エンコウソウ 猿猴草
Flora of Mikawa
キンポウゲ科 ranunculaceae リュウキンカ属
学 名 | caltha palustris l. var. enkoso hara caltha palustris l. form. decumbens makino |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 20~50㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の湿地、水辺 |
分 布 | 在来種 北海道、本州 |
撮 影 | 豊田市(旧小原村) 06.5.14 |
三河地方には自生地もあるが、これはリュウキンカの里に植えられたものである。
和名の由来は茎が広がる様子を手長猿に見立てたもの。リュウキンカの変種で、リュウキンカ(立金花)は名のとおり茎が立つのに対し、エンコウソウは茎が横に長く這って広がり、先が斜上して花をつける。花後に花茎が傾伏し、節から発根して増える。葉は無毛、長さ幅とも5~10㎝の円心形~腎円形、基部は心形、低い鈍鋸歯縁。長い葉柄があり、基部に鞘がある。花は直径2~3㎝。花弁のように見えるのは萼片、普通5個、ときに6~7個。雄しべ多数。雌しべ10個前後。袋果は長さ約1㎝、放射状につく。2n=60,88。
リュウキンカ(立金花) var. nipponica は花後に茎が傾伏しない。葉質は薄い。 var. membranaceaに近いが異なる。花柱は長さ1~2㎜。
カラフトリュウキンカ var. sibirica 朝鮮、中国、モンゴル、ロシア原産。花後に茎が傾伏。葉の基部だけに鋸歯があり、葉先は波状~ほぼ全縁。
広義のcaltha palustris l.英名 yellow marsh marigoldのうちの var. flabellifolia,(=var. arctica , var. radicans) はカナダ、アラスカ原産。花後に茎が傾伏する。花が3個以上つく。花柱は長さ0.5~2㎜。2n=32, 56, 60~70。これにエンコウソウは近い。
和名の由来は茎が広がる様子を手長猿に見立てたもの。リュウキンカの変種で、リュウキンカ(立金花)は名のとおり茎が立つのに対し、エンコウソウは茎が横に長く這って広がり、先が斜上して花をつける。花後に花茎が傾伏し、節から発根して増える。葉は無毛、長さ幅とも5~10㎝の円心形~腎円形、基部は心形、低い鈍鋸歯縁。長い葉柄があり、基部に鞘がある。花は直径2~3㎝。花弁のように見えるのは萼片、普通5個、ときに6~7個。雄しべ多数。雌しべ10個前後。袋果は長さ約1㎝、放射状につく。2n=60,88。
リュウキンカ(立金花) var. nipponica は花後に茎が傾伏しない。葉質は薄い。 var. membranaceaに近いが異なる。花柱は長さ1~2㎜。
カラフトリュウキンカ var. sibirica 朝鮮、中国、モンゴル、ロシア原産。花後に茎が傾伏。葉の基部だけに鋸歯があり、葉先は波状~ほぼ全縁。
広義のcaltha palustris l.英名 yellow marsh marigoldのうちの var. flabellifolia,(=var. arctica , var. radicans) はカナダ、アラスカ原産。花後に茎が傾伏する。花が3個以上つく。花柱は長さ0.5~2㎜。2n=32, 56, 60~70。これにエンコウソウは近い。