イヌビワ 犬枇杷
Flora of Mikawa
クワ科 Moraceae イチジク属
別 名 | イタビ |
中国名 | 矮小天仙果 ai xiao tian xian guo |
学 名 | Ficus erecta Thunb. |
花 期 | 4~7月 |
果 期 | 9~10月 |
高 さ | 3~5m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 暖地の山地 |
分 布 | 在来種 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄、済州島、中国、台湾、ベトナム |
撮 影 | 蒲郡市三谷町 09.6.15 |
三河の海岸に近い林ではよく目につく。全体に無毛。茎や葉に傷をつけると白い汁が出る。幹は灰褐色~灰色、かなり白さが目立つものもある。葉は互生し、長さ8~20㎝、幅3~8㎝の卵状楕円形、全縁で、長さ約2㎝の葉柄がある。葉の基部は円形~やや心形で、先が尖る。花は雌雄別株。小さな花が多数内部について形成される花嚢は雌雄が同形。紫褐色に熟した雌果嚢は直径約1.6(1.4~1.8)㎝、甘く、食べられる。雄果嚢は基部が細長く伸び、硬くてまずい。
葉が細く、不規則に切れ込むのは変種のホソバイヌビワ。
イヌビワとイヌビワコバチの共生関係はよく話題になる。
葉が細く、不規則に切れ込むのは変種のホソバイヌビワ。
イヌビワとイヌビワコバチの共生関係はよく話題になる。