マルバデイゴ 丸葉梯梧

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Flora of Mikawa

マメ科 Fabaceae デイゴ属

別 名 カイコウズ
中国名 鸡冠刺桐 ji guan ci tong
英 名 cockspur coraltree , cry-baby-tree
学 名 Erythrina crista-galli L. 'Maruba-deigo'
マルバデイゴの花
マルバデイゴの花2
マルバデイゴの萼
マルバデイゴの幹
マルバデイゴ
マルバデイゴの葉
花 期 6~9月
高 さ 2~10m
生活型 落葉低木
生育場所 園芸種
分 布 帰化種  南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア)原産
撮 影 豊橋市  17.6.20
カイコウズ(アメリカデイゴ)Erythrina crista-galli の園芸品種。カイコウズは江戸時代に渡来した。沖縄でよく植栽されている。
 樹高は普通5~8m、高くなると10mに達する。根は直根があり、節に窒素固定の根粒菌をつける。小枝は褐色を帯びた緑色、っ刺のような枝がある。。葉は互生し、3出複葉、小葉は長卵形~披針状卵形(園芸品種のマルバデイゴは卵形、先が鈍形~円形)、長さ7~10㎝、幅3~4.5㎝、全縁、先は鈍形~鋭形、基部はほぼ円形、葉質はやや厚く、無毛。葉表は光沢があり、葉面はやや白緑色。花は頂生する総状花序に多数つき、5数性、両性、左右相称、2唇形、緋紅色~暗紅色。萼は合片萼(gamosepalous)、小さな赤色の指貫のように見える。花冠は他の豆科の花に似る蝶形花。旗弁は下部にあり、倒卵形で大きい。翼弁は小さく、萼の中に隠れる。残りの2弁は部分的に融合し、竜骨( keel or carina)を形成する。雄しべは10個。花糸は1個は分離し、残りの9個は融合する。1心皮の雌ずい群は鞘の中のナイフのように雄しべの間に まとまっている。花は蜜が多く、昆虫が訪れ、竜骨の下を這い、授粉する。豆果は長さ10~15㎝、幅1~2㎝、褐色、種子が8~10個入り、種子の間が狭くなる。種子は栗褐色。
 花期は南アメリカでは10~4月(普通11~2月)。北半球では4~10月。
●デイゴ Erythrina variegata var. orientalisインド、マレー半島が原産。
●サンゴシトウ(別名 ヒシバデイゴ)Erythrina × bidwillii
 アメリカデイゴ Erythrina crista-galli と北アメリカ原産のヘルバケア Erythrina herbacea の交配による園芸種。葉が菱形で先が尖る。花は、旗弁が開かず筒状になる。