メハジキ  目弾き
[別名] ヤクモソウ  益母草
[中国名] 益母草 yi mu cao
[英名] Chinese motherwort
[学名] Leonurus japonicus Houtt.
Leonurus artemisia (Lour.) S. Y. Hu
Leonurus sibiricus auct. non L.
シソ科 Lamiaceae (Labiatae)  メハジキ属
三河の植物観察
メハジキ花
メハジキ花横
メハジキ果実
メハジキの4分果
メハジキの葉裏
メハジキの茎
メハジキ
メハジキ花序
メハジキ分果
メハジキ葉
 東アジアに分布し、南北アメリカやヨーロッパに帰化している。
 茎には下向きの曲がった毛が生える。卵心形の根生葉は花期にはなく、茎葉は掌状に深く切れ込む。葉には白毛が生え、 表面には点在、裏面には密生する。3~5個の花からなる花序を茎の周りに集めて仮輪となって、段状につく。萼は長さ6~7㎜、先は5裂し、鋭く尖る。萼の基部に刺針状の短い小苞がある。 花冠は長さ10~13㎜の2唇形、紅紫色。上唇の背面には白毛がある。果実は4分果。分果は長さ約2.5㎜、3稜があり、熟すと暗褐色になる。
[花期] 6~9月
[高さ] 50~150㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 野原、道端
[分布] 在来種 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、ロシア、熱帯アジア(インド、ネパール、インドシナ、マレーシア)
[撮影] 豊川市三上町 02.6.14

 メハジキ属

 family  Lamiaceae - genus Leonurus

 1年草、2年草又は多年草、直立する。葉は3~7裂。根生葉は±掌状分裂、普通、花時に落葉する。小苞は錐形又は刺があり、硬く又はぐにゃぐにゃ。咢は倒円錐形又は筒状鐘形、5脈があり、不明瞭な2唇がある。上唇は真っすぐ、3歯がある。下唇には2歯があり、歯は癒合し、広がり又はわずかに広がる。花冠は白色、帯赤色~帯紫色、2唇形、筒部は突き出る。上唇は長円形、倒卵形、又は卵状円形、縁は全縁、真っすぐ、絨毛があるか又は無毛。下唇は真っすぐ又は広がり、斑点があり、3裂する。裂片は長円状卵形、又は中裂片が浅い心形、卵形の側裂片より大きい。雄しべは4本、前側の2本は長く、後ろ側の2本は平行。葯室は2個、平行。花柱は先が等しく2裂し、裂片は錐形。小堅果は尖った3稜形、基部は楔形、先は切形。
 世界に約20種あり、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカに分布する。


 メハジキ属の主な種

 1  Leonurus cardiaca L.  モミジバキセワタ 
 ヨーロッパ、トルコ原産。英名はlion's tail , motherwort
品種) 'Crispa' , 'Grobbebol'

 2  Leonurus deminutus V.I.Krecz. et Kuprian.  ダッタンメハジキ
   synonym Leonurus mongolicus V.I.Krecz. et Kuprian.
   synonym Leonurus tataricus auct. non L.
 中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は兴安益母草 xing an yi mu cao 。
 
 3  Leonurus japonicus Houtt.  メハジキ 目弾き
   synonym Leonurus sibiricus auct. non L.
   synonym Leonurus heterophyllus Sweet 
   synonym Leonurus artemisia (Lour.) S.Y.Hu 
 日本(本州、四国、九州、沖縄)、朝鮮、中国、ロシア、熱帯アジア(インド、ネパール、インドシナ、マレーシア)原産。中国名は益母草 yi mu cao。英名はChinese motherwort。野原、道端に生える。
多年草。高さ50~150㎝。茎には下向きの曲がった毛が生える。卵心形の根生葉は花期にはなく、茎葉は掌状に深く切れ込む。葉には白毛が生え、 表面には点在、裏面には密生する。3~5個の花からなる花序を茎の周りに集めて仮輪となって、段状につく。萼は長さ6~7㎜、先は5裂し、鋭く尖る。萼の基部に刺針状の短い小苞がある。 花冠は長さ10~13㎜の2唇形、紅紫色。上唇の背面には白毛がある。果実は4分果。分果は長さ約2.5㎜、3稜があり、熟すと暗褐色になる。花期は6~9月。
3-1 Leonurus japonicus Houtt. f. niveus (A.I.Baranov et Skvortzov) H.Hara  シロバナメハジキ
   synonym Leonurus heterophyllus Sweet f. leucanthus C.Y.Wu et H.W.Li 

 4  Leonurus macranthus Maxim.  キセワタ 着せ綿
   synonym Leonurus macranthus Maxim. var. villosissimus Krestovsk.
 日本(北海道、本州、四国、九州)、中国、ロシア原産。中国名は大花益母草 da hua yi mu cao 。
 斜面の草地、茂みに生える。
 多年草。根茎は木質。茎は直立、高さ60~120㎝、単生、伏した後ろ向きの剛毛がある。根生葉は葉柄が長さ約2㎝。下部の茎葉は葉身が心状円形、長さ7~12㎝×幅6~9㎝、3裂し、まばらに小さな剛毛があり、基部は心形、縁は切れ込み、先は鋭形。中間の茎葉は卵形。輪散花序は無柄、花が8~12個つく。花の葉(floral leaves)は小さく、卵形~卵状披針形、縁は不規則に切れ込む~ほぼ全縁、先は長い尖鋭形。小苞は刺があり、長さ約7㎜?、剛毛がある。花はほぼ無柄。咢は筒状鐘形、長さ7~9㎜、剛毛があり、刺のある咢歯をもち、脈は明瞭に盛り上がり、前側の咢歯は錐状三角形、長さ約1㎝、後ろ側の咢歯は三角形、長さ約5㎜。花冠は帯赤色又は赤紫色、長さ2.5~2.8㎝、密に軟毛があり、内側に鱗片状の環があり、下唇の付近に鱗片がある。花冠の筒部は先で次第に広がり、花冠の長さの約1/2。上唇は真っすぐ、長円形、凹面、約長さ12㎜×幅5㎜、全縁。下唇は約長さ8㎜×幅5㎜、中裂片は卵形の側裂片の長さの約2倍、倒心形、明瞭な凹形。小堅果は黒褐色、長円形、3稜形、長さ約2.5㎜、基部は楔形、先は切形。花期は7~9月。

 5  Leonurus pseudomacranthus Kitag.  イヌキセワタ 犬着せ綿
   synonym Leonurus macranthus Maxim. var. pseudomacranthus (Kitag.) C.Y.Li 
 中国原産。中国名は錾菜 zan cai
5-1 Leonurus pseudomacranthus Kitag. f. leucanthus Kitag.  シロバナイヌキセワタ

 6  Leonurus sibiricus L.  ホソバメハジキ 細葉目弾き
   synonym Leonurus manshuricus Y.Yabe
 中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は细叶益母草 xi ye yi mu cao 。英名はSiberian motherwort
6-1 Leonurus sibiricus L. f. albiflorus (Nakai et Kitag.) C.Y.Wu et H.W.Li  シロバナホソバメハジキ


 参考

1) Online Virtual Flora of Wisconsin
 Leonurus cardiaca L.
 http://wisflora.herbarium.wisc.edu/taxa/index.php?taxon=4041
2) Flora of China
  Leonurus
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=117993
3) GRIN
  Leonurus
 http://www.narc.gov.jo/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=6655
4) Plants of the World Online | Kew Science
   Leonurus
 http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30032750-2

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