カミヤツデ 紙八手

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Flora of Mikawa

ウコギ科 Araliaceae カミヤツデ属

別 名 ツウソウ(通草)、ツウダツボク(通脱木)
中国名 通脱木 tong tuo mu
英 名 rice paper plant , Chinese rice-paper-plant
学 名 Tetrapanax papyrifer (Hook.) K.Koch
カミヤツデの葉芽
カミヤツデの幹
カミヤツデの葉裏
カミヤツデ
カミヤツデ2
花 期 11~12月
高 さ 2~6m
生活型 常緑低木
生育場所 道端、草地
分 布 帰化種  中国、台湾原産
撮 影 三ヶ根山 12.9.19
幹の髄から造花などの材料である通草紙(つうそうし)が作られ、これが和名の紙の由来となっている。暖地で野生化しているものが見られる。日本では冬に落葉することも多い。
 地下茎を伸ばし、茎(幹)を直立する。葉は薄く、掌状に7~12深裂し、裂片の先がさらに2浅裂する。大きい葉は幅50~75㎝になる。葉裏には綿毛が密生し、白く見える。葉柄や葉芽には黄褐色の毛が密生する。茎頂の大きな花序に花を多数つける。花は黄緑白色の4(5)弁花。花弁は長さ約2㎜。雄しべ4(5)個。果実は直径約4㎜、暗紫色。

カミヤツデ属

  family  Araliaceae - genus Tetrapanax

 世界に1種、Tetrapanax papyriferが中国に分布する。

カミヤツデ属の主な種と園芸品種

1 Tetrapanax papyrifer (Hook.) K.Koch  カミヤツデ 紙八手
 中国、台湾原産。中国名は通脱木 tong tuo mu。英名はrice paper plant , Chinese rice-paper-plant 。別名はツウソウ(通草)、ツウダツボク(通脱木)。道端、草地に生える。
 常緑低木。高さ2~6m。雌雄両全性(hermaphroditic)。地下茎を伸ばし、茎(幹)を直立し、刺は無く、星状軟毛がある。葉は単葉、薄く、掌状に7~12深裂し、裂片の先がさらに2浅裂する。大きい葉は幅50~75㎝になる。葉裏には綿毛が密生し、白く見える。葉柄や葉芽には黄褐色の毛が密生する。茎頂の大きな散形花序の円錐花序、若い時に密に粉末状の星状毛があり、無毛になり、花を多数つける。花は黄緑白色の4(5)弁花。花柄は子房の下に関節がない。咢はほぼ廃れる。花弁は敷石状、長さ約2㎜、外側に綿毛がある。雄しべ4(5)個。子房は2心皮。花柱は2本、分離、花時に直立、後に反曲。果実は核果、直径約4㎜、球形、わずかに横側が扁平、暗紫色。種子は横側が扁平、胚乳は平滑。2n=48。花期は11~12月。果期は1~2月。
品種) 'Di-sue-shan' , 'Empress' , 'Meifeng' , 'Rex' , 'Steroidal Giant' , 'Variegata' (v)

参考

1) Flora of China
  Tetrapanax
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=132603
2) Plants of the World Online | Kew Science
  Tetrapanax
 http://plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:3112-1
3)GRIN
 Tetrapanax
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=11989