マツバゼリ 松葉芹
Flora of Mikawa
セリ科 Apiaceae マツバゼリ属
中国名 | 细叶旱芹 xi ye han qin |
英 名 | marsh parsley , wild celery , slender celery |
学 名 | Cyclospermum leptophyllum (Pers.) Sprague ex Britton et P. Wilson Apium leptophyllum (Pers.) F. Muell. ex Benth. |
花 期 | 4~9月 |
高 さ | 5~60㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 畑地、草地、道端、荒地 |
分 布 | 帰化種 熱帯アメリカ原産 |
撮 影 | 豊橋市 03.7.20 |
ランダミツバ属Apium からマツバゼリ属Cyclospermumに分類されるようになった。
全体無毛で、いやな臭いがする。畑雑草であり、家畜には有毒。池の縁や溝の横などやや湿ったところで見ることが多いとされている。しかしながら乾いた道端や荒地でも、10㎝以下の小さな個体はよく見かけられる。小さくて気づきにくいときもある。
葉は長さ3.5~10㎝、2~4回羽状深裂し、裂片は長さ3~15㎜、幅1㎜以下の糸状~線状になる。葉柄は長さ2.5~12㎝、基部の鞘部の縁は膜質。茎葉ではほぼ無柄。ほぼ無柄の大散形花序が葉と対生してつき、大散形花序の柄2~4個が直接、葉腋につくため、葉腋に花序が2~4個ついたように見える。総苞、小総苞は無い。花は白色の小さな5弁花。果実は長さ1~1.5㎜、幅1.2~2(3)㎜、隆条は柔らかいコルク質で太く、熟すと紫褐色になり、2分果に分かれて落ちる。2n=14。
1年草、無毛。茎は細く、多数、分枝し、広がる~直立する。葉は葉柄があり、鞘は膜質。葉身は3~4回羽状全裂。最終裂片は狭く、細い。茎葉は上部では小さくなり、葉柄は葉身がなくなり完全に鞘になる。複散形花序(まれに単純な)は緩い頂生または葉に対生する。花序柄は短いかまたは未発達。苞および小苞は無い。大散形花序の枝(ray)は少なく、細く、開出斜上する。小散形花序はかなり花が少ない。萼歯は廃れる。花弁は白色、帯緑色、または帯ピンク色、卵形、鋭鋭形、先は狭くならず、内曲せず、中肋が目立つ。柱下体(stylopodium)は低円錐形。花柱は短い~ほとんど廃れる。果実は卵形~球形、両端が丸くまたは先がわずかに狭くない、側部がわずかに扁平、合成面でややくびれ、無毛で。隆条は丸みを帯びた鈍形、目立ち、ややコルク質。油管は各溝に1個、合成面に2個。種子は表面が平坦。分果柄(carpophore)は先で2分岐。
世界に5種あり、熱帯および温帯アメリカに分布する。1種は、世界中の熱帯および温帯地域に広く帰化している。
synonym Apium leptophyllum (Pers.) F. Muell. ex Benth.
熱帯アメリカ原産。中国名は细叶旱芹 xi ye han qin。英名はmarsh parsley , wild celery , slender celery。畑地、草地、道端、荒地に生える。
1年草。高さ5~60㎝。全体無毛で、いやな臭いがする。畑雑草であり、家畜には有毒。池の縁や溝の横などやや湿ったところで見ることが多いとされている。しかしながら乾いた道端や荒地でも、10㎝以下の小さな個体はよく見かけられる。小さくて気づきにくいときもある。葉は長さ3.5~10㎝、2~4回羽状深裂し、裂片は長さ3~15㎜、幅1㎜以下の糸状~線状になる。葉柄は長さ2.5~12㎝、基部の鞘部の縁は膜質。茎葉ではほぼ無柄。ほぼ無柄の大散形花序が葉と対生してつき、大散形花序の柄2~4個が直接、葉腋につくため、葉腋に花序が2~4個ついたように見える。総苞、小総苞は無い。花は白色の小さな5弁花。果実は長さ1~1.5㎜、幅1.2~2(3)㎜、隆条は柔らかいコルク質で太く、熟すと紫褐色になり、2分果に分かれて落ちる。2n=14。花期は4~9月
Cyclospermum
Cyclospermum
Cyclospermum
全体無毛で、いやな臭いがする。畑雑草であり、家畜には有毒。池の縁や溝の横などやや湿ったところで見ることが多いとされている。しかしながら乾いた道端や荒地でも、10㎝以下の小さな個体はよく見かけられる。小さくて気づきにくいときもある。
葉は長さ3.5~10㎝、2~4回羽状深裂し、裂片は長さ3~15㎜、幅1㎜以下の糸状~線状になる。葉柄は長さ2.5~12㎝、基部の鞘部の縁は膜質。茎葉ではほぼ無柄。ほぼ無柄の大散形花序が葉と対生してつき、大散形花序の柄2~4個が直接、葉腋につくため、葉腋に花序が2~4個ついたように見える。総苞、小総苞は無い。花は白色の小さな5弁花。果実は長さ1~1.5㎜、幅1.2~2(3)㎜、隆条は柔らかいコルク質で太く、熟すと紫褐色になり、2分果に分かれて落ちる。2n=14。
マツバゼリ属
family Apiaceae - genus Cyclospermum1年草、無毛。茎は細く、多数、分枝し、広がる~直立する。葉は葉柄があり、鞘は膜質。葉身は3~4回羽状全裂。最終裂片は狭く、細い。茎葉は上部では小さくなり、葉柄は葉身がなくなり完全に鞘になる。複散形花序(まれに単純な)は緩い頂生または葉に対生する。花序柄は短いかまたは未発達。苞および小苞は無い。大散形花序の枝(ray)は少なく、細く、開出斜上する。小散形花序はかなり花が少ない。萼歯は廃れる。花弁は白色、帯緑色、または帯ピンク色、卵形、鋭鋭形、先は狭くならず、内曲せず、中肋が目立つ。柱下体(stylopodium)は低円錐形。花柱は短い~ほとんど廃れる。果実は卵形~球形、両端が丸くまたは先がわずかに狭くない、側部がわずかに扁平、合成面でややくびれ、無毛で。隆条は丸みを帯びた鈍形、目立ち、ややコルク質。油管は各溝に1個、合成面に2個。種子は表面が平坦。分果柄(carpophore)は先で2分岐。
世界に5種あり、熱帯および温帯アメリカに分布する。1種は、世界中の熱帯および温帯地域に広く帰化している。
マツバゼリ属の主な種と園芸品種
1 Cyclospermum leptophyllum (Pers.) Sprague ex Britton et P.Wilson マツバゼリ 松葉芹synonym Apium leptophyllum (Pers.) F. Muell. ex Benth.
熱帯アメリカ原産。中国名は细叶旱芹 xi ye han qin。英名はmarsh parsley , wild celery , slender celery。畑地、草地、道端、荒地に生える。
1年草。高さ5~60㎝。全体無毛で、いやな臭いがする。畑雑草であり、家畜には有毒。池の縁や溝の横などやや湿ったところで見ることが多いとされている。しかしながら乾いた道端や荒地でも、10㎝以下の小さな個体はよく見かけられる。小さくて気づきにくいときもある。葉は長さ3.5~10㎝、2~4回羽状深裂し、裂片は長さ3~15㎜、幅1㎜以下の糸状~線状になる。葉柄は長さ2.5~12㎝、基部の鞘部の縁は膜質。茎葉ではほぼ無柄。ほぼ無柄の大散形花序が葉と対生してつき、大散形花序の柄2~4個が直接、葉腋につくため、葉腋に花序が2~4個ついたように見える。総苞、小総苞は無い。花は白色の小さな5弁花。果実は長さ1~1.5㎜、幅1.2~2(3)㎜、隆条は柔らかいコルク質で太く、熟すと紫褐色になり、2分果に分かれて落ちる。2n=14。花期は4~9月
参考
1) Flora of ChinaCyclospermum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=200352
2) Plants of the World Online | Kew ScienceCyclospermum
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:331538-2
3) World Flora OnlineCyclospermum
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000010286;jsessionid=3D054A508DBC854C3EEB029FF7C5C19F