キンコウカ  金黄花・金光花
[学名] Narthecium asiaticum Maxim.
キンコウカ科 Nartheciaceae  キンコウカ属
三河の植物観察
キンコウカの花序
キンコウカの花
キンコウカ
 キンコウカ科はユリ科から分割された。
 和名の由来は花が金色に輝いて美しいことから。湿ったところに群生する。葉は根生し、長さ10~20㎝、中脈で折りたたまれる。花は茎頂の総状花序に多数つき、直径約15㎜、形が金色の王冠を思わせる。花被片は6個、長さ約6㎜。花糸には黄色の毛が密生する。葯は橙色。
[花期] 7~8月
[高さ] 20~40㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の湿原、湿った場所
[分布] 在来種(日本固有種) 北海道、本州(中部地方以北)
[撮影] 八方尾根  07.8.28

 キンコウカ属

  family Nartheciaceae - genus Narthecium

 多年草、根茎は細く、匍匐し、根はひげ根。茎は単純、無毛。葉はほとんど根生し、根茎から出て、跨状、重なる。葉身は狭い線形、先は鋭形。茎葉は3~6個、小さい。花序は頂生、総状花序、単純。花は緑黄色~黄色、無毛。花被片は宿存し、6個、広がり、古くなると直立し、分離、弱い3脈があり、腺が無く、線状披針形、縁は薄膜質。雄しべは6本、花糸は白色、ごく密に軟毛がある。葯は背着、多方向、2室、内向き。子房は上位、3室、裂片は長く尖った花柱の嘴に、融着する。septal glandsは無い。柱頭は小さく3裂。花柄は下部に小苞があり、普通、中間近くに小さな小苞をもつ。果実は蒴果、弱く3裂し、長円状披針形、薄壁、胞背裂開。種子は淡黄色、糸状楕円系、両端に狭い剛毛の尾がある。x=13。
 世界に4~8種があり、主に北半球の温帯に分布する。キンコウカ属の広く分離した種は形態学的にも生態学的にも非常によく似ている。(Flora of North America)


 キンコウカ属の主な種と園芸品種

 1  Narthecium americanum Ker Gawl.
 USA原産。英名はbog-asphodel , yellow-asphodel

 2  Narthecium asiaticum Maxim.  キンコウカ  金黄花
   synonym 
 日本固有種(北海道、本州の中部地方以北)。 英名は bog asphodel
 和名の由来は花が金色に輝いて美しいことから。
 多年草。高さ20~40㎝。湿ったところに群生する。葉は根生し、長さ10~20㎝、中脈で折りたたまれる。花は茎頂の総状花序に多数つき、直径約15㎜、形が金色の王冠を思わせる。花被片は6個、長さ約6㎜。花糸には黄色の毛が密生する。葯は橙色。花期は7~8月。

 3  Narthecium californicum Baker
 USA原産。原産。英名はCalifornia bog asphodel


 参考

1)Flora of North America
 Narthecium
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=121671
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Narthecium
 http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:326441-2
3)GRIN
 Narthecium
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus?id=7987

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