カゼクサ 風草

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae スズメガヤ属

別 名 ミチシバ
中国名 知风草 zhi feng cao
学 名 Eragrostis ferruginea (Thunb.) Beauv.
カゼクサ花序枝
カゼクサ小穂
カゼクサ葉鞘
カゼクサ根
カゼクサ
カゼクサの小穂と曲った柄
カゼクサの小穂の裏
カゼクサの果実
カゼクサの葉
花 期 8~10月
高 さ 50~80㎝
生活型 多年草
生育場所 日当たりのよい乾いた道端、荒地
分 布 在来種  本州、四国、九州、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、ラオス、ベトナム
撮 影 蒲郡市金平町  09.9.9
秋になるとススキやチカラシバと同時期に花穂が目立つ。道端に生えるネズミノオ、メヒシバなども同時期である。
 根が深く、踏まれても非常に強いため、ミチシバとも呼ばれる。根茎は無い。茎はやや扁平で、直立する。葉はやや硬く、幅2~6㎜、長さ20~40㎝の線形。葉先は内側に丸まり、中間で折れ曲がりやすい。茎は葉より高くなり、長さ20~40㎝の円錐花序に多数、長柄のある小穂をつける。花柄は小穂の長さほどあり、曲がりくねる。小穂は長さ4~6㎜の扁平な長楕円形~披針形、紫色を帯び、5~10個の小花がある。苞頴は披針形、鋭頭で1脈がある。護頴は狭卵形で、3脈。果実は長さ0.9~1.1㎜、厚さ0.3~0.4㎜、左右が狭い扁平なやや角ばった長楕円形、褐色~暗褐色、胚の部分が切り欠きのようになる。2n=80