イチゴノキ  苺の木
別名] ヒメイチゴノキ 姫苺の木
[中国名] 草莓樹 cao mei shu
[英名] trawberry tree , strawberry-tree , Killarney Strawberry Tree , arbutus , Irish strawberry-tree
[学名] Arbutus unedo L.
ツツジ科 Ericaceae  イチゴノキ属
三河の植物観察
イチゴノキの花序
イチゴノキの花
イチゴノキの果実
イチゴノキの果実3
イチゴノキの幹
イチゴノキ
イチゴノキの果実2
イチゴノキ葉
 イチゴノキはツツジ科イチゴノキ(アルブツス)属のアイルランド~地中海沿岸地域原産の低木。
 低木又は高木、高さ2.4~3.6(10.6)m、まれに15mになり、幅も同程度。樹皮は赤褐色。葉は単葉、互生、革質、楕円状長楕円形~楕円状卵形、長さ(4~)5~10㎝、先は鋭形、基部は楔形、縁は鋸歯状、上面は光沢のある暗緑色、無毛、下面は淡色、若いときに脈は赤色。葉柄は長さ5~6㎜、腺があり、赤色~帯ピンク色。円錐花序は垂れ下がり、長さ約5㎝、花が10~30個つく。花は雌雄同株、つぼ形(鐘形)、ブルーベリーに似ていて、長さ約6㎜、直径約8㎜、白色~帯ピンク色、弱い甘い香りがある。果実は球形、円錐形のこぶに覆われ、黄色~橙赤色(イチゴの色に似る)~深紅色に熟し、粉状の食べられる果肉をもち、直径約1.5~2㎝、熟すと落ちる。熟すと食べられるが、ザラザラし、風味が無い。種名はラテン語のunum edoに由来し、"I eat one"=.「1個食べる」であり、不味くて1個しか食べられない意味である。しかしペクチンを多く含み、ゼリーやジャムを作るのには適している。果期は秋。花期は冬~初春。
[花期] 11~2月
[j樹高] 長さ2.4~3.6(10.6)m
[生活型] 常緑低木~高木
[生育場所] 栽培種
[分布] 外来種 アイルランド~地中海沿岸地域原産
[撮影] 安城市    19.1.4
 イチゴノキ(アルブツス)属
  family Ericaceae - genus Arbutus

 低木又は高木、常緑、ときに、基部がこぶのように膨れる(火事の後の再発芽にできやすい)。樹皮は赤色又は赤褐色、若い軸で薄片状に剥離し、幹や主枝の下側の古い部分で保持され、不規則な市松模様になり、又は樹皮が若枝で最初、薄片状になり、その後残り、やがて主軸全体に均一な格子縞になる(A. arizonica)。茎は直立、分枝する。若い小枝は腺毛があり、薄く、綿毛があり、又は両者があり、又は無毛。速く長くなる新芽の枝には腺毛がある(芽は卵形、鋭頭、光沢のある赤色、ときに、無毛になり、普通、頂芽だけがよく発達し、目立つ。芽鱗は開花後に拡大し、8~16個、覆瓦状)。葉は補正、葉柄があり、葉は両面葉(bifacial:葉の両面が異なる) 又は同相葉(isofacial:両面に気孔と柵状葉肉組織がある)。葉身は卵形(下部~中間の幅が最も広い)又は楕円形、皮革質、縁は全縁又は新しいシュートや葉のシュートでは細歯~粗い歯状、平ら、表面は±無毛。花序は総状花序の束生し、円錐花序状、花が10~40個つく。苞はあるが、小苞は無い。花は両性。咢片は宿存性、5個つき、基部で合着し、卵形~デルタ形。花弁は5個、ほぼ全長で合着し、短く、反り返り、クリーム白色[帯黄色]、花冠はつぼ形(花後すぐに、半ばまで周囲が窪み、基部は膨れる)。雄しべは10個、突き出ない(分離)。花糸は上部は細く、急に下部で広がり、基部が膨れる(下部に絨毛がある)。葯は外側(先)に2個の背の芒をもち、ほぼ頂部にある楕円形の孔で裂開する。花盤は普通、10裂。子房は(4)5室。柱頭は頭状。液果は橙赤色~赤色~黒赤色、±球形又はわずかにこま形、多汁、粗いいぼ状~顆粒状、無毛又は薄く毛があり、核は1~5個、合着して石になら無い。種子は1~5個、分離(不規則な角がある)。x = 13。
 世界に10種あり、北アメリカ、メキシコ、中央アメリカ、ヨーロッパ南西部、北アフリカ、カナリア諸島に分布する。
 イチゴノキ属の主な種と園芸品種
 1  Arbutus andrachne L
 ヨーロッパ南東部、アジア西部原産。英名は Greek strawberry tree, Grecian strawberry tree , Eastern strawberry tree , Cyprus strawberry tree。
 常緑高木(夏に一部落葉)。樹皮は明るい赤色、平滑、下側で搾ったモップのように捻じれる。毎年、、美しい鱗片状に剝れ、下に新しい樹皮が生じ、初め、緑褐色で、その後、露出する。高さは6m以下、まれに12m以下になる。葉は互生し、楕円形、無毛(成木では)、長さ5~9㎝、上面は暗緑色、光沢がある。葉柄は短い。葉縁は全縁又は歯状。総状花序は疎、多数の花をつける。花は直径約8㎜。咢は短く、緑色、咢片に分裂する。花冠は白色~ベージュ色、つぼ形、下向きにつく。花冠裂片は短い。蜜腺をもつ。果実は球形、赤色、直径約1㎝、表面は均一ないぼ状、熟すと赤色からほとんど黒色に変わり、柔らかく、味が良く、未熟な果実は渋い。花期は春(3~4月)。果期は秋。
品種) 'Serratula'

 2  Arbutus unedo L. イチゴノキ
 ヨーロッパ(アイルランド~地中海沿岸地域)、北アフリカ、アジア西部原産。英名はstrawberry tree , strawberry-tree , Killarney Strawberry Tree , arbutus , Irish strawberry-tree 。
 低木又は高木、高さ2.4~3.6(10.6)m、まれに15mになり、幅も同程度。樹皮は赤褐色。葉は単葉、互生、革質、楕円状長楕円形~楕円状卵形、長さ(4~)5~10㎝、先は鋭形、基部は楔形、縁は鋸歯状、上面は光沢のある暗緑色、無毛、下面は淡色、若いときに脈は赤色。葉柄は長さ5~6㎜、腺があり、赤色~帯ピンク色。円錐花序は垂れ下がり、長さ約5㎝、花が10~30個つく。花は雌雄同株、つぼ形(鐘形)、ブルーベリーに似ていて、長さ約6㎜、直径約8㎜、白色~帯ピンク色、弱い甘い香りがある。果実は球形、円錐形のこぶに覆われ、黄色~橙赤色(イチゴの色に似る)~深紅色に熟し、粉状の食べられる果肉をもち、直径約1.5~2㎝、熟すと落ちる。熟すと食べられるが、ザラザラし、風味が無い。種名はラテン語のunum edoに由来し、"I eat one"=.「1個食べる」であり、不味くて1個しか食べられない意味である。しかしペクチンを多く含み、ゼリーやジャムを作るのには適している。果期は秋。花期は冬~初春。
品種) 'Atlantic' , 'Compacta'[ヒメイチゴノキ] , 'Elfin King' , 'Integerrima' , 'Merriott' , 'Minlily' (PBR) , 'Nana' , 'Quercifolia' , 'Rosea' , Roselily = 'Minlily' (PBR) , 'Rubra'=A. unedo f. rubra[ベニバナイチゴノキ]

 3  Arbutus × andrachnoides Link
   synonym Arbutus × hybrida Ker Gawl.
 英名はRed Barked Strawberry Tree
 Arbutus unedo とArbutus andrachne の自然交雑種。
品種) 'Cinnamon Beauty' , 'Milleri

 4  Arbutus × reyorum Demoly
 Arbutus andrachne L. × Arbutus canariensis Duhamel × Arbutus unedo L.
品種)  'Marina'

 参考
1) Flora of North America
 Arbutus  
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=102447
2)Wild Flowers of Israel
  Arbutus andrachne
 http://www.wildflowers.co.il/english/plant.asp?ID=212
3) Flora of New Zealand | Taxon Profile | Arbutus - NZ Flora
 Arbutus
 http://www.nzflora.info/factsheet/taxon/Arbutus.html
4) GRIN
  Arbutus
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=905
5) Arbutus unedo | Landscape Plants | Oregon State University
 Landscape Plants: Arbutus unedo
 https://landscapeplants.oregonstate.edu/plants/arbutus-unedo
6) [PDF]Arbutus unedo Ericaceae L. - World Agroforestry Centre
 Arbutus unedo  
http://www.worldagroforestry.org/treedb/AFTPDFS/Arbutus_unedo.PDF
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