キツネノカミソリ 狐の剃刀

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Flora of Mikawa

ヒガンバナ科 Amaryllidaceae ヒガンバナ属

英 名 spider-lily, Japan’s orange surprise
学 名 Lycoris sanguinea Maxim.
Lycoris sanguinea Maxim. var. sanguinea
キツネノカミソリ蕾
キツネノカミソリ花
キツネノカミソリ花2
キツネノカミソリ雄しべと雌しべ
キツネノカミソリ
花 期 8~9月
高 さ 30~50㎝
生活型 多年草
生育場所 山野
分 布 在来種(日本固有種)  本州、四国、九州
撮 影 新城市  05.8.
和名の由来は葉の形が剃刀に似ていることから。地下にヒガンバナとよく似た直径3~4㎝の鱗茎(球根)がある。葉は長さ30~40㎝、幅約1㎝、スイセンによく似ている。春出た葉は夏には枯れ、その後に花茎が出て花が咲く。茎頂に花を3~5個つける。花被片は6個、長さ3~4(3倍体 5~8)㎝、橙色~黄赤色、反り返らない。雄しべ6個、花被とほぼ同長。雌しべ1個。蒴果は直径約1.5㎝の扁球形。種子は黒色、扁平、直径5~7㎜の円形。2n=22,32
 ムジナノカミソリ var. koreana は九州と対馬の湿った場所に自生する。雄しべは花被片より短い。
 オオキツネノカミソリ var. kiushiana は林下の日陰に生え、花被片がそり返り、雄しべ、雌しべが花から突き出ている。