フサジュンサイ 房蓴菜

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Flora of Mikawa

ハゴロモモ科 Cabombaceae ハゴロモモ属

別 名 ハゴロモモ、キンギョモ
中国名 竹节水松 zhu jie shui song
英 名 Carolina fanwort
学 名 Cabomba caroliniana A. Gray.
フサジュンサイの花
フサジュンサイの葉
フサジュンサイの葉
フサジュンサイ
花 期 7~9月
高 さ 沈水植物
生活型 多年草
生育場所 浅い池沼
分 布 帰化種  北アメリカ、南アメリカ原産
撮 影 幸田町 05.8.28
熱帯魚や金魚などの水槽用に金魚藻として親しまれ、これが各地で逸出し、本州~九州のため池、河川、水路などに帰化している。
 沈水植物で、茎は1~2mに伸びる。水中葉(沈水葉)は長さ1~4㎝、幅(1.5)3~6㎝、糸状に細裂し、房状につく。 夏~秋に長さ0.6~2(3)㎝、幅1から4㎜の浮葉を浮かべ、花を水面から出して開花する。花は直径1~2.5㎝。萼片(外花被片)は3個、白色~クリ-ム色、長さ(5)7~12㎜。花弁(内花被片)も3個、萼片よりやや長く、同色、基部に黄色の蜜腺が2個ある。雄しべ6個。果実は長さ4~7㎜、種子は1~3個入る。種子は長さ1.5~3㎜、幅1~1.5㎜の惰円形。2n=26, 78, 104

ハゴロモモ属

  family Cabombaceae - genus Cabomba

 若い栄養部分は、しばしばさび色の毛があり、ほとんど粘液性ではない。葉は水中葉(沈水葉)と浮葉、葉柄は短または長。 水中葉は目立ち、栄養期間中ずっと、茎の基部から先までつく。葉身は外形が心形で、掌状に2(3)裂し、裂片は2岐(3岐)になる。浮葉は不明瞭、花期間中だけ、互生、頂端につく。葉身は線状楕円形、まれに、矢じり形、盾状になり、基部は全縁またはノッチがある。花は虫媒性、短い花序柄がる。花被は派手。萼片は花弁状、倒卵形。花弁は楕円形、基部に耳がある。雄しべは3~6本、花弁に対生する。雌しべは(1または)2~4本。胚珠は(1~)3(~5)個。柱頭は頭状。果実は長い洋ナシ形、先が先細になる。種子は卵形(亜球形)、いぼ状突起がある。
 世界に5種あり、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカに分布する。

ハゴロモモ属の主な種と園芸品種

1 Cabomba caroliniana A.Gray  フサジュンサイ
 北アメリカ、南アメリカ原産原産。中国名は竹节水松 zhu jie shui song。英名はCarolina fanwort , fanwort。別名はハゴロモモ、キンギョモ。熱帯魚や金魚などの水槽用に金魚藻として親しまれ、これが各地で逸出し、本州~九州のため池、河川、水路などに帰化している。
 多年草、沈水植物。茎は1~2mに伸びる。水中葉(沈水葉)は長さ1~4㎝、幅(1.5)3~6㎝、糸状に細裂し、房状につく。 夏~秋に長さ0.6~2(3)㎝、幅1から4㎜の浮葉を浮かべ、花を水面から出して開花する。花は直径1~2.5㎝。萼片(外花被片)は3個、白色~クリ-ム色、長さ(5)7~12㎜。花弁(内花被片)も3個、萼片よりやや長く、同色、基部に黄色の蜜腺が2個ある。雄しべ6個。果実は長さ4~7㎜、種子は1~3個入る。種子は長さ1.5~3㎜、幅1~1.5㎜の惰円形。2n=26, 78, 104。花期は7~9月。

参考

1) Flora of China
 Cabomba
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=104954
2) Plants of the World Online| Kewscience
 Cabomba
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:27990-1
3) World Flora Online
 Cabomba
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000012430
4) Jepson eFlora: Taxon page
 Cabomba
http://ucjeps.berkeley.edu/eflora/eflora_display.php?tid=23256