カモジグサ 髢草

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flora of mikawa

イネ科 Poaceae エゾムギ属

中国名 柯孟披碱草 ke meng pi jian cao
学 名 Elymus tsukushiensis Honda var. transiens (Hack.) Osada
Agropyron tsukushiense (Honda) Ohwi. var. transiens (Hackel.) Ohwi
Elymus kamoji (Ohwi) S.L.Chen
カモジグサの小穂
カモジグサの茎
カモジグサの護頴と内頴
カモジグサ
アオカモジグサとの比較
アオカモジグサ果実
花 期 5~7月
高 さ 40~100㎝
生活型 多年草
生育場所 道端、草地
分 布 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア
撮 影 蒲郡市西浦町 02.4.29
カモジグサ属としていたが、エゾムギ属に入れられるようになった。葉は白緑色で、長さ15~25㎝、幅0.5~1㎝の線形。花序は弓なりに曲がり、長さ15~25㎝の穂状。小穂は白緑色でやや紫色を帯び、長さ14~17mm、小花5~8個をもつ。第1苞穎は長さ約5㎜、第2苞穎は長さ約8㎜。護頴(外花頴)は無毛、先が芒(のぎ)になり、芒の長さ2~3㎝、普通、赤褐色。護穎と内穎(内花頴)の長さはほぼ同長のため護頴を内頴側から見ると芒しか見えない。果実は長さ約5㎜、淡黄色。
 アオカモジグサは護頴に毛があり、護頴より内頴の長さが短い。まれに護頴に毛のないものもあるが、護頴の毛も見分けるポイントとなる。