キバナイカリソウ 黄花碇草
Flora of Mikawa
メギ科 Berberidaceae イカリソウ属
別 名 | チョウセンイカリソウ |
学 名 | 朝鲜淫羊藿 chao xian yin yang huo |
学 名 | Epimedium koreanum Nakai synonym Epimedium cremeum Nakai et F.Maek synonym Epimedium sulphurellum Nakai synonym Epimedium sempervirens Nakai ex F.Maek. var. multifoliolatum (Koidz.) T.Shimizu synonym Epimedium multifoliolatum (Koidz.) Koidz. synonym Epimedium grandiflorum C.Morren var. koreanum (Nakai) K.Suzuki synonym Epimedium grandiflorum C.Morren subsp. koreanum (Nakai) Kitam. |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 15~40㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地 |
分 布 | 在来種 北海道(渡島半島)、本州(日本海側)、朝鮮、中国(安徽省、吉林省、遼寧省、浙江省) |
撮 影 | 旭町 04.4.18 |
キバナイカリソウはイカリソウ属の多年草。日本、朝鮮、中国に分布し、日本の日本海側の分布とされているが、奥三河にも分布する。日本では花が淡黄色、距の長さ20~24㎜。葉は2回3出複葉。葉裏の毛はあれば開出する。
多年草。高さ15~40㎝。根茎は匍匐性、直径3~5㎜。葉は根生葉と茎葉で2回3出複葉(biternate)で、通常は9小葉。小葉は下面が淡白色、上面が暗緑色、歪んだ卵形、長さ3~13(~15)㎝×幅2~8㎝、紙質、下面は無毛またはまばらに微軟毛があり、上面は無毛、基部は深い心形で通常丸い裂片があり、側小葉の基部は著しく斜めで外側の裂片は大きく、三角形で鋭形、内側の裂片は小さくて丸く、縁は細かい鋸歯があり、先は鋭形または尖鋭形。花茎は2回3出複葉が1枚ある。花序は単純な総状花序、4~16個の花がつき、長さ10~15㎝、無毛または直軟毛がある。小花柄は長さ1~2㎝。花は白色、淡黄色、濃いバラ色、または紫色で、直径2~4.5㎝。外側の萼片は帯赤色、長楕円形、長さ4~5㎜。 内側の萼片は狭卵形~披針形、平ら、長さ8~18㎜×幅3~6㎜、先が鋭形。花弁は通常、内側の萼片よりもはるかに長く、円形、距は細く、長く、先細で錐形、長さ1~2(2.4)㎝。 雄しべ長さ約6㎜。葯は長さ約4.5㎜。花糸は長さ約1.5㎜。雌しべは長さ約8㎜。子房は長さ約4.5㎜。花柱は長さ約3.5㎜。蒴果は狭い紡錘形、長さ約6㎜、宿存する花柱は長さ約2mm。種子は6~8個。種子には種沈がつく。花期は4~5月。果期は5月。2n=12。
品種) 'Harold Epstein' , 黄寿 , 荒川岳姫黄花
クモイイカリソウ(var. coelestre (Nakai) Yonek.)雲居碇草は日本の高山帯の蛇紋岩の岩礫地に分布。高さ10~30㎝。花は淡黄色。葉は鋸歯が目立たない。Kewscienceでは基本種に含めている。
三河地方のイカリソウ類は、白色のシロイカリソウ(キバナイカリソウともいわれている。)とヒメイカリソウが沿海部に、奥三河に黄色のキバナイカリソウが分布し、紅紫色のイカリソウ(E. grandiflorum)は県境付近に分布が限られるようである。
ヒメイカリソウはイカリソウとバイカイカリソウの雑種起源と推定され、本州(西部)、四国、九州に分布する。花が白色、距の長さ10~15㎜、距のない場合もある。花柄に開出毛があり、葉裏に細毛がある。
イカリソウは花が白色~紅紫色、距の長さ15~20㎜。葉裏に開出毛がある。イカリソウの白花品種をシロイカリソウという。
ヤチマタイカリソウ(E. grandiflorum var. grandiflorum)は東海地方以西の石灰岩地に分布し、花の色は白色、葉は1~3回羽状複葉、両面とも無毛。愛知県では未確認。
トキワイカリソウ(E. sempervirens)は日本海岸に分布し、葉が常緑、光沢があり、葉先が尾状に尖り、基部は深い心形。花は白色~紅紫色、直径3~4㎝。
多年草。高さ15~40㎝。根茎は匍匐性、直径3~5㎜。葉は根生葉と茎葉で2回3出複葉(biternate)で、通常は9小葉。小葉は下面が淡白色、上面が暗緑色、歪んだ卵形、長さ3~13(~15)㎝×幅2~8㎝、紙質、下面は無毛またはまばらに微軟毛があり、上面は無毛、基部は深い心形で通常丸い裂片があり、側小葉の基部は著しく斜めで外側の裂片は大きく、三角形で鋭形、内側の裂片は小さくて丸く、縁は細かい鋸歯があり、先は鋭形または尖鋭形。花茎は2回3出複葉が1枚ある。花序は単純な総状花序、4~16個の花がつき、長さ10~15㎝、無毛または直軟毛がある。小花柄は長さ1~2㎝。花は白色、淡黄色、濃いバラ色、または紫色で、直径2~4.5㎝。外側の萼片は帯赤色、長楕円形、長さ4~5㎜。 内側の萼片は狭卵形~披針形、平ら、長さ8~18㎜×幅3~6㎜、先が鋭形。花弁は通常、内側の萼片よりもはるかに長く、円形、距は細く、長く、先細で錐形、長さ1~2(2.4)㎝。 雄しべ長さ約6㎜。葯は長さ約4.5㎜。花糸は長さ約1.5㎜。雌しべは長さ約8㎜。子房は長さ約4.5㎜。花柱は長さ約3.5㎜。蒴果は狭い紡錘形、長さ約6㎜、宿存する花柱は長さ約2mm。種子は6~8個。種子には種沈がつく。花期は4~5月。果期は5月。2n=12。
品種) 'Harold Epstein' , 黄寿 , 荒川岳姫黄花
クモイイカリソウ(var. coelestre (Nakai) Yonek.)雲居碇草は日本の高山帯の蛇紋岩の岩礫地に分布。高さ10~30㎝。花は淡黄色。葉は鋸歯が目立たない。Kewscienceでは基本種に含めている。
三河地方のイカリソウ類は、白色のシロイカリソウ(キバナイカリソウともいわれている。)とヒメイカリソウが沿海部に、奥三河に黄色のキバナイカリソウが分布し、紅紫色のイカリソウ(E. grandiflorum)は県境付近に分布が限られるようである。
ヒメイカリソウはイカリソウとバイカイカリソウの雑種起源と推定され、本州(西部)、四国、九州に分布する。花が白色、距の長さ10~15㎜、距のない場合もある。花柄に開出毛があり、葉裏に細毛がある。
イカリソウは花が白色~紅紫色、距の長さ15~20㎜。葉裏に開出毛がある。イカリソウの白花品種をシロイカリソウという。
ヤチマタイカリソウ(E. grandiflorum var. grandiflorum)は東海地方以西の石灰岩地に分布し、花の色は白色、葉は1~3回羽状複葉、両面とも無毛。愛知県では未確認。
トキワイカリソウ(E. sempervirens)は日本海岸に分布し、葉が常緑、光沢があり、葉先が尾状に尖り、基部は深い心形。花は白色~紅紫色、直径3~4㎝。