イソノキ 磯の木

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Flora of Mikawa

クロウメモドキ科 Rhamnaceae  クロウメモドキ属

中国名

长叶冻绿 chang ye dong lü

学 名 Rhamnus crenata Sieb. et Zucc.
 synonym Frangula crenata (Siebold & Zucc.) Miq.
イソノキの花
イソノキの赤い果実
イソノキの黒い果実
イソノキ葉裏
イソノキの紅葉
イソノキの幹
イソノキ
イソノキ花序
イソノキ果期
イソノキ葉
花 期 6~7月
高 さ 2~4m
生活型 落葉低木
生育場所 湿地、山地のやや湿った場所
分 布 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、カンボジア、タイ、ラオス、ベトナム
撮 影 西尾市(花)    12.7.5
豊田市(果実)  07.8.27
イソノキはクロウメモドキ科クロウメモドキ属の落葉低木。クロウメモドキ属ではなく、イソノキ属(Frangula)に分類する見解もある。
 幹は灰褐色で、淡褐色の皮目があり、縦に裂け目が入る。葉は互生し、長さ6~12㎝の長楕円形で、先がとがる。葉の縁には細かい鋸歯がある。葉脈は深く、裏面に隆起し、側脈の先が葉の縁に沿って曲がる。花は両性。集散花序に黄緑色の小さな花をつける。花が少し開くだけで、花弁が萼片より小さく、萼ばかりが蕾のようである。果実は直径約6㎜の球形の核果、赤~紫黒色に熟す。

イソノキ属

  family Rhamnaceae - genus Frangula
 低木又は高木、刺は無い。芽鱗は無く、芽に毛がある。葉は普通、落葉、ときに常緑、互生[まれに対生]、まれに短シュートに束生する。葉身は腺点は無く、羽状脈、2次脈はほぼ真っすぐ、平行。花序は腋生、葉の中につき、散形花序又は花が束生、又は花が単性する。花序柄と花柄は果時に肉質ではない。花柄がある。花は両性。花托筒は杯形、幅1~3mm、普通、萼片基部のはるか下で横周裂開(circumscissile)し、まれに、横周裂開しない。 咢片は(まれに4~)5個、普通、±直立し、ときに広がり、帯黄色~緑色又は白色、卵状三角形、肉質、内面に竜骨がある。花弁は(まれに4~)5個、帯黄色、フード状、広倒卵形~倒心形、爪部がある。蜜腺は薄く、花托筒に裏張りする。雄しべは(まれに4)5本。子房は上位、(2~)3室。花柱は1本。果実は核果。核は2~3(~4)個、非裂開だが、基部が開く。種子は倒卵形~ レンズ形、軟骨室の嘴が核の開きを通って突き出し、溝は無い。x= 20~26。
 世界に約50種あり、北アメリカ、メキシコ西インド諸島、中央アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、東アジア、北アフリカに分布する。

イソノキ属の主な種と園芸品種

1 Frangula alnus Mill. セイヨウイソノキ 西洋磯の木
  synonym Rhamnus frangula L
 ヨーロッパ、西南アジア、北アフリカ原産。
品種) 'Aspleniifolia' , 'Columnaris', 'Fine Line' , 'Minaret' , 'Ron Williams'

2 Frangula crenata (Siebold & Zucc.) Miq. イソノキ 磯の木
  synonym Rhamnus crenata Siebold & Zucc. [Flora of China]
 日本(本州、四国、九州)、朝鮮、中国、台湾、カンボジア、タイ、ラオス、ベトナム原産。中国名は长叶冻绿 chang ye dong lü 。
 低木又は小高木、落葉性、高さ4m以下。若い小枝は鉄さび色の綿毛があり、古い枝は帯赤色、無毛になる。葉柄は長さ4~10(~12)mm、密に毛がある。葉身は倒卵状楕円形~楕円形~倒卵形、まれに倒披針状楕円形~長円形、長さ4~14㎝×幅2~5㎝、紙質、下面は有毛又は少なくとも脈上に±毛があり、上面は無毛、側脈は7~12対、基部はくさび形又は鈍形、縁は細かい円鋸歯があり、先は尖鋭形~尾状尖鋭形、又は短く鋭形。花は両性、(4又は)5数性、腋生の集散花序に少数~10個以下密集してつく。花序柄は長さ4~10(~15)㎜、毛がある。花柄は長さ2~4㎜、微軟毛がある。咢片は三角形、咢筒と同長、肉質、外側にまばらに微軟毛がある。花弁は倒心形、明瞭に萼片より短く、先は2裂する。雄しべは花弁の長さと同長。花盤は薄く、外側の縁は不明瞭。子房は球形、無毛、3室。花柱は円筒形、分岐しない。柱頭は3個の頭状。核果は熟すと赤色、黒色、又は紫黒色、球形又は倒卵状球形、 長さ5.6~6㎜×直径6~7㎜。果時の花柄はさ3~6mm、無毛又はまばらに微軟毛があり、3個の核をもつ(種子は各核に1個)。花期は5~8月。果期は8~10月。

クロウメモドキ属

  family Rhamnaceae - genus Rhamnus

 低木又は小~中高木、落葉、まれに常緑、しばしば、刺がある。枝は対生又は互生、刺は無いか又は枝先が木質の刺に終わる。冬芽は裸(R. subg. Frangula)又は鱗片がある(R. subg. Rhamnus)。葉は対生又は互生、まれに短いシュートに束生する。托葉はおもに錐形、早落性、まれに宿存する。葉身は常に不分裂、羽状脈、縁は鋸歯縁、まれに全縁。花はほとんどが黄緑色、小さく、両性又は単性、まれに雌雄混株、腋生の集散花序、集散花序状の総状花序、又は集散花序の円錐花序に1個~少数束生する。萼は鐘形~杯形。咢片は4又は5個、卵状三角形、内面は±竜骨が目立つ。花弁は4又は5個、まれに欠き、咢片より短く、僧帽形~フード形、しばしば雄しべを包み、基部に短い爪部があり、先はしばしば、2裂する。雄しべは4又は5本、花弁に囲まれ、花弁の長さと同じか又は短い。葯は背着。花盤は薄く、咢筒につき、裏打ちする。子房は上位、球形、分離、2~4室。花柱は±深く、2~4裂する。果実は2~4核の液果状核果、倒卵状球形又は球形。核は非裂開又は腹側が裂開する。種子は倒卵形又は長円状倒卵形、溝は無く又は外側~側部に±長い、狭い~大きく口を開け、しばしば明瞭に縁溝がある。胚乳は肉質。
 世界に約150種があり、温帯~熱帯の主に東アジアと北アメリカに分布する。

クロウメモドキ属の主な種と園芸品種

1 Rhamnus alaternus L.
 地中海沿岸地域原産。英名はItalian buckthorn。
品種) 'Argenteovariegata' , 'Variegata'

2 Rhamnus arguta Maxim.  ウメバクロツバラ 
 中国原産。中国名は锐齿鼠李 rui chi shu li。

3 Rhamnus chugokuensis Hatus.  タイシャククロウメモドキ 帝釈黒梅擬
  synonym Rhamnus yoshinoi Makino var. velvetina T.Shimizu
 日本固有種(U本州の岡山県西部~広島県東部)。石灰岩地の岩場に生える。
 落葉低木、雌雄異株、直立し、高さ約3m。若枝は紫褐色、先端は刺になる。葉は長枝では対生し、短枝では束生する。葉柄は長さ0.3~3㎝。葉身は楕円形~倒卵状長楕円形、長さ2~5㎝×幅1~2.5㎝、葉の中央部の幅が最も広く、基部はくさび形、縁には低い波状鋸歯があり、先はやや急に尖り、先端は鈍形、上面は緑色、短い伏毛が密にあり、下面は淡緑色、星状毛はなく、毛が密にあり、とくに脈上に多く、側脈は3~4対、葉縁に達せず、下面に隆起が目立ち、上面で凹む。枝の基部近くの葉腋や短枝に花を数個束生する。花は黄緑褐色。萼筒は狭鐘形~狭漏斗形、萼片は4個。花弁は4個。仮雄しべは4個。柱頭は2深裂する。核果は倒卵状球形、長さ4.5~6㎜×幅4.5~5.5mm、熟すと光沢のある黒色。花期は5月。果期は10~11月。
 キビノクロウメモドキに似ているが、キビノクロウメモドキは葉の最も幅が広い部分が先端側に寄っていて、側脈が多く、(3~)5~6対ある。また葉先が鋭形~尖鋭形、葉の毛が少ない。

4 Rhamnus costata Maxim.  クロカンバ 黒樺
 日本固有種(本州、四国、九州)。山地の岩礫地などに生える。
 落葉低木~小高木、高さ6~7m。雌雄異株。葉は対生し、短い葉柄がある。葉身は長楕円形、長さ8~17㎝、左右不対称、葉縁には細かい鋸歯があり、葉脈は平行脈でよく目立ち、下面に隆起する。枝先の葉腋に黄緑色の小さな花をつける。雄花は雄しべ4本。未発達の雌しべが1個。雌花は花柱が1本、柱頭は2裂し、仮雄しべが4本ある。果実は球形、直径約8㎜、黒色に熟す。果柄は長さ約3㎝。花期は5~6月。果期は9~10月
4-1 Rhamnus costata Maxim. f. nambuana (Honda) H.Hara  ナンブクロカンバ 
4-2 Rhamnus costata Maxim. f. pubescens Hiyama  ヤマナシクロカンバ 

5 Rhamnus davurica Pall.  クロツバラ 広義
  synonym Rhamnus ussuriensis J.J.Vassiljev
  synonym Rhamnus nipponica (Makino) Grubov
 朝鮮、中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は鼠李 shu li
5-1 Rhamnus davurica Pall. var. davurica  チョウセンクロツバラ 
5-2 Rhamnus davurica Pall. var. nipponica Makino  クロツバラ 
5-2-1 Rhamnus davurica Pall. var. nipponica Makino f. pubescens H.Hara  ケクロツバラ 

6 Rhamnus diamantiaca Nakai  イヌクロウメモドキ 
  synonym Rhamnus virgata Roxburgh var. sylvestris Maximowicz.
  synonym Rhamnus rugulosa Hemsl. [kewscience] Flora of Chinaでは別種。
 朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は金刚鼠李 jin gang shu li。

7 Rhamnus formosana Matsum.  シマクロウメモドキ 
 台湾原産。中国名は台湾鼠李 tai wan shu li。

8 Rhamnus ishidae Miyabe et Kudô   ミヤマハンモドキ 深山榛疑
 日本固有種(北海道の日高山系アポイ岳、夕張山系)。石灰岩地や蛇紋岩地に生える。別名はユウバリノキ。
 落葉低木。匍匐性、高さ10cm~30cm(100㎝以下)。葉はミヤマハンノキ(カバノキ科)によく似ている。葉は互生し、鋸歯縁、葉脈は凹み、裏面に隆起する。雌雄異株。花は小さな緑色。花弁がない。果実は赤色~黒色に熟す。花期は5~6(7)月。

9 Rhamnus japonica Maxim.  クロウメモドキ 広義
 日本固有種(北海道、本州)。
 低木又は小高木、高さ1~6m。 棘がある。小枝は赤褐色~灰色、無毛。葉は落葉、対生し、葉柄は長さ5~16mm。葉身は両面とも緑色、倒卵形~楕円状倒披針形~広倒披針形、長さ(2~)3~7 cm、草質、基部は鋭形、縁は円鋸歯状小鋸歯、先は尖鋭形、下面は無毛又はほぼ無毛、上面は微細な小剛毛があり、少なくとも上部1/3の主脈にあり、まれに、無毛、2次脈は4~5対、ほぼ同じ角度ですべてが斜開する。花序は密散花序(束生)又は花が単生。花柄は長さ3~7㎜。萼片は4個。花弁は4個。核果は黒色、球形、直径5~6(~8)㎜、核は2個。(Flora of North America)
9-1 Rhamnus japonica Maxim. var. decipiens Maxim.  クロウメモドキ 
 日本固有種(本州の関東以西、四国、九州)。別名はキシキンニ、ドスナラ、ドクバラ、トリトマラズ。  落葉低木、樹高3~5m。雌雄異株。樹皮は幹は灰色で、不規則に割れ目が入る。長枝の先端は刺になる。葉は対生ときに互生し、葉身は単葉、倒卵形~倒披針形、2~6cm×幅1~2.5cm、上面は濃緑色、下面は淡緑色、葉縁には低い細鋸歯がある。花は黄緑色で、葉腋に束生する。核果は倒卵状球形、直径6~7mm、熟すと黒色。花期は4~5月。果期は10~11月。
9-1-1 Rhamnus japonica Maxim. var. decipiens Maxim. f. chlorocarpa (Honda) H.Hara  アオミノクロウメモドキ 
9-2 Rhamnus japonica Maxim. var. decipiens Maxim. f. senanensis (Koidz.) H.Hara  シナノクロウメモドキ 
  synonym Rhamnus japonica Maxim. var. parvifolia (Honda) Sugim.
  synonym Rhamnus japonica Maxim. var. senanensis (Koidz.) H.Ohashi
 別名はオゼノクロウメモドキ
9-3 Rhamnus japonica Maxim. var. japonica  エゾノクロウメモドキ 
北海道、本州(青森県~鳥取県の日本海側)。クロウメモドキより葉が大きい。
 落葉小高木、直立し、高さ2~6m。雌雄異株。若枝は灰褐色で光沢があり、長枝の先端が棘になる。葉は長枝では互生又はややずれて対生し、短枝では束生する。葉柄は長さ5~15㎜。葉身は単葉、倒卵形、長さ5~10㎝×幅2~6㎝、基部はくさび形、縁は円鋸歯状小鋸歯、先は鈍形、側脈は3~4対、葉縁に達しないか又は不明瞭、上面は緑色、短毛を散生し、下面は淡緑色、脈腋に白色の毛叢がある。花は黄緑色、直径約4㎜。萼片と花弁は各4個。核果は直径6~7㎜の倒卵状球形、黒色に熟す。花期は4~5月。果期は10月 9-4 Rhamnus japonica Maxim. var. microphylla H.Hara  コバノクロウメモドキ 
 本州(東海地方以西)、四国、九州に分布。クロウメモドキより葉が小さい。葉身は倒卵形~倒披針形、長さ1~4㎝×幅0.5~1.5㎝。葉柄は長さ0.3~1㎝。

10 Rhamnus kanagusukui Makino  ヒメクロウメモドキ 姫黒梅擬
 日本固有種(沖縄)。海岸岸近くの石灰岩の崖に生える。  落葉小低木。高さ約3m以下。小枝は灰紫色、長枝の先端は刺となる。葉は対生し、長楕円形、長さ1~4㎝×幅0.2~1.2㎝、ほぼ全縁、側脈は2~3対。雌雄異株。花は葉腋に単生し、淡緑白色、花柄は長さ約5mm。萼片は4個、長さ約1.5mm。核果は広卵形、長さ約3mm、暗赤色に熟す。花期は3~4月。

11 Rhamnus koraiensis C.K.Schneid.  マルバクロウメモドキ 
  synonym Rhamnus parviflora auct. non Bunge
  synonym Rhamnus rugulosa auct. non Hemsl.
 朝鮮、中国原産。中国名は朝鲜鼠李 chao xian shu li。

12 Rhamnus liukiuensis (E.H.Wilson) Koidz.  リュウキュウクロウメモドキ 琉球黒梅擬
  synonym Rhamnus davurica Pallas var. liukiuensis E. H. Wilson
 日本(トカラ列島の悪石島以南~琉球列島)、台湾原産。中国名は琉球鼠李 liu qiu shu li。

13 Rhamnus nakaharae (Hayata) Hayata  ナカハラクロウメモドキ 
 台湾原産。中国名は台中鼠李 tai zhong shu li。

14 Rhamnus parvifolia Bunge  イワクロウメモドキ
  synonym Rhamnus oiwakensis Hayata コゴメバクロウメモドキ 
 朝鮮、中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は小叶鼠李 xiao ye shu li。

15 Rhamnus pilushanensis Y.C.Liu et C.M.Wang 
 台湾原産。 毕禄山鼠李

16 Rhamnus shozyoensis Nakai  ナガミノクロツバラ 
 韓国原産。

17 Rhamnus taquetii (H.Lév.) H.Lév.  サイシュウクロツバラ 
 韓国の済州島原産。

18 Rhamnus utilis Decne.  シーボルトノキ 
 朝鮮、中国、台湾、ベトナム原産。中国名は冻绿 dong lü。英名はChinese buckthorn。
18-1 Rhamnus utilis var. chingshuiensis (T.Shimizu) T.Yamaz.  セイスイクロウメモドキ
  synonym Rhamnus chingshuiensis T.Shimizu
  synonym Rhamnus chingshuiensis T.Shimizu var. tashanensis Y.C.Liu et C.M.Wang 
 台湾原産。

19 Rhamnus yoshinoi Makino  キビノクロウメモドキ 吉備黒梅擬
  synonym Rhamnus schneideri H.Lév. et Vaniot [Flora of China]
  synonym Rhamnus kiusiana Hatus.
 日本(本州の中国地方、四国、九州)、朝鮮、中国東北部。中国名は长梗鼠李 chang geng shu li。日当たりのよい岩場や二次林内の石灰岩地に生える。
 クロウメモドキは枝が灰色、咢片が三角形、雌花の小花柄が4~6mmと短く区別できる。
 落葉低木、広がり、雌雄異株、高さ2~3m、刺がある。枝は互生し、若枝は緑色、無毛又は基部に直軟毛がある。古い枝は黄褐色~暗紫色、平滑、無毛、頂部に刺がある。芽は卵状球形、芽鱗は少数、縁毛がある。葉は互生又は短シュートに束生する。托葉は線形、早落性。葉柄は長さ 6~15(~25)mm、上面には溝があり、直軟毛がある。葉身は下面が淡緑色、上面は緑色、楕円形、倒卵形、又は卵状楕円形、長さ2.5~8㎝×幅2~4㎝、葉の最も幅が広い部分は先端側に寄っており、紙質又は類膜質、下面の脈又は脈腋に直軟毛があるか又は無毛。上面は白色の伏毛又は直軟毛があり、側脈は(3~)5~6対あり、両面で明瞭、基部はくさび形又はほぼ円形、縁は円鋸歯があり、先は鋭形又は尖鋭形。花は黄緑色、単性、4数性、短シュートに少数~11個つく。花弁はある。雌花は花柄が長さ9~13mm、無毛。咢片は後屈し、披針形、長さ約3mm。子房は倒卵形。 花柱は2岐又は半分まで裂ける(日本の種は3岐のこともあり変化する)。核果は黒色、倒卵状球形~球形、直径4~5mm、核は2個、基部に咢筒が宿存する。果時の花柄は長さ(6~)10~18㎜、無毛。種子は暗褐色、基部から外側の縁に、全長の1/5の溝がある。花期は5~6月。果期は7~10月。

20 Rhamnus x calcicola Hatus.  クニガミクロウメモドキ 国頭黒梅擬
 沖縄に分布。
 ヒメクロウメモドキとリュウキュウクロウメモドキの雑種起源と考えられている。
21 Rhamnus × hybrida
品種) 'Billardii'

参考

1) Flora of China
 Rhamnus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=128246
2) Flora of North America @ efloras.org
 Rhamnus
http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=23256
 Frangula
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=112989
3) World Flora Online
 Rhamnus
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000032872
2) Plants of the World Online | Kew Science
 Frangula
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30001907-2