キシュウスズメノヒエ 紀州雀の稗

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae スズメノヒエ属

別 名 カリマタスズメノヒエ
中国名 双穗雀稗 shuang sui que bai
英 名 knot grass, knotgrass
学 名 Paspalum distichum L.
キシュウスズメノヒエ小穂
キシュウスズメノヒエ小穂
キシュウスズメノヒエ果実
キシュウスズメノヒエ葉鞘
キシュウスズメノヒエ
キシュウスズメノヒエの葉
花 期 7~9月
高 さ 20~40㎝
生活型 多年草
生育場所 湿地、川の水辺、草地
分 布 帰化種  熱帯アジア・アメリカ原産
撮 影 拾石川  05.10.22
和歌山県で最初に発見されたのが和名の由来である。全体に小型で、湿地など半抽水状態でもよく生育する。葉は線形で、先が尖り、細かい鋸歯がある。葉舌は薄膜質で長さ2mm。葉鞘は無毛で、上の縁だけに長毛がある。花序が2股(まれに3、4個)に分かれ、長さ3~6㎝。小穂は総(花序の枝)に2列に並ぶ。小穂は約3㎜の倒卵状楕円形、淡緑色で、2小花からなる。第1小花は不完全で護頴(第3頴)だけとなる。第1苞頴はなく、あっても小さい三角形。葯も柱頭も暗紫色。第2小花の護頴(第4頴)と内頴はやや革質で光沢がある。2n=40,48,60