キバナムラサキ 黄花紫
Flora of Mikawa
ムラサキ科 Boraginaceae ノネア属
別 名 | ノネア・ルテア |
英 名 | yellow monkswort , yellow alkanet |
学 名 | Nonea lutea (Desr.) DC. |
花 期 | 3~6月 |
高 さ | 10~60㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 ヨーロッパ・コーカサス(アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア)、アジア西部(トルコ、イラン)原産。 |
撮 影 | 浜名湖ガーデンパーク 19.4.1 |
キバナムラサキ(ノネア・ルテア)はムラサキ科ノネア属の栽培種。
1年草、直立~斜上し、高さ10~60㎝。枝や葉には硬く粗い単細胞の開出毛と短く、細かい多細胞の開出毛が混じる。 葉は無柄、先は鋭形~鈍形、縁は全縁又は歯がある。ロゼットの葉は倒披針形、長さ2~7㎝×幅5~20(25)mm。茎葉は披針形~卵形、茎を抱く。苞は咢片の長さと同じか又は長い。咢は 約1/2まで分裂し、咢筒と咢片はほぼ同長。咢片は卵形、長さ6~10mm、果時に長くなり、長さ10~15(~20)mm。花冠は長さ7~12(11~18)㎜、淡黄色。花冠裂片は卵状円形、長さ4~6㎜、筒部より短い(拡大部は筒部の長さの1/2~1/3、直径約10mm)。雄しべは花冠筒部ののどのすぐ下につく。葯は長さ1.5~2mm。分果は4個、卵状楕円形(長円状楕円形)、長さ3.5~6㎜×幅約2mm、しわがあり、縦にうねがあり、微軟毛があり、褐色、白色の斑点があり、基部の輪(areole)は平滑。花期は春~夏。
1年草又は多年草、ほとんどが曲がり、長い開出する基部の広い毛をもつ。ロゼットの葉は葉柄があり、全縁又は歯状縁。茎葉は互生し、間隔を開け、無柄。花序は頂生、1~少数の単純な単出さそり形集散花序からなる。苞は有る。花はほぼ無柄又は有柄。咢片は5個、部分的に合着し、成長すると長くなる。花冠は放射相称、5裂があり、漏斗形、鱗片(scales)に毛がある以外は無毛 (in Victoria)、のど部に5束の毛又は毛の輪があり、のどは開き、花冠裂片は開出する。雄しべは花冠筒部から突き出ない。葯は長円形、ほぼ無柄。子房は4裂、4質。花柱は糸状、雄しべとほぼ同長。柱頭は全縁又は2裂、頭状。果実は4分果、花托を離れると、4個の凹面の凹みをもつ。分果は卵形~腎形、嘴があり、微細な突起があり、基部はカラーのような輪(areole)でつく。
世界に約45種があり、ヨーロッパ、西~中央アジア、北アフリカに分布する。
synonym Nonea lutea (Desr.) Rchb. ex A.DC
ヨーロッパ・コーカサス(アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア)、アジア西部(トルコ、イラン)原産。英名はyellow monkswort , yellow alkanet。オーストラリアに帰化している。
1年草、直立~斜上し、高さ10~60㎝。枝や葉には硬く粗い単細胞の開出毛と短く、細かい多細胞の開出毛が混じる。 葉は無柄、先は鋭形~鈍形、縁は全縁又は歯がある。ロゼットの葉は倒披針形、長さ2~7㎝×幅5~20(25)mm。茎葉は披針形~卵形、茎を抱く。苞は咢片の長さと同じか又は長い。咢は 約1/2まで分裂し、咢筒と咢片はほぼ同長。咢片は卵形、長さ6~10mm、果時に長くなり、長さ10~15(~20)mm。花冠は長さ7~12(11~18)㎜、淡黄色。花冠裂片は卵状円形、長さ4~6㎜、筒部より短い(拡大部は筒部の長さの1/2~1/3、直径約10mm)。雄しべは花冠筒部ののどのすぐ下につく。葯は長さ1.5~2mm。分果は4個、卵状楕円形(長円状楕円形)、長さ3.5~6㎜×幅約2mm、しわがあり、縦にうねがあり、微軟毛があり、褐色、白色の斑点があり、基部の輪(areole)は平滑。花期は春~夏。
Nonea
Nonea Medik.
29 Nonea p206
1年草、直立~斜上し、高さ10~60㎝。枝や葉には硬く粗い単細胞の開出毛と短く、細かい多細胞の開出毛が混じる。 葉は無柄、先は鋭形~鈍形、縁は全縁又は歯がある。ロゼットの葉は倒披針形、長さ2~7㎝×幅5~20(25)mm。茎葉は披針形~卵形、茎を抱く。苞は咢片の長さと同じか又は長い。咢は 約1/2まで分裂し、咢筒と咢片はほぼ同長。咢片は卵形、長さ6~10mm、果時に長くなり、長さ10~15(~20)mm。花冠は長さ7~12(11~18)㎜、淡黄色。花冠裂片は卵状円形、長さ4~6㎜、筒部より短い(拡大部は筒部の長さの1/2~1/3、直径約10mm)。雄しべは花冠筒部ののどのすぐ下につく。葯は長さ1.5~2mm。分果は4個、卵状楕円形(長円状楕円形)、長さ3.5~6㎜×幅約2mm、しわがあり、縦にうねがあり、微軟毛があり、褐色、白色の斑点があり、基部の輪(areole)は平滑。花期は春~夏。
ノネア属
family Boraginaceae - genus Nonea1年草又は多年草、ほとんどが曲がり、長い開出する基部の広い毛をもつ。ロゼットの葉は葉柄があり、全縁又は歯状縁。茎葉は互生し、間隔を開け、無柄。花序は頂生、1~少数の単純な単出さそり形集散花序からなる。苞は有る。花はほぼ無柄又は有柄。咢片は5個、部分的に合着し、成長すると長くなる。花冠は放射相称、5裂があり、漏斗形、鱗片(scales)に毛がある以外は無毛 (in Victoria)、のど部に5束の毛又は毛の輪があり、のどは開き、花冠裂片は開出する。雄しべは花冠筒部から突き出ない。葯は長円形、ほぼ無柄。子房は4裂、4質。花柱は糸状、雄しべとほぼ同長。柱頭は全縁又は2裂、頭状。果実は4分果、花托を離れると、4個の凹面の凹みをもつ。分果は卵形~腎形、嘴があり、微細な突起があり、基部はカラーのような輪(areole)でつく。
世界に約45種があり、ヨーロッパ、西~中央アジア、北アフリカに分布する。
ノネア属の主な種と園芸品種
1 Nonea lutea (Desr.) DC. キバナムラサキ 黄花紫synonym Nonea lutea (Desr.) Rchb. ex A.DC
ヨーロッパ・コーカサス(アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージア)、アジア西部(トルコ、イラン)原産。英名はyellow monkswort , yellow alkanet。オーストラリアに帰化している。
1年草、直立~斜上し、高さ10~60㎝。枝や葉には硬く粗い単細胞の開出毛と短く、細かい多細胞の開出毛が混じる。 葉は無柄、先は鋭形~鈍形、縁は全縁又は歯がある。ロゼットの葉は倒披針形、長さ2~7㎝×幅5~20(25)mm。茎葉は披針形~卵形、茎を抱く。苞は咢片の長さと同じか又は長い。咢は 約1/2まで分裂し、咢筒と咢片はほぼ同長。咢片は卵形、長さ6~10mm、果時に長くなり、長さ10~15(~20)mm。花冠は長さ7~12(11~18)㎜、淡黄色。花冠裂片は卵状円形、長さ4~6㎜、筒部より短い(拡大部は筒部の長さの1/2~1/3、直径約10mm)。雄しべは花冠筒部ののどのすぐ下につく。葯は長さ1.5~2mm。分果は4個、卵状楕円形(長円状楕円形)、長さ3.5~6㎜×幅約2mm、しわがあり、縦にうねがあり、微軟毛があり、褐色、白色の斑点があり、基部の輪(areole)は平滑。花期は春~夏。
参考
1) Flora of VictoriaNonea
https://vicflora.rbg.vic.gov.au/flora/taxon/c0b338e6-00a0-4c7f-b72e-a66b7b7f59ca
2) Plants of the World Online | KewscienceNonea Medik.
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:4704-1
3) Flora of Turkey, Volume 629 Nonea p206
https://books.google.co.jp/books?id=96QxEAAAQBAJ&pg=PA407&lpg=PA407&dq=Nonea+lutea+flora&source=bl&ots=TzNuZSe4u_&sig=ACfU3U0FdeKV79Bn0I2c2KTJyU7zqeTDHg&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiy17SoqsbxAhUMxYsBHeRHBJ8Q6AEwE3oECBMQAw#v=onepage&q=Nonea%20lutea%20flora&f=false