フウセンカズラ 風船葛
Flora of Mikawa
ムクロジ科 Sapindaceae フウセンカズラ属
別 名 | ハートカズラ |
中国名 | 倒地铃 dao di ling |
英 名 | baloon vine, love in a puff, heart pea vine |
学 名 | Cardiospermum halicacabum L. |
花 期 | 7~11月 |
高 さ | つる性(長さ1~1.5m) |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 民家の近辺、道端、荒地 |
分 布 | 帰化種 熱帯アメリカ、アフリカ、熱帯アジア、中国原産 |
撮 影 | 一色町 08.10.20 |
熱帯に広く分布し、栽培もされている。日本でも観賞用に栽培されているものが、よく雑草化している。葉は互生し、長さ3~8㎝、幅1.5~2.5㎝、2~3回3出複葉。葉柄は3~4㎝。葉に対生する巻きひげで、からみつく。花は直径8~10㎜の白色の小さな4弁花。花弁は長さ約3㎜。萼片は外萼片2個が長さ約2㎜、内萼片は長さ約3㎜。果実は直径1.5~3㎝、幅2~4㎝の丸い風船形、内部が3室に分かれている。種子は黒色、直径5~6㎜、大きな白いハート形の部分があるのが特徴。
蔓性草本又は蔓性木、まれに低木。葉は普通、2回3出複葉又は2回3裂。托葉は小さく、脱落性。小葉は羽状分裂又は歯状、普通、透明な腺をもつ。円錐花序は腋生。花序柄はかなり長い。最初の対は巻きひげ又は刺になる。苞と小苞は錐形。花は単性、左右相称、花柄は細く、下向き。咢片は4又は5個、覆瓦状、外側の2個は小さい。花弁は4個、内側の基部のわずか上に大きな鱗片をもつ。外側の花弁の鱗片は広い翼の付属体をもち、内側の花弁の鱗片は単純。花盤の裂片は2個、2個の大きな腺のある腺になり、花弁の基部につく。雄しべ(雄花)は8本、花弁よりわずかに長い。子房(雌花)は楕円形、断面が三角形、3室。胚珠は各室に1個、中間の軸の中間につく。花柱は短い。柱頭は短い。蒴果は膨れ、袋状、3室がある。果皮は膜質又は紙質、脈がある。種子は各室に1個、ほぼ球形。へそは心形又はほぼ円形。胚は大きな子葉をもち、外側の子葉はアーチ形、内側の子葉は後屈する。2n = 20, 22。
世界に約14種があり、主に熱帯、亜熱帯のアメリカに分布する。英名はheartseed。
synonym Cardiospermum hirsutum Willd.
南アメリカ、中央アメリカ、アフリカに分布する。オーストラリア東部に帰化。英名はballoon vine , heart pea , heart seed。
密に毛があり、側小葉柄は長さ1~2mm、花は長さ8~10mm。
多年草、蔓性。茎は長さ10m以下。巻きひげがある。茎、葉柄、花序軸、花序柄に租毛~細かい毛がある。葉は2~3回3出複葉、長さ6~16㎝。小葉は倒披針形~±卵形、長さ2.5~6㎝×幅1.5~4㎝、不規則な歯があり、先は鋭形~尖鋭形。葉柄は長さ2~10㎝。側小葉柄は長さ1~2mm。花序柄は長さ5~15㎝。花柄は長さ約5mm。花は長さ8~10mm、白色、中央が黄色。蒴果は膨らんだ膜質、卵形~楕円形、長さ5~6㎝×幅3~4.5㎝、微突頭、緑色で乾くと褐色。種子は長さ約7mm、仮種皮は±円形。花木は春~夏。
2 Cardiospermum halicacabum L. フウセンカズラ 風船葛
熱帯アメリカ、アフリカ、熱帯アジア、中国原産。中国名は倒地铃 dao di ling。英名はbaloon vine, love in a puff, heart pea vine。別名はハートカズラ。細かい毛があるか又はほぼ無毛。側小葉柄は長さ2~4mm。花は長さ3~4mm。
Plants finely hairy to subglabrous; lateral petiolules 2–4 mm long; flowers 3–4 mm long 1年草、蔓性、長さ1~1.5m。熱帯に広く分布し、栽培もされている。日本でも観賞用に栽培されているものが、よく雑草化している。葉は互生し、長さ3~8㎝、幅1.5~2.5㎝、2~3回3出複葉。葉柄は3~4㎝。葉に対生する巻きひげで、からみつく。花は直径8~10㎜の白色の小さな4弁花。花弁は長さ約3㎜。萼片は外萼片2個が長さ約2㎜、内萼片は長さ約3㎜。果実は直径1.5~3㎝、幅2~4㎝の丸い風船形、内部が3室に分かれている。種子は黒色、直径5~6㎜、大きな白いハート形の部分があるのが特徴。花期は7~11月。
2-1 Cardiospermum halicacabum L. var. microcarpum (Kunth) Blume コフウセンカズラ
Dopatrium
Cardiospermum L.
Cardiospermum L.
フウセンカズラ属
family Sapindaceae - genus Cardiospermum蔓性草本又は蔓性木、まれに低木。葉は普通、2回3出複葉又は2回3裂。托葉は小さく、脱落性。小葉は羽状分裂又は歯状、普通、透明な腺をもつ。円錐花序は腋生。花序柄はかなり長い。最初の対は巻きひげ又は刺になる。苞と小苞は錐形。花は単性、左右相称、花柄は細く、下向き。咢片は4又は5個、覆瓦状、外側の2個は小さい。花弁は4個、内側の基部のわずか上に大きな鱗片をもつ。外側の花弁の鱗片は広い翼の付属体をもち、内側の花弁の鱗片は単純。花盤の裂片は2個、2個の大きな腺のある腺になり、花弁の基部につく。雄しべ(雄花)は8本、花弁よりわずかに長い。子房(雌花)は楕円形、断面が三角形、3室。胚珠は各室に1個、中間の軸の中間につく。花柱は短い。柱頭は短い。蒴果は膨れ、袋状、3室がある。果皮は膜質又は紙質、脈がある。種子は各室に1個、ほぼ球形。へそは心形又はほぼ円形。胚は大きな子葉をもち、外側の子葉はアーチ形、内側の子葉は後屈する。2n = 20, 22。
世界に約14種があり、主に熱帯、亜熱帯のアメリカに分布する。英名はheartseed。
フウセンカズラ属の主な種と園芸品種
1 Cardiospermum grandiflorum Sw. シュッコンフウセンカズラ 宿根風船葛synonym Cardiospermum hirsutum Willd.
南アメリカ、中央アメリカ、アフリカに分布する。オーストラリア東部に帰化。英名はballoon vine , heart pea , heart seed。
密に毛があり、側小葉柄は長さ1~2mm、花は長さ8~10mm。
多年草、蔓性。茎は長さ10m以下。巻きひげがある。茎、葉柄、花序軸、花序柄に租毛~細かい毛がある。葉は2~3回3出複葉、長さ6~16㎝。小葉は倒披針形~±卵形、長さ2.5~6㎝×幅1.5~4㎝、不規則な歯があり、先は鋭形~尖鋭形。葉柄は長さ2~10㎝。側小葉柄は長さ1~2mm。花序柄は長さ5~15㎝。花柄は長さ約5mm。花は長さ8~10mm、白色、中央が黄色。蒴果は膨らんだ膜質、卵形~楕円形、長さ5~6㎝×幅3~4.5㎝、微突頭、緑色で乾くと褐色。種子は長さ約7mm、仮種皮は±円形。花木は春~夏。
2 Cardiospermum halicacabum L. フウセンカズラ 風船葛
熱帯アメリカ、アフリカ、熱帯アジア、中国原産。中国名は倒地铃 dao di ling。英名はbaloon vine, love in a puff, heart pea vine。別名はハートカズラ。細かい毛があるか又はほぼ無毛。側小葉柄は長さ2~4mm。花は長さ3~4mm。
Plants finely hairy to subglabrous; lateral petiolules 2–4 mm long; flowers 3–4 mm long 1年草、蔓性、長さ1~1.5m。熱帯に広く分布し、栽培もされている。日本でも観賞用に栽培されているものが、よく雑草化している。葉は互生し、長さ3~8㎝、幅1.5~2.5㎝、2~3回3出複葉。葉柄は3~4㎝。葉に対生する巻きひげで、からみつく。花は直径8~10㎜の白色の小さな4弁花。花弁は長さ約3㎜。萼片は外萼片2個が長さ約2㎜、内萼片は長さ約3㎜。果実は直径1.5~3㎝、幅2~4㎝の丸い風船形、内部が3室に分かれている。種子は黒色、直径5~6㎜、大きな白いハート形の部分があるのが特徴。花期は7~11月。
2-1 Cardiospermum halicacabum L. var. microcarpum (Kunth) Blume コフウセンカズラ
参考
1) Flora of ChinaDopatrium
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=105631
2) Kew ScienceCardiospermum L.
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:36316-1
3) NEW SOUTH WALES FLORA ONLINECardiospermum L.
https://plantnet.rbgsyd.nsw.gov.au/cgi-bin/NSWfl.pl?page=nswfl&lvl=gn&name=Cardiospermum