マルバカイドウ 丸葉海棠
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae リンゴ属
[別 名] | セイシ、キミノイヌリンゴ |
中国名 | 日本圆叶海棠 ri ben yuan ye hai tang , 圆叶海棠棠 yuan ye hai tang |
[英 名] | crab apple , plumleaf crabapple |
[学 名] | Malus prunifolia (Willd.) Borkh. var. ringo (Siebold ex Koehne) Asami Malus ringo Siebold ex Koehne Malus prunifolia (Willd.) Borkh. var. ringo Kubota |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 10~15m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 果樹園 |
分 布 | 栽培種 ヨーロッパ原産 |
撮 影 | 長野県 17.11.4(果実) |
マルバカイドウはリンゴ属の中国原産のイヌリンゴの変種で、淡ピンク色の花が咲く。葉柄は長さ1~5㎝。葉身は分裂せず、卵形~楕円形、長さ5~9㎝、幅4~5㎝、鋸歯縁。花は直径4~5㎝。ナシ状果は黄色又は赤色、直径2~2.5㎝。咢は宿存性。果実も長く残る。写真はリンゴ園の縁にあったリンゴの台木に赤い小さな果実が鈴なりになったものである。普通、台木は花も見られないが、花が見られるよう、育てたものである。マルバカイドウ系の赤実のものと思われる。
リンゴは挿し木で増殖できないため、接ぎ木で増殖する。接ぎ木の台木(rootstock)は日本のリンゴ栽培の初期にはズミ(ミツバカイドウ)が利用された。ズミは実生でしか増殖できないため、挿し木で増殖できるマルバカイドウが台木として使われている。ズミは普通、葉が3裂し、果実が小さい。
マルバカイドウには直立型と下垂型があり、直立形は花が多数つき、果実が多数つき、挿し木で増殖できない。下垂型は著しく下垂性で、果実が少なく、挿し木で増殖できる。
マルバカイドウの直立型と下垂型を分けて、下垂型をカスイマルバとする報告もある。
直立型 Malus prunifolia var.ringo Asami マルバカイドウ
下垂型 Malus prunifolia var.ringo Kubota カスイマルバ
リンゴは挿し木で増殖できないため、接ぎ木で増殖する。接ぎ木の台木(rootstock)は日本のリンゴ栽培の初期にはズミ(ミツバカイドウ)が利用された。ズミは実生でしか増殖できないため、挿し木で増殖できるマルバカイドウが台木として使われている。ズミは普通、葉が3裂し、果実が小さい。
マルバカイドウには直立型と下垂型があり、直立形は花が多数つき、果実が多数つき、挿し木で増殖できない。下垂型は著しく下垂性で、果実が少なく、挿し木で増殖できる。
マルバカイドウの直立型と下垂型を分けて、下垂型をカスイマルバとする報告もある。
直立型 Malus prunifolia var.ringo Asami マルバカイドウ
下垂型 Malus prunifolia var.ringo Kubota カスイマルバ