ミツデカエデ 三手楓
Flora of Mikawa
ムクロジ科 Sapindaceae カエデ属
英 名 | ivy-leaf maple , Japanese box-elder , vine-leaf maple |
学 名 | Acer cissifolium (Sieb. et Zucc.) K.Koch |
花 期 | 4~6月 |
果 期 | 7~10月 |
高 さ | 8~10m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山地の明るい谷間、斜面 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 東栄町 15.6.10 |
カエデ科 は現在のAPG分類ではムクロジ科に含められた。
幹は灰褐色、やや荒れた平滑。枝は茶褐色~赤褐色、若枝に白色の上向きの短毛がある。冬芽は頂生側芽を伴う頂芽。側芽は対生し、芽鱗は2対、軟毛がある。葉痕はU字形~V字形。葉は対生し、3出複葉、葉柄は長さ3~8㎝、赤色を帯び、白色の毛がある。頂小葉の柄は長さ1~2㎝、側小葉の柄はやや短い。小葉は長さ4~8㎝、幅2~4㎝の卵状惰円形、基部は楔形、先は尾状に尖り、縁は粗い欠刻状鋸歯。葉質はやや薄く、葉表には毛が散生する。葉裏にも毛が散生し、脈腋に毛が密生する。雌雄別株。葉の展開後に側芽から花序を出し、垂れ下がる。総状花序は長さ5~15㎝、花を20~50個つけ、花序軸や枝には白色の短毛がある。花弁は黄色、4個つき、長さ約2.5㎜、線形。萼片4個。雄花は雄しべ4個、花糸の下部が膨れる。雌花には雄しべはなく、子房は無毛~毛が散生。翼果は翼が水平~鋭角に開き、分果は長さ2.5~3㎝、短毛がある。
メグスリノキも葉が3出複葉、小葉が不規則な波状鋸歯縁。花序が散形状、花数が少ない。翼果の翼は直角~鈍角に開く。
幹は灰褐色、やや荒れた平滑。枝は茶褐色~赤褐色、若枝に白色の上向きの短毛がある。冬芽は頂生側芽を伴う頂芽。側芽は対生し、芽鱗は2対、軟毛がある。葉痕はU字形~V字形。葉は対生し、3出複葉、葉柄は長さ3~8㎝、赤色を帯び、白色の毛がある。頂小葉の柄は長さ1~2㎝、側小葉の柄はやや短い。小葉は長さ4~8㎝、幅2~4㎝の卵状惰円形、基部は楔形、先は尾状に尖り、縁は粗い欠刻状鋸歯。葉質はやや薄く、葉表には毛が散生する。葉裏にも毛が散生し、脈腋に毛が密生する。雌雄別株。葉の展開後に側芽から花序を出し、垂れ下がる。総状花序は長さ5~15㎝、花を20~50個つけ、花序軸や枝には白色の短毛がある。花弁は黄色、4個つき、長さ約2.5㎜、線形。萼片4個。雄花は雄しべ4個、花糸の下部が膨れる。雌花には雄しべはなく、子房は無毛~毛が散生。翼果は翼が水平~鋭角に開き、分果は長さ2.5~3㎝、短毛がある。
メグスリノキも葉が3出複葉、小葉が不規則な波状鋸歯縁。花序が散形状、花数が少ない。翼果の翼は直角~鈍角に開く。