苞は早落性、小さい。花は両性、4数性。花柄があり、関節がある。萼筒は円筒形、内側に曲り、内側は黄色または白色、外側は密に白い直軟毛がある。萼片は4個、広がる。花弁状の付属体は無い。雄しべは萼片数の2倍数、2列につく。花糸は非常に短い。花盤は杯形、分裂する。子房は無柄、直軟毛があり、1室。花柱は長く、ときに微軟毛があり。 柱頭は球形か又はこん棒形、パピラがある。果実は乾燥しているか、わずかに多汁で、基部は宿存する萼に包まれる。
 世界に約5種があり、アジアに分布し、中国に4種ある。

ミツマタ属の主な種と園芸品種

1 Edgeworthia chrysantha Lindl.  ミツマタ 三叉
  synonym Edgeworthia tomentosa (Thunb.) Nakai, nom. rej.
  synonym Edgeworthia papyrifera Siebold et Zucc.
 中国、ヒマラヤ原産。中国名は结香 jie xiang。英名rice paper plant, Oriental paperbush, yellow paperbush , paperbush
 落葉低木、高さ0.7~1.5m。和名の由来は枝が三叉になっていることから。葉は互生し、長さ8~20㎝、幅2.5~5.5㎝の長楕円形~披針形又は倒披針形、全縁、基部はくさび形。葉の両面に白灰色の柔毛があり、側脈は10~13対。花はよい香りがあり、葉が出る前に開花する。枝先や葉腋の頭状花序に30~50個の花が、集まって下向きにつく。花は両性、花弁はなく、萼は長さ13~20㎜、幅4~5㎜。萼筒の先が4裂して花弁のように見える。萼裂片の外面に白色の絹毛が密生し、内面は鮮やかな黄色。花盤は浅い杯形、縁は不規則。雄しべは8個、短い花糸で萼壁につき、4個ずつ2段につく。雌しべは1個。堅果は長さ約8㎜の楕円体、種子が1個入る。花期は3~4月。果期は春~夏。2n=36。
品種) 'Akebono' , 'Frederic' , 'Gold Rush' , 'Grandiflora' , 'Grandiflora Yellow' , 'Nanjing Gold' , 'Red Dragon' , 'Rubra' , 'Snow Cream' , 'Winter Gold' , 'Winter Hebe' , 'Winter Liebe'

2 Edgeworthia gardneri (Wall.) Meisn.  ヒマラヤミツマタ 
 中国、ブータン、インド、ミャンマー、ネパール原産。中国名は滇结香 dian jie xiang。
 小高木、高さ3~4m。 茎は褐赤色。 小枝は、頂点で無毛またはまばらに絹毛がある。葉柄は長さ4~8mm、微軟毛がある。葉身は狭楕円形~楕円状日新家瑛、長さ6~10㎝×幅2.5~3.4㎝、両面に伏毛があり、基部はくさび形、先は鋭形。側脈は8~9対、目立つ。花序は頂生および腋生、頭状花序、直径3.5~4 cm、花が30~50個つく。花序柄は垂れ下がり、長さ2~2.5(~5)㎝、花時に白色の絹毛があり、無毛になる。 苞は早落性、葉状、狭披針形。萼は長さ約15mm、外側は密に白色の絹毛がある。萼片は4個、内側が黄色、卵形、約・長さ3.5㎜×幅2.5㎜、外側は密に絹毛があり、先は鋭形または円形。花盤の鱗片は引き裂かれる。子房は楕円形、長さ約5㎜、均一に濃灰白色の絹毛がある。花柱は毛があり、長さ約2㎜。柱頭は球形、長さ約3mm。核果は卵形、密に絹毛がある。花期は冬下旬~春初旬。果期は夏。

参考

1) Flora of China
 Edgeworthia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=111305
2) Plants of the World Online| Kewscience
 Edgeworthia
3) World Flora Online
 Edgeworthia
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000013021