コタチツボスミレ 小立坪菫

mark

Flora of Mikawa

スミレ科 Violaceae スミレ属

学 名 Viola grypoceras A. Gray var. exilis (Miq.) Nakai.
コタチツボスミレの花
コタチツボスミレの距
コタチツボスミレの葉
コタチツボスミレ
花 期 3~5月
高 さ 5~10㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の林内、林縁
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、台湾
撮 影 瀬戸市 04.4.3
タチツボスミレの変種で、西日本の日本海側に多い。分類上、諸説あり、Flora of Chinaでは茎が平伏して這うものをvar. exilisとする見解もあるとしているだけである。
 全体に小型。葉は長さ1~2㎝とタチツボスミレよりかなり小さく、葉脈が目立たず、葉の基部が切形~浅い心形、鋸歯が粗く鋸歯の先が尖る。典型的な葉形は三角形で、基部は切形。変異が多く、地域差もある。花は直径約1.5㎝で、タチツボスミレよりやや小さい程度である。匍匐性が強く、花後に地を這う。愛知県内には非常に少なく、残念ながら三河では確認されていない。