イヌコモチナデシコ 犬子持撫子

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Flora of Mikawa

ナデシコ科 Caryophyllaceae イヌコモチナデシコ属

英 名 childing pink , proliferous pink , tubercle-seeded pink grass
学 名 Petrorhagia nanteuilii (Burnat) P.Ball et Heyw.
イヌコモチナデシコの花
イヌコモチナデシコの苞
イヌコモチナデシコの茎の腺毛
イヌコモチナデシコの葉鞘
イヌコモチナデシコ
イヌコモチナデシコ果実
イヌコモチナデシコ種子
花 期 4~5月
高 さ 20~50㎝
生活型 2年草
生育場所 日当たりの良い道端、荒地
分 布 帰化種 ヨーロッパ原産
撮 影 幡豆町 07.4.22
茎には下部を除き腺毛が密生し、下部で多数分岐して立ち上がる。葉は対生し、長さ10~25㎜の線形、3脈があり、葉の基部は膜で合着して長さ3~4㎜の鞘になる。茎頂に1本の長い花茎を伸ばし、大きな苞の楕円形の花序をつける。花は直径約1㎝の淡紅色の5弁花。花弁の先はV字状に2裂する。萼片は長さ10~12㎜。種子は長さ1.5~1.8㎜。2n=60
 類似のコモチナデシコ(Petrorhagia prolifera )とは葉鞘の長さと幅の比で判別できるとされている。イヌコモチナデシコは葉鞘の長さが幅の1.5~2倍になり、 コモチナデシコはほぼ等しい。種子で比べるとイヌコモチナデシコは表面に小突起があり、コモチナデシコは溝を彫ったような細かい網目模様がつく。種子は小さく、肉眼での判別は難しい。