イワシモツケ 岩下野
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae シモツケ属
別 名 | ナガバイワシモツケ、マルバイワシモツケ |
学 名 | Spiraea nipponica Maxim. Spiraea nipponica Maxim. var. nipponica |
花 期 | 5~6月(高山では6~8月)) |
高 さ | 1~2m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 亜高山~高山の蛇紋岩の岩場 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(中部地方以北) |
撮 影 | 八方尾根 07.7.28 豊橋市 15.5.15 |
マルバイワシモツケ form. rotundifolia やナガバイワシモツケform. oblanceolata はイワシモツケに含めるのが現在の見解。愛知県では自生が限られ、絶滅危惧ⅠA類に指定されている。園芸種として栽培され、園芸品種もある。
若枝は赤褐色、古くなると灰黒色になる。葉は互生し、長さ1~2.5㎝の狭長楕円形~倒卵形~広惰円形、葉の先は円形~鈍形、先部分に2~5個程度の鈍鋸歯があるだけでほぼ全縁、基部は広い楔形。葉裏は淡緑色~粉白色。秋に赤く紅葉する。1年目の枝先に直径3~4㎝の丸い散房~複散房花序に花を10~20個、固まってつける。花は直径6~7㎜の白色の5弁花。雄しべ約20個、花弁とほぼ同長。雄しべの基部の黄色い腺体が目立つ。果実は袋果。種子は長さ2~2.5㎜。
トサシモツケ var. tosaensis 葉が長さ1.5~5㎝、幅3~7㎜の倒披針形。ホソバイブキシモツケともいわれる。
キイシモツケ var. ogawae はコデマリのように花序が丸い。イワシモツケに含める見解もある。
マルバシモツケSpiraea betulifolia は基部を除いて切刻状の鋸歯がある。雄しべが長く、花から長く突き出る。
若枝は赤褐色、古くなると灰黒色になる。葉は互生し、長さ1~2.5㎝の狭長楕円形~倒卵形~広惰円形、葉の先は円形~鈍形、先部分に2~5個程度の鈍鋸歯があるだけでほぼ全縁、基部は広い楔形。葉裏は淡緑色~粉白色。秋に赤く紅葉する。1年目の枝先に直径3~4㎝の丸い散房~複散房花序に花を10~20個、固まってつける。花は直径6~7㎜の白色の5弁花。雄しべ約20個、花弁とほぼ同長。雄しべの基部の黄色い腺体が目立つ。果実は袋果。種子は長さ2~2.5㎜。
トサシモツケ var. tosaensis 葉が長さ1.5~5㎝、幅3~7㎜の倒披針形。ホソバイブキシモツケともいわれる。
キイシモツケ var. ogawae はコデマリのように花序が丸い。イワシモツケに含める見解もある。
マルバシモツケSpiraea betulifolia は基部を除いて切刻状の鋸歯がある。雄しべが長く、花から長く突き出る。