キノクニスゲ 紀の国菅
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
別 名 | キシュウスゲ |
学 名 | Carex matsumurae Franch. |
花 期 | 2~3月 |
高 さ | 30~50㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 暖地の海岸 |
分 布 | 在来種 本州(富山県、三河湾以西)、四国、九州、朝鮮 |
撮 影 | 竹島 04.2.21 西尾市(東幡豆町)12.5.17 |
和名の由来は紀伊で知られるようになったことから。三河を太平洋岸の北限とし、天然記念物の竹島に群生がある。田原市や西尾市など三河湾の海岸で稀に見られる。国の準絶滅危惧種、愛知県でも準絶滅危惧種に指定されている。
暖地性で、密に叢生し、大株をつくる。葉は光沢があり、厚く、平滑で、あまりざらつかない。葉は長く、幅0.8~1.2㎝。最上部の雄性穂は長さ3~6㎝、雌性の側小穂は3~4個つき、長さ2~4㎝で、小さな雄小穂を先端につけるときもあり、基部に長さ約1㎝の小さな雌小穂の枝をつけることもある。苞の葉身は短く、長い鞘がある。雌鱗片は淡緑色、先が尖り、果胞よりやや短く、小穂の基部付近では果胞とほぼ同長のものもある。果胞は長さ3.5~4.5㎜の長卵形、明瞭な脈が多数あり、無毛、先が嘴状に尖り、口部は2歯。果胞が厚く、中の果実は小さい。果実は長さ2~2.5㎜のやや厚いレンズ形、頂部の付属体は短い柄のある環状。柱頭は普通、2岐。
暖地性で、密に叢生し、大株をつくる。葉は光沢があり、厚く、平滑で、あまりざらつかない。葉は長く、幅0.8~1.2㎝。最上部の雄性穂は長さ3~6㎝、雌性の側小穂は3~4個つき、長さ2~4㎝で、小さな雄小穂を先端につけるときもあり、基部に長さ約1㎝の小さな雌小穂の枝をつけることもある。苞の葉身は短く、長い鞘がある。雌鱗片は淡緑色、先が尖り、果胞よりやや短く、小穂の基部付近では果胞とほぼ同長のものもある。果胞は長さ3.5~4.5㎜の長卵形、明瞭な脈が多数あり、無毛、先が嘴状に尖り、口部は2歯。果胞が厚く、中の果実は小さい。果実は長さ2~2.5㎜のやや厚いレンズ形、頂部の付属体は短い柄のある環状。柱頭は普通、2岐。