イワヨモギ 岩蓬

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae ヨモギ属

中国名 白莲蒿 bai lian hao
英 名 Russian wormwood, Gmelin's wormwood
学 名 Artemisia gmelini Weber ex Stechm. var. gmelini

 syninym Artemisia sacrorum Ledeb.

 syninym Artemisia iwayomogi Kitam.

イワヨモギの花序
イワヨモギの花
イワヨモギの枝先
イワヨモギの葉裂片
イワヨモギ
イワヨモギの葉
花 期 8~10月
高 さ 50~100(~150)㎝
生活型 亜低木
生育場所 堤防、林道
分 布 帰化種  北海道、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、アフガニスタン、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、インド、ネパール、パキスタン朝鮮、中国、ロシア、モンゴル、インド、ネパール、パキスタン、中央アジア
撮 影 三ヶ根山  05.8.20
北海道の在来種であるが、日本全土に帰化している。三ヶ根山の林道に群生していた。大きくなると、半低木化する。
 亜低木、叢生し、高さ50~100(~150) ㎝、木質の根茎があり、密に軟毛があり又は無毛になる。茎は上部で分枝する。葉には腺点がある。中間の茎葉は葉柄が長さ1~5㎝、三角形又は楕円状卵形、長さ2~10㎝×幅2~8㎝、2~3回羽状全裂、羽片は3~5対、小裂片,は鋸歯状又は櫛状、葉軸は鋸歯がある。最上部の葉と葉状の苞は1~2回羽状全裂又は全縁、裂片は線形又は線状披針形、両面に灰色の軟毛があり、後に無毛になる。合成花序は広円錐花序。頭花は下を向く。総苞は球形、直径2~3.5(~5)㎜。総苞片は微軟毛があり、ときに無毛になる。周辺の雌小花は10~12個つく。花冠は狭い筒形、長さ約1.3㎜、密に腺点がある。中心小花は20~40個、両性、花冠は長さ約1.8㎜。痩果は楕円状卵形又は楕円状円錐形。花期と果期は8~10月。2n=18, 36。(Flora of China),54(北海道)。
 ウラジロヒメイワヨモギ var. incana は葉裏に白毛が密生する帰化種。中国名は灰莲蒿 hui lian hao。
 ヒメイワヨモギ var. messerschmidiana.は葉の両面に灰色~黄色の毛がある帰化種。中国名は密毛白莲蒿 mi mao bai lian hao 。