キンチョウ 錦蝶
Flora of Mikawa
ベンケイソウ科 Crassulaceae セイロンベンケイ属
中国名] | 棒叶落地生根 bang ye luo de sheng gen |
英 名 | chandelier-plant , mother of millions , devil's backbone |
学 名 | Bryophyllum delagoense (Ecklon et Zeyher) Schinz Kalanchoe tubiflora (Harv.) Raym.-Hamet |
花 期 | 5~8月 |
高 さ | 1.2~1.5(2)m |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 マダガスカル原産 |
撮 影 | 蒲郡市 19.9.4 |
キンチョウ(錦蝶)は日本への導入時期は不明であるが、比較的、古くから栽培されている多肉植物であり、沖縄では普通に見られるという。写真は道端に逸出していたものであり、高さ30㎝程度。
多年草、一回結実性(monocarpic)、(ときに、基部で下部分けする)。淡緑色と紫褐色のまだら、粉白色を帯びる。茎は1本、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~1㎝。葉はほとんどが対生又は3輪生、等間隔、単葉。葉柄と葉身は不明瞭、赤色を帯びた緑色~灰緑色に赤褐色の斑点があり、狭長円形、類円筒形、上面に溝があり、長さ3~15㎝×幅3~6㎜、縁は先の3~9個の円錐形の歯を除いて全縁、先は鈍く、表面は粉白色を帯びない。むかご(bulbils)は歯の間に生じ、距はスプーン形。集散花序はほとんどが、密な散房花序状、直径5~20㎝。 枝は長さ3㎝以下。花柄は長さ5~30㎜。咢は淡緑色、膨れず、長さ8~16㎜、咢筒は長さ3~6㎜。咢片は三角形、長さ5~10㎜咢筒より長く、先は尖鋭形。花冠は橙色~緋色、長さ25~40㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形、長さ6~12㎜、先は円形又は微突頭。2n = 68。花期は冬~春。
多年草[低木]、(ときに基部が株立)普通、むかご形成(viviparous:葉縁や花序に小植物をもつ)、高さ0.5~8m、無毛[有毛]。茎はほとんどが、直立[攀縁性]、分枝又はしばしば下部~集散花序まで1本、しばしば花時まで裸出、多肉質。葉は宿存し、茎葉、ときに、類ロゼット状になり、ほとんどが対生、ときに3個輪生し、無柄又は葉柄があり、基部は類抱茎(先は幅が狭くなる。)。葉身は倒卵形~三角形~披針形~楕円状長円形、 薄板状(B. delagoenseは類円筒形)、長さ2~50㎝、肉質、基部に距は無く、全縁、分裂又は1~2回「奇数羽状、脈は明瞭ではない。花序は頂生の集散花序、しばしば円錐花序状になり(枝は1~5回、二又分枝し、分岐に花をつける)。花柄はある。花は垂れ下がり、4数性。咢片は基部で合着し、又は筒になり(咢はしばしば膨れ、果時に大きくなり)、全て似ている。花弁は直立、合着して筒になり、橙色、黄緑色でラベンダー色の斑紋、淡黄色で赤色の斑点、橙赤色、緋色、ピンク色、ラベbbダー色、黄緑色で紫赤色の斑点、又は緑白色で上部が栗色(花冠のど部は長さが類球形の筒部の2~4倍、しばしば、基部で雌しべに対してくびれ、裂片はのど部より短い)。咢と花冠は果時に周りに無い。蜜腺は半円形~線形。雄しべは[ほとんどが]8本。花糸は花冠筒部につく。雌しべは直立(しばしば、基部が合着)。子房は基部がやや狭くなり、花柱に向かって先細になる。花柱は子房の長さの2~4倍。果実[ほとんどが]は直律。種子は楕円形、うねがあり、細かい交差するうねがある。 x = 17。
世界に約30種があり、インド洋諸島のマダガスカルに分布し、1種が熱帯に広く分布する。
synonym Kalanchoe daigremontiana Raym.-Hamet & H. Perrier
マダガスカル原産。英名はMaternity plant , devil's backbone , Mexican hat plant。
多年草、一回結実性(monocarpic)、紫色のまだら、粉白色を帯びる。茎はほとんどが、1本、円柱形、長さ50~250㎝×幅0.5~2㎝。葉は対生、均等に間隔が開き、最も大きい葉は類盾状。葉柄は類円柱形、長さ1~5㎝。葉身は下面に紫色のブロッチがあり、三角形~披針形、長さ5~25㎝×幅3~12㎝、鋸歯縁、先は鋭形、表面は粉白色を帯びる。葉縁のノッチにむかごがつき、距はスプーン形。集散花序は緩く、円錐花序状、直径15~30㎝。枝は長さ15㎝以下。花柄は長さ5~15㎜。 咢は緑色又は帯紫色、膨れず、長さ6~10㎜、咢筒は長さ3~4㎜。咢片は三角形、長さ3~7㎜、咢筒と同長又は長く、先は鋭形。花冠はピンク色又はレベンダー色、長さ20~30㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形長さ6~12㎜、先は円形、微突頭。2n = 38。花期は冬。
2 Bryophyllum delagoense (Ecklon et Zeyher) Schinz キンチョウ 錦蝶
synonym Bryophyllum tubiflorum Harvey
synonym Kalanchoe tubiflora (Harv.) Raym.-Hamet [GRIN] 、The Plant Listでは unresolved
synonym Kalanchoe tuberosa H. Perrir
synonym Kalanchoe delagoense (Eckl. & Zeyh.) Schinz
マダガスカル原産。中国名は棒叶落地生根 bang ye luo de sheng gen 。英名はchandelier-plant , mother of millions , devil's backbone 。
多年草、一回結実性(monocarpic)、(ときに、基部で下部分けする)。淡緑色と紫褐色のまだら、粉白色を帯びる。茎は1本、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~1㎝。葉はほとんどが対生又は3輪生、等間隔、単葉。葉柄と葉身は不明瞭、赤色を帯びた緑色~灰緑色に赤褐色の斑点があり、狭長円形、類円筒形、上面に溝があり、長さ3~15㎝×幅3~6㎜、縁は先の3~9個の円錐形の歯を除いて全縁、先は鈍く、表面は粉白色を帯びない。むかご(bulbils)は歯の間に生じ、距はスプーン形。集散花序はほとんどが、密な散房花序状、直径5~20㎝。 枝は長さ3㎝以下。花柄は長さ5~30㎜。咢は淡緑色、膨れず、長さ8~16㎜、咢筒は長さ3~6㎜。咢片は三角形、長さ5~10㎜咢筒より長く、先は尖鋭形。花冠は橙色~緋色、長さ25~40㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形、長さ6~12㎜、先は円形又は微突頭。2n = 68。花期は冬~春。
3 Bryophyllum pinnatum (L.f.) Oken セイロンベンケイ
synonym Kalanchoe pinnata (Lamarck) Persoon
マダガスカル原産。中国名は落地生根 lao di sheng gen 。英名はair plant , cathedral bells, life plant , miracle leaf , Goethe plant 。別名トウロウソウ(灯籠草)、ハカラメ、マザーリーフ。
多年草、一回結実性(monocarpic)、緑色で紫色の縞模様があり、粉白色を帯びる。茎はわずかに分枝し(基部で下部分けする)、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~2㎝。葉は対生、均等に間隔が開き、最初は単葉、残りはほとんどが羽状複葉、小葉は3~5個、短い小葉柄がある。葉柄は類円柱形、長さ2~10㎝。葉身と小葉は緑色で紫色の縞模様があり、楕円状長円形、長さ5~20㎝×幅2~12㎝、縁は円鋸歯状鋸歯、先は鈍形、表面は±粉白色を帯びる。葉縁のノッチにむかごがつく。集散花序は開き、円錐花序状、直径10~80㎝。枝は長さ12㎝以下。花柄は長さ10~25㎜。 咢は淡黄色で赤色の斑点があり、膨れ、長さ25~50㎜、(紙質)、咢筒は長さ24~40㎜。咢片はデルタ形、長さ10以下、咢筒より短く、先は鋭形。花冠は筒部が緑白色、突き出た部分は栗色、長さ30~70㎜、基部でくびれ(まばらに腺のある微軟毛があり)、花冠裂片は長円状卵形~三角形、長さ10~20㎜、先は尖鋭形。2n = 40。花期は冬~春。
4 Bryophyllum × houghtonii (D.B.Ward) P.I.Forst.
synonym Kalanchoe × houghtonii D.B.Ward
ハイブリッド Kalanchoe daigremontiana x Kalanchoe delagoensis
Bryophyllum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=104753
2) Flora of North America
Bryophyllum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=104753
3) GRIN
Allamanda
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=392
多年草、一回結実性(monocarpic)、(ときに、基部で下部分けする)。淡緑色と紫褐色のまだら、粉白色を帯びる。茎は1本、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~1㎝。葉はほとんどが対生又は3輪生、等間隔、単葉。葉柄と葉身は不明瞭、赤色を帯びた緑色~灰緑色に赤褐色の斑点があり、狭長円形、類円筒形、上面に溝があり、長さ3~15㎝×幅3~6㎜、縁は先の3~9個の円錐形の歯を除いて全縁、先は鈍く、表面は粉白色を帯びない。むかご(bulbils)は歯の間に生じ、距はスプーン形。集散花序はほとんどが、密な散房花序状、直径5~20㎝。 枝は長さ3㎝以下。花柄は長さ5~30㎜。咢は淡緑色、膨れず、長さ8~16㎜、咢筒は長さ3~6㎜。咢片は三角形、長さ5~10㎜咢筒より長く、先は尖鋭形。花冠は橙色~緋色、長さ25~40㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形、長さ6~12㎜、先は円形又は微突頭。2n = 68。花期は冬~春。
セイロンベンケイ属(ブリオフィルム属)
family Crassulaceae - genus Bryophyllum多年草[低木]、(ときに基部が株立)普通、むかご形成(viviparous:葉縁や花序に小植物をもつ)、高さ0.5~8m、無毛[有毛]。茎はほとんどが、直立[攀縁性]、分枝又はしばしば下部~集散花序まで1本、しばしば花時まで裸出、多肉質。葉は宿存し、茎葉、ときに、類ロゼット状になり、ほとんどが対生、ときに3個輪生し、無柄又は葉柄があり、基部は類抱茎(先は幅が狭くなる。)。葉身は倒卵形~三角形~披針形~楕円状長円形、 薄板状(B. delagoenseは類円筒形)、長さ2~50㎝、肉質、基部に距は無く、全縁、分裂又は1~2回「奇数羽状、脈は明瞭ではない。花序は頂生の集散花序、しばしば円錐花序状になり(枝は1~5回、二又分枝し、分岐に花をつける)。花柄はある。花は垂れ下がり、4数性。咢片は基部で合着し、又は筒になり(咢はしばしば膨れ、果時に大きくなり)、全て似ている。花弁は直立、合着して筒になり、橙色、黄緑色でラベンダー色の斑紋、淡黄色で赤色の斑点、橙赤色、緋色、ピンク色、ラベbbダー色、黄緑色で紫赤色の斑点、又は緑白色で上部が栗色(花冠のど部は長さが類球形の筒部の2~4倍、しばしば、基部で雌しべに対してくびれ、裂片はのど部より短い)。咢と花冠は果時に周りに無い。蜜腺は半円形~線形。雄しべは[ほとんどが]8本。花糸は花冠筒部につく。雌しべは直立(しばしば、基部が合着)。子房は基部がやや狭くなり、花柱に向かって先細になる。花柱は子房の長さの2~4倍。果実[ほとんどが]は直律。種子は楕円形、うねがあり、細かい交差するうねがある。 x = 17。
世界に約30種があり、インド洋諸島のマダガスカルに分布し、1種が熱帯に広く分布する。
セイロンベンケイ属の主な種
1 Bryophyllum daigremontianum (Raym.-Hamet et H.Perrier) A.Berger コダカラベンケイ 子宝弁慶synonym Kalanchoe daigremontiana Raym.-Hamet & H. Perrier
マダガスカル原産。英名はMaternity plant , devil's backbone , Mexican hat plant。
多年草、一回結実性(monocarpic)、紫色のまだら、粉白色を帯びる。茎はほとんどが、1本、円柱形、長さ50~250㎝×幅0.5~2㎝。葉は対生、均等に間隔が開き、最も大きい葉は類盾状。葉柄は類円柱形、長さ1~5㎝。葉身は下面に紫色のブロッチがあり、三角形~披針形、長さ5~25㎝×幅3~12㎝、鋸歯縁、先は鋭形、表面は粉白色を帯びる。葉縁のノッチにむかごがつき、距はスプーン形。集散花序は緩く、円錐花序状、直径15~30㎝。枝は長さ15㎝以下。花柄は長さ5~15㎜。 咢は緑色又は帯紫色、膨れず、長さ6~10㎜、咢筒は長さ3~4㎜。咢片は三角形、長さ3~7㎜、咢筒と同長又は長く、先は鋭形。花冠はピンク色又はレベンダー色、長さ20~30㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形長さ6~12㎜、先は円形、微突頭。2n = 38。花期は冬。
2 Bryophyllum delagoense (Ecklon et Zeyher) Schinz キンチョウ 錦蝶
synonym Bryophyllum tubiflorum Harvey
synonym Kalanchoe tubiflora (Harv.) Raym.-Hamet [GRIN] 、The Plant Listでは unresolved
synonym Kalanchoe tuberosa H. Perrir
synonym Kalanchoe delagoense (Eckl. & Zeyh.) Schinz
マダガスカル原産。中国名は棒叶落地生根 bang ye luo de sheng gen 。英名はchandelier-plant , mother of millions , devil's backbone 。
多年草、一回結実性(monocarpic)、(ときに、基部で下部分けする)。淡緑色と紫褐色のまだら、粉白色を帯びる。茎は1本、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~1㎝。葉はほとんどが対生又は3輪生、等間隔、単葉。葉柄と葉身は不明瞭、赤色を帯びた緑色~灰緑色に赤褐色の斑点があり、狭長円形、類円筒形、上面に溝があり、長さ3~15㎝×幅3~6㎜、縁は先の3~9個の円錐形の歯を除いて全縁、先は鈍く、表面は粉白色を帯びない。むかご(bulbils)は歯の間に生じ、距はスプーン形。集散花序はほとんどが、密な散房花序状、直径5~20㎝。 枝は長さ3㎝以下。花柄は長さ5~30㎜。咢は淡緑色、膨れず、長さ8~16㎜、咢筒は長さ3~6㎜。咢片は三角形、長さ5~10㎜咢筒より長く、先は尖鋭形。花冠は橙色~緋色、長さ25~40㎜、基部でくびれず、花冠裂片は倒卵形、長さ6~12㎜、先は円形又は微突頭。2n = 68。花期は冬~春。
3 Bryophyllum pinnatum (L.f.) Oken セイロンベンケイ
synonym Kalanchoe pinnata (Lamarck) Persoon
マダガスカル原産。中国名は落地生根 lao di sheng gen 。英名はair plant , cathedral bells, life plant , miracle leaf , Goethe plant 。別名トウロウソウ(灯籠草)、ハカラメ、マザーリーフ。
多年草、一回結実性(monocarpic)、緑色で紫色の縞模様があり、粉白色を帯びる。茎はわずかに分枝し(基部で下部分けする)、円柱形、長さ50~200㎝×幅0.5~2㎝。葉は対生、均等に間隔が開き、最初は単葉、残りはほとんどが羽状複葉、小葉は3~5個、短い小葉柄がある。葉柄は類円柱形、長さ2~10㎝。葉身と小葉は緑色で紫色の縞模様があり、楕円状長円形、長さ5~20㎝×幅2~12㎝、縁は円鋸歯状鋸歯、先は鈍形、表面は±粉白色を帯びる。葉縁のノッチにむかごがつく。集散花序は開き、円錐花序状、直径10~80㎝。枝は長さ12㎝以下。花柄は長さ10~25㎜。 咢は淡黄色で赤色の斑点があり、膨れ、長さ25~50㎜、(紙質)、咢筒は長さ24~40㎜。咢片はデルタ形、長さ10以下、咢筒より短く、先は鋭形。花冠は筒部が緑白色、突き出た部分は栗色、長さ30~70㎜、基部でくびれ(まばらに腺のある微軟毛があり)、花冠裂片は長円状卵形~三角形、長さ10~20㎜、先は尖鋭形。2n = 40。花期は冬~春。
4 Bryophyllum × houghtonii (D.B.Ward) P.I.Forst.
synonym Kalanchoe × houghtonii D.B.Ward
ハイブリッド Kalanchoe daigremontiana x Kalanchoe delagoensis
参考
1) Flora of ChinaBryophyllum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=104753
2) Flora of North America
Bryophyllum
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=104753
3) GRIN
Allamanda
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=392