コアカソ 小赤麻
Flora of Mikawa
イラクサ科 Urticaceae カラムシ属
中国名 | 小赤麻 xiao chi ma |
学 名 | Boehmeria spicata (Thunb.) Thunb. |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 0.5~3m |
生活型 | 小低木 |
生育場所 | 山野 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、モンゴル |
撮 影 | 三ヶ根山 11.07.8.27 |
茎は木質化し、茎や葉柄が赤色を帯びる。葉は長さ4~8㎝の菱状卵形~楕円形で、先が尾状にのび、基部はやや楔形で、縁に鋭い鋸歯がある。鋸歯の山の数は10対以下。雌雄同株。雌花序は赤色を帯び、茎上部の葉腋につく。雄花序は黄白色、雌花序より下の葉腋につく。有性生殖の2倍体と無性生殖の3倍体がある。有性生殖の2倍体は葉が小形のことが多い。無性生殖の3倍体には普通、雄花序がない。雌花は2個の花被片が合着して花被筒となり痩果を包み、多数集まって球形の集合果となる。花被筒に包まれた痩果は長さ1.6~1.8㎜。痩果は長さ0.9~1.2㎜、淡褐色。2n=28,42
写真は雄花序のない3倍体であり、三河地域でも3倍体が普通である。
クサコアカソは茎が木質化せず、葉の幅がやや広く、鋸歯の山の数が10~20対。コアカソとクサコアカソの交雑種と推定されているオオバコアカソは両者の中間の形質を持つ。
写真は雄花序のない3倍体であり、三河地域でも3倍体が普通である。
クサコアカソは茎が木質化せず、葉の幅がやや広く、鋸歯の山の数が10~20対。コアカソとクサコアカソの交雑種と推定されているオオバコアカソは両者の中間の形質を持つ。