メラスフェルラ・グラミネア

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Flora of Mikawa

アヤメ科 Iridaceae メラスフェルラ属

別 名 フェアリー・ベル、メラスフェルラ・ラモサ
英 名 fairy bells , miersia grass
学 名 Melasphaerula graminea (L.f.) Ker Gawl.
 synonym Melasphaerula ramosa (L.) N. E. Br.
メラスフェルラ・グラミネア花序2
メラスフェルラ・グラミネアの花
メラスフェルラ・グラミネアの花2
メラスフェルラ・グラミネアの茎
メラスフェルラ・グラミネア
メラスフェルラ・グラミネア花序
メラスフェルラ・グラミネアの葉
花 期 2~4月
高 さ 35~60(~100)㎝
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種  南アフリカ(ケープ州)、ナミビア原産
撮 影 浜名湖ガーデンパーク 19.4.1
メラスフェルラ・グラミネアはアヤメ科の栽培種。メラスフェルラ・ラモサ(Melasphaerula ramosa (L.) Klatt)とされることもあるが誤り。Melasphaerula ramosa (L.) N. E. Br.はメラスフェルラ・グラミネアの異名。
 多年草、高さ35~60(~100)㎝。冬~春に成長し、地中に直径約1㎝の球茎をもち(cormous)、薄皮は硬く黒色。葉は6~7枚つき、柔らかく、剣形、中脈が目立ち、夏に葉は無くなり、花より先に出る。花序は緩く、まばらに多数分枝し、3~7個の花が穂状花序がつき、全体で円錐花序状になる。茎は細く、枝はぐねぐね曲がり針金状。花は垂れ下がって多数つき、小さく、繊細な鐘形状の星形、直径約18mm、クリーム色~淡黄色、古くなると橙色になり、左右相称。花被の筒部は長さ約1mm、花被片は6個、ほぼ等長~不等長、長さ10~15mm、長楕円形~披針形、先は先細になり、尾状に尖る。上側の花被片3個は幅が広く、下側の花被片は幅が狭く、側花被片2個は細い。花被片には基部に赤褐色の縞模様があり、普通、下側の花被片では顕著。花は不快なすえた腐敗臭があり、ケバエ(March fly:蜜を採るハエ)が花粉を媒介する。雄しべは3本。花柱は先が3裂。子房は鋭い3角(かど)がある。花期は冬~春(南アフリカでは6~9月)。

メラスフェルラ属

  family Iridaceae - genus Melasphaerula

 Melasphaerula graminea 1種だけの属。

参考

1) PlantZ Africa
 Melasphaerula graminea
http://pza.sanbi.org/melasphaerula-graminea
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Melasphaerula graminea
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:439962-1
3) HORTFLORA Horticultural Flora of South-eastern Australia
 Melasphaerula ramosa (L.) N.E.Br.
https://hortflora.rbg.vic.gov.au/taxon/adaaa65c-5340-11e7-b82b-005056b0018f