マスクサ 桝草

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Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属

別 名 マスクサスゲ
中国名 穹隆薹草 qiong long tai cao
学 名 Carex gibba Wahlenb.
マスクサの頂小穂
マスクサの小穂
マスクサの小穂拡大
マスクサの葉鞘
マスクサ
マスクサ果胞
マスクサ果胞と果実
マスクサ葉表
マスクサ葉裏
果 期 4~6月
高 さ 30~70㎝
生活型 多年草
生育場所 道端、草地、林縁
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国
撮 影 蒲郡市西浦町   02.4.29
道端や林縁などで普通に見られるスゲの1種。
 根茎は短く、叢生する。茎は直立し、断面は稜の鈍い三角形。葉は幅2~5㎜、やや柔らかく、カーブする。茎の上部に長さ0.5~1㎝の無柄の小穂を数段に離れてつける。小穂の基部には葉よりやや細い苞葉をつける。苞葉は上部では短く、下部では花序より著しく長い。小穂は雌雄性、多数の雌花と基部に少数の雄花をつける。果胞は長さ3~3.5㎜、扁平な広卵形で、縁に幅の広い翼がつき、翼の縁には鋸歯がある。果胞には短い嘴があり、口部は2歯。雌鱗片は果胞より短い。果実は長さ約2.2㎜、幅約1.5㎜の広楕円形~円形、柱基(花柱の基部)は小さい盤状になる。柱頭は3岐。
 類似のヤブスゲは短く這う根茎があり、全体に細く、果胞も細長く、細い脈がある。