コバノトンボソウ 小葉の蜻蛉草

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Flora of Mikawa

ラン科 Orchidaceae ツレサギソウ属

学 名 Platanthera nipponica Makino

 synonym Platanthera tipuloides (L.f.) Lindl. subsp. nipponica (Makino) Murata

 synonym Platanthera tipuloides Lindl. var. nipponica (Makino) Ohwi.

コバノトンボソウ花序
コバノトンボソウ花
コバノトンボソウ
花 期 6~8月
高 さ 20~40㎝
生活型 多年草
生育場所 陽当たりのよい湿地
分 布 在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国、九州
撮 影 北山湿地  05.6.25
湿地や湿地近くの草の中に生える多年草、高さ20~40㎝。茎は単一、直立し、細く、繊細である。葉は1個つき、広線形、長さ3~7㎝×幅3~10㎜、基部は茎を抱く。茎には鱗片葉がつくが茎に添ってつくため目立たない。花はやや偏側生にまばらに5個程度つき、淡黄緑色。苞は披針形で、子房より短い。背萼片は卵形、長さ2~2.5㎜。側萼片は長楕円形、長さ約3㎜。側花弁は斜長楕円形で背萼片よりやや長い。唇弁は舌状、やや肉質、長さ2.5~4㎜。距は長さ12~18㎜、細長く、距が後ろへはね上がってつくのが特徴。ずい柱は短い。葯室は平行して接する。2n=42。花期は6~8月。