マツヨイセンノウ 待宵仙翁
Flora of Mikawa
ナデシコ科 Caryophyllaceae マンテマ属
別 名 | ヒロハノマンテマ |
中国名 | 白花蝇子草 bai hua ying zi cao |
英 名 | white campion |
学 名 |
Silene latifolia Poir. subsp. alba (Mill.) Greuter et Burdet synonym Silene alba E.H.L. Krause.synonym Melandrium album (Mill.) Garcke |
花 期 | 7~8月 |
高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 2年草又は多年草 |
生育場所 | 道端、草地、市街地 |
分 布 | 帰化種 ヨーロッパ、中央アジア、グリーンランド(北アメリカ)原産 |
撮 影 | 蒲郡市 05.7.17 |
マツヨイセンノウはナデシコ科マンテマ属の白花のマンテマ類。明治時代に観賞用に導入されたものといわれており、全国的に野生化している。別名はヒロハノマンテマというが、別種のヒロハノマンテマがあり、別名は使わない方がよい。英名はwhite campion。
2年草又は多年草、高さ50~100㎝。茎は直立又は基部で平伏して分枝する。全体に短毛と腺毛ががあり、やや粘る。葉は対生し、長さ3~12㎝、幅6~30㎜の披針形~長楕円形、鋭頭、全縁、両面に毛がある。雌雄異株。花は単生、雄花だけと雌花だけの株がある。花柄は長さ1~5㎝、雄株の花柄は短い。花はよい香りがし、直径25~35㎜。萼は雄花にははっきりした10脈があり、雌花には20脈がある。萼筒が花後にほおずきのように膨らみ、果時には長さ10~20(24)㎜、幅8~15㎜になる。萼歯は5個、長三角形。花弁は白色、2深裂する。雄しべは10個。花柱は(4)5個。蒴果はほぼ萼と同じ大きさの卵形、熟すと裂開し、裂片は反り返らない。種子は長さ約1.5㎜、暗灰褐色。花期は7~8月。
アケボノセンノウ(Silene dioica)はヨーロッパ原産で、葉幅がやや広い。花が濃いピンク~赤色、直径18~25㎜であり、花弁が2深裂する。萼が壺形、萼歯が広三角形。蒴果の裂片が反り返る。英名はred campion。
2年草又は多年草、高さ50~100㎝。茎は直立又は基部で平伏して分枝する。全体に短毛と腺毛ががあり、やや粘る。葉は対生し、長さ3~12㎝、幅6~30㎜の披針形~長楕円形、鋭頭、全縁、両面に毛がある。雌雄異株。花は単生、雄花だけと雌花だけの株がある。花柄は長さ1~5㎝、雄株の花柄は短い。花はよい香りがし、直径25~35㎜。萼は雄花にははっきりした10脈があり、雌花には20脈がある。萼筒が花後にほおずきのように膨らみ、果時には長さ10~20(24)㎜、幅8~15㎜になる。萼歯は5個、長三角形。花弁は白色、2深裂する。雄しべは10個。花柱は(4)5個。蒴果はほぼ萼と同じ大きさの卵形、熟すと裂開し、裂片は反り返らない。種子は長さ約1.5㎜、暗灰褐色。花期は7~8月。
アケボノセンノウ(Silene dioica)はヨーロッパ原産で、葉幅がやや広い。花が濃いピンク~赤色、直径18~25㎜であり、花弁が2深裂する。萼が壺形、萼歯が広三角形。蒴果の裂片が反り返る。英名はred campion。