イヌコリヤナギ 犬行李柳
Flora of Mikawa
ヤナギ科 Salicaceae ヤナギ属
別 名 | コブヤナギ、ヒロハコリヤナギ |
中国名 | 杞柳 qi liu |
学 名 | Salix integra Thunb. |
花 期 | 3~5月 |
高 さ | 1~3(6)m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 山野や河岸などに普通 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 豊田市 07.9.2 |
樹皮は暗灰色で、滑らか。 枝は黄褐色で、上方に直立し、しだれない。葉は普通、対生し、長さ4~10㎝の長楕円形で縁に浅鋸歯がある。葉先は鈍円形又はわずかに尖り、基部は円形。葉の両面ともに無毛、葉裏は粉白色で、側脈が細い。葉柄はほとんど無く、托葉も無い。雌雄異株。葉の展開の前に開花。花序は円柱形で、雄花序は長さ2~3㎝。雄花は多数つき、雄しべが2個、合着した花糸が1個で、基部に黄緑色の腺体が1個ある。葯は紫紅色で、花粉を出し始めると黄色くなる。雌花序は長さ1.5~2.5㎝。雌花は多数つき、子房が淡緑色の卵形、柱頭が紅色、腺体は1個、苞の先は黒褐色である。蒴果は5月に熟し、裂開して綿毛に包まれた種子(柳絮=りゅうじょ)を飛ばす。
ハクロニシキ(白露錦)は葉に白斑が入る園芸品種である。
ハクロニシキ(白露錦)は葉に白斑が入る園芸品種である。