ドラゴンフルーツ
Flora of Mikawa
サボテン科 Cactaceae ヒモサボテン属
別 名 | ピタヤ、ホワイトドラゴン、ホワイトピタヤ |
中国名 | 量天尺 liang tian chi |
英 名 | dragon fruit , night blooming cereus , strawberry pear , Belle of the Night , Cinderella plant , Jesus in the cradle , moonflower , white-fleshed pitahaya , pitahaya |
学 名 | Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose synonym Selenicereus undatus (Haworth) D.R.Hunt |
花 期 | 7~10月 |
高 さ | 長さ3~15m |
生活型 | 蔓性木 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス原産 |
撮 影 | 浜名湖ガーデンパーク 20.9.30 |
ドラゴンフルーツはサボテン科ヒモサボテン属の果樹であるが、セレニケレウス属(Selenicereus)に分類する見解がある。
蔓性木。よじ登り又は乱雑に広がる。茎は濃緑色、長さ3~15m。節茎(Joints)は長さ20~50㎝×幅3~8(~12)㎝、翼又は角(かど)があり、翼や角(かど)の縁は粗い円鋸歯があり、角質。アレオールは3~6㎝離れ、 直径2~5㎜。刺はアレオールに1~3(~6)本、様々な方向に広がり、灰褐色、円錐形~錐形、長さ2~5(~10)㎜。花は長さ25~30㎝×幅15~34㎝。花托筒は漏斗形。外花被片は中肋が帯緑色、縁はほぼ白色、披針状線形~線形、長さ10~15㎝×幅1~1.5㎝、縁は全縁、先は尖鋭形、後屈する。内花被片は直立~開出し、白色、狭倒披針形、縁は全縁又は微細不整歯。花糸はクリーム色、長さ5~7.5㎝。葯は線形、長さ約4.5mm。花柱はクリーム色、長さ14~20㎝、丈夫。柱頭は20~24個、2~2.3㎜突き出し、細い。果実は赤色、球形~楕円形、長さ7~12.5㎝×幅6~12㎝、多数の三角形の鱗片がつき、へそは小さい。果肉は白色。種子は倒卵形、約・長さ2㎜×幅1㎜。花期は7~10月。
よじ登り、這いまわり、着生する。茎は分枝し、普通、3翼又は3角(かど)があり、縁はしばしば角質、しばしば多数の気根を生じる。アレオール(Areoles:刺座)は 離れ、翼や角のノッチの中にある。刺は短く、又は無い。花は夜咲き(nocturnal)、白色又はまれに赤色、漏斗形、大きい。花托筒は普通、長く、上部で、幅広の葉状の鱗片を持つ。雄しべは多数、花托筒と花被ののど部につき、花被より短い。胎座は側膜胎座。柱頭は多数、ときに2裂又は扇形。果実は球形、楕円形、又は卵形、大きく、肉質、刺は無く、幅広の鱗片がある。種子は多数、卵状腎形、種皮は光沢のある黒色、平滑又は小さな斑点がある。
世界に約15種があり、メキシコ、西インド諸島~南アメリカに分布する。数種が栽培されている。
synonym Hylocereus bronxensis Britton & Rose
synonym Selenicereus ocamponis (Salm-Dyck) D.R.Hunt
basionym Cereus ocamponis Salm-Dyck メキシコ原産。
2 Hylocereus costaricensis (F.A.C.Weber) Britton & Rose レッドドラゴン
synonym Selenicereus costaricensis (F.A.C.Weber) S.Arias & N.Korotkova
コロンビア、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ペルー原産。英名はCosta Rican pitahaya , Costa Rica nightblooming cactus , Purple Pitaya。別名はレッドドラゴンフルーツ、レッドピタヤ
蔓性木。茎は3うねがあり、多少、細く、年とともに太く、直径3~6(~10)㎝。アエローラ(刺座)は(2~)3~4(~6)本の円錐形の棘があり、暗灰褐色、棘は長さ2~6㎜。花は夜咲き(nocturnal)で、長さ20~30cm。花托筒は長さ9~12㎝、長さ2~4㎝×幅0.4~1cmの葉状の鱗片が重なり覆われる。花被の外花被片は線状披針形、長さ60~120mm×幅8~12mm、緑色、縁は帯赤色。花被の内花被片は長さ8~12㎝×幅1~1.8㎝、白色。子房は長さ2~4㎝。葉状の鱗片は長さ0.5~3㎝×幅0.5~1㎝。花柱は長さ18~22㎝、クリーム色。柱頭は約16本、帯黄色。果実は卵形、長さ8~10㎝×直径6~8㎝、葉状の鱗片(紫色)を宿存する。果皮は赤色、果肉は赤色。花期は5~9月。果期は6~10月(ニカラグア)。
3Hylocereus megalanthus (K. Schum. ex Vaupel) Ralf Bauern イエロードラゴン
synonym Selenicereus megalanthus (K.Schum. ex Vaupel) Moran
synonym Mediocactus megalanthus (K. Schum. ex Vaupel) Britton & Rose コロンビア、エクアドル、ペルー原産。英名はyellow dragon fruit , yellow pitahaya。別名はイエロードラゴンフルーツ、イエローピタヤ。
蔓性、茎は平伏、よじ登り(攀縁性)、垂れ下がり、しばしば、太さ1.5㎝になり、気根をつけ、3うねがあり、縁はわずかに波打つ。エアロールは白色で、1~3本の長さ2~3mmの帯黄色の刺をつける。若い時には毛があり、とれやすく、表皮は緑色。花は夜咲き(nocturnal)で漏斗形、長さ32~38㎝。 外果皮(pericarpel)は卵形~わずかに球形、小突起は大きく、扁平。フェルト状で刺のあるアエロールは小さな小苞が基部につく。花托は長い。外花被片は長く、緑色、三角状鋭形。内花被片は約・長さ10㎝×幅3.5㎝、白色、幅が広い。雄しべは多数、2列につき、黄色。花柱は黄色。柱頭は裂片が多数、緑色。果実は卵形、いぼ状突起があり、刺があり、外皮は黄色(ハイブリッドではときに、赤色、橙色)、種子は黒色。果肉は白色 (ハイブリッドではときに、ピンク色)、穏やかな甘みがあり、美味しい。自家受粉する。
4 Hylocereus polyrhizus (F.A.C.Weber) Britton & Rose ゴールデンドラゴン
synonym Selenicereus monacanthus (Lem.) D.R.Hunt
コロンビア、コスタリカ、エクアドル、ニカラグア、パナマ、ペルー、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ原産 別名はゴールデンピタヤ
5 Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose ドラゴンフルーツ
synonym Selenicereus undatus (Haworth) D.R.Hunt
synonym Cereus undatus Haworth
メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス原産。中国名は量天尺 liang tian chi。英名はdragon fruit , night blooming cereus , strawberry pear , Belle of the Night , Cinderella plant , Jesus in the cradle , moonflower , white-fleshed pitahaya , pitahaya。別名はピタヤ、ホワイトドラゴン、ホワイトピタヤ
蔓性木。よじ登り又は乱雑に広がる。茎は濃緑色、長さ3~15m。節茎(Joints)は長さ20~50㎝×幅3~8(~12)㎝、翼又は角(かど)があり、翼や角(かど)の縁は粗い円鋸歯があり、角質。アレオールは3~6㎝離れ、 直径2~5㎜。刺はアレオールに1~3(~6)本、様々な方向に広がり、灰褐色、円錐形~錐形、長さ2~5(~10)㎜。花は長さ25~30㎝×幅15~34㎝。花托筒は漏斗形。外花被片は中肋が帯緑色、縁はほぼ白色、披針状線形~線形、長さ10~15㎝×幅1~1.5㎝、縁は全縁、先は尖鋭形、後屈する。内花被片は直立~開出し、白色、狭倒披針形、縁は全縁又は微細不整歯。花糸はクリーム色、長さ5~7.5㎝。葯は線形、長さ約4.5mm。花柱はクリーム色、長さ14~20㎝、丈夫。柱頭は20~24個、2~2.3㎜突き出し、細い。果実は赤色、球形~楕円形、長さ7~12.5㎝×幅6~12㎝、多数の三角形の鱗片がつき、へそは小さい。果肉は白色。種子は倒卵形、約・長さ2㎜×幅1㎜。花期は7~10月。
6 その他ハイブリッド
(1) Hylocereus undatus × Hylocereus ocanponis ピンクドラゴン
(2) Hylocereus undatus × Hylocereus polyrhizus ピンクドラゴン
(3) Hylocereus undatus × Selenicereus megalanthus オレンジドラゴン
(4) Hylocereus costaricensis × Selenicereus megalanthus オレンジドラゴン
低木、蔓状、攀縁性、地上生、半着生、着生 又は岩生、わずか~多数、分枝し、枝は節に束生する。根は拡散又は茎に不定につく。茎は区切があり、又は無く、普通、明るい緑色又は青緑色~帯紫色、細い円筒形[いくつかの着生種では扁平になり、葉状]、長さ100~500㎝×幅0.8~5[~30]㎝、無毛。肋は[3~]4~8[~12]本、 [又はある着生植物では2翼]、明瞭で鋭形から低くて丸い、肋のとさか(crests)は真っすぐ~やや波打ち[歯、ノッチ、又は翼が葉状であるなら明瞭に分裂する]。 アレオールは肋に沿って[10~]15~25[~60]㎜離れ、小さく、円形、短い白色の綿毛があり、腺は無い。皮質は薄く、太い茎ではやや粘り、髄は普通、粘らない。刺はアレオールに1~18本 [着生種の成熟した茎には無い]、黄色、帯黒色、又は褐色[白色、帯緑色又は帯赤色]、茎の上に側生し、剛毛状、針状又は円錐形、長さ1~15[~20]㎜、柔らか~硬い。放射状の刺は[0~]1~18本、真っすぐ~捻じれ、普通、中心の刺より細く、しなやか。中心の刺はアレオールに[0~]1[~4]本、しばしば放射状の真っすぐ[から曲がる] 刺と区別できず、長さ1[~15]㎜。花は夜咲き(nocturnal)、茎に側生し、しばしば芳香があり、長い筒部をもち[S. innesiiでは本質的に筒部が無い ]、漏斗形~高坏(たかつき)形、長さ12~40㎝×幅8~20㎝。外花被片は完全に開花したとき、普通、広く、広がり、黄色、橙色、帯褐色、又は帯緑色 [~赤色又は紫色]、線形~狭倒披針形。内花被片は完全に開花したとき、斜上~開出し、白色[まれに有色]、幅が広い。アレオールは小さい鱗片があり(S. spinulosusでは欠く)、毛と剛毛又は刺がある。刺は針状、しなやかで髪の毛状。柱頭の裂片は10~20本、白色~帯黄色、普通、長い。果実は普通、赤色、球形~長円形~卵形、長さ5~9㎝、肉質、毛と剛毛は脱落性、鱗片がもしあれば、小さく、不明瞭。種子は黒色、卵形~腎形、光沢がある。x=11。 世界に約30種があり、USA、メキシコ、西インド諸島、中央アメリカ、南アメリカの熱帯~亜熱帯に分布する。
Hylocereus
Selenicereus
Selenicereus
Hylocereus
蔓性木。よじ登り又は乱雑に広がる。茎は濃緑色、長さ3~15m。節茎(Joints)は長さ20~50㎝×幅3~8(~12)㎝、翼又は角(かど)があり、翼や角(かど)の縁は粗い円鋸歯があり、角質。アレオールは3~6㎝離れ、 直径2~5㎜。刺はアレオールに1~3(~6)本、様々な方向に広がり、灰褐色、円錐形~錐形、長さ2~5(~10)㎜。花は長さ25~30㎝×幅15~34㎝。花托筒は漏斗形。外花被片は中肋が帯緑色、縁はほぼ白色、披針状線形~線形、長さ10~15㎝×幅1~1.5㎝、縁は全縁、先は尖鋭形、後屈する。内花被片は直立~開出し、白色、狭倒披針形、縁は全縁又は微細不整歯。花糸はクリーム色、長さ5~7.5㎝。葯は線形、長さ約4.5mm。花柱はクリーム色、長さ14~20㎝、丈夫。柱頭は20~24個、2~2.3㎜突き出し、細い。果実は赤色、球形~楕円形、長さ7~12.5㎝×幅6~12㎝、多数の三角形の鱗片がつき、へそは小さい。果肉は白色。種子は倒卵形、約・長さ2㎜×幅1㎜。花期は7~10月。
ヒモサボテン属
family Cactaceae - genus Hylocereusよじ登り、這いまわり、着生する。茎は分枝し、普通、3翼又は3角(かど)があり、縁はしばしば角質、しばしば多数の気根を生じる。アレオール(Areoles:刺座)は 離れ、翼や角のノッチの中にある。刺は短く、又は無い。花は夜咲き(nocturnal)、白色又はまれに赤色、漏斗形、大きい。花托筒は普通、長く、上部で、幅広の葉状の鱗片を持つ。雄しべは多数、花托筒と花被ののど部につき、花被より短い。胎座は側膜胎座。柱頭は多数、ときに2裂又は扇形。果実は球形、楕円形、又は卵形、大きく、肉質、刺は無く、幅広の鱗片がある。種子は多数、卵状腎形、種皮は光沢のある黒色、平滑又は小さな斑点がある。
世界に約15種があり、メキシコ、西インド諸島~南アメリカに分布する。数種が栽培されている。
ヒモサボテン属の主な種と園芸品種
1 Hylocereus ocamponis (Salm-Dyck) Britton & Rose 明の明星synonym Hylocereus bronxensis Britton & Rose
synonym Selenicereus ocamponis (Salm-Dyck) D.R.Hunt
basionym Cereus ocamponis Salm-Dyck メキシコ原産。
2 Hylocereus costaricensis (F.A.C.Weber) Britton & Rose レッドドラゴン
synonym Selenicereus costaricensis (F.A.C.Weber) S.Arias & N.Korotkova
コロンビア、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ペルー原産。英名はCosta Rican pitahaya , Costa Rica nightblooming cactus , Purple Pitaya。別名はレッドドラゴンフルーツ、レッドピタヤ
蔓性木。茎は3うねがあり、多少、細く、年とともに太く、直径3~6(~10)㎝。アエローラ(刺座)は(2~)3~4(~6)本の円錐形の棘があり、暗灰褐色、棘は長さ2~6㎜。花は夜咲き(nocturnal)で、長さ20~30cm。花托筒は長さ9~12㎝、長さ2~4㎝×幅0.4~1cmの葉状の鱗片が重なり覆われる。花被の外花被片は線状披針形、長さ60~120mm×幅8~12mm、緑色、縁は帯赤色。花被の内花被片は長さ8~12㎝×幅1~1.8㎝、白色。子房は長さ2~4㎝。葉状の鱗片は長さ0.5~3㎝×幅0.5~1㎝。花柱は長さ18~22㎝、クリーム色。柱頭は約16本、帯黄色。果実は卵形、長さ8~10㎝×直径6~8㎝、葉状の鱗片(紫色)を宿存する。果皮は赤色、果肉は赤色。花期は5~9月。果期は6~10月(ニカラグア)。
3Hylocereus megalanthus (K. Schum. ex Vaupel) Ralf Bauern イエロードラゴン
synonym Selenicereus megalanthus (K.Schum. ex Vaupel) Moran
synonym Mediocactus megalanthus (K. Schum. ex Vaupel) Britton & Rose コロンビア、エクアドル、ペルー原産。英名はyellow dragon fruit , yellow pitahaya。別名はイエロードラゴンフルーツ、イエローピタヤ。
蔓性、茎は平伏、よじ登り(攀縁性)、垂れ下がり、しばしば、太さ1.5㎝になり、気根をつけ、3うねがあり、縁はわずかに波打つ。エアロールは白色で、1~3本の長さ2~3mmの帯黄色の刺をつける。若い時には毛があり、とれやすく、表皮は緑色。花は夜咲き(nocturnal)で漏斗形、長さ32~38㎝。 外果皮(pericarpel)は卵形~わずかに球形、小突起は大きく、扁平。フェルト状で刺のあるアエロールは小さな小苞が基部につく。花托は長い。外花被片は長く、緑色、三角状鋭形。内花被片は約・長さ10㎝×幅3.5㎝、白色、幅が広い。雄しべは多数、2列につき、黄色。花柱は黄色。柱頭は裂片が多数、緑色。果実は卵形、いぼ状突起があり、刺があり、外皮は黄色(ハイブリッドではときに、赤色、橙色)、種子は黒色。果肉は白色 (ハイブリッドではときに、ピンク色)、穏やかな甘みがあり、美味しい。自家受粉する。
4 Hylocereus polyrhizus (F.A.C.Weber) Britton & Rose ゴールデンドラゴン
synonym Selenicereus monacanthus (Lem.) D.R.Hunt
コロンビア、コスタリカ、エクアドル、ニカラグア、パナマ、ペルー、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ原産 別名はゴールデンピタヤ
5 Hylocereus undatus (Haw.) Britton & Rose ドラゴンフルーツ
synonym Selenicereus undatus (Haworth) D.R.Hunt
synonym Cereus undatus Haworth
メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス原産。中国名は量天尺 liang tian chi。英名はdragon fruit , night blooming cereus , strawberry pear , Belle of the Night , Cinderella plant , Jesus in the cradle , moonflower , white-fleshed pitahaya , pitahaya。別名はピタヤ、ホワイトドラゴン、ホワイトピタヤ
蔓性木。よじ登り又は乱雑に広がる。茎は濃緑色、長さ3~15m。節茎(Joints)は長さ20~50㎝×幅3~8(~12)㎝、翼又は角(かど)があり、翼や角(かど)の縁は粗い円鋸歯があり、角質。アレオールは3~6㎝離れ、 直径2~5㎜。刺はアレオールに1~3(~6)本、様々な方向に広がり、灰褐色、円錐形~錐形、長さ2~5(~10)㎜。花は長さ25~30㎝×幅15~34㎝。花托筒は漏斗形。外花被片は中肋が帯緑色、縁はほぼ白色、披針状線形~線形、長さ10~15㎝×幅1~1.5㎝、縁は全縁、先は尖鋭形、後屈する。内花被片は直立~開出し、白色、狭倒披針形、縁は全縁又は微細不整歯。花糸はクリーム色、長さ5~7.5㎝。葯は線形、長さ約4.5mm。花柱はクリーム色、長さ14~20㎝、丈夫。柱頭は20~24個、2~2.3㎜突き出し、細い。果実は赤色、球形~楕円形、長さ7~12.5㎝×幅6~12㎝、多数の三角形の鱗片がつき、へそは小さい。果肉は白色。種子は倒卵形、約・長さ2㎜×幅1㎜。花期は7~10月。
6 その他ハイブリッド
(1) Hylocereus undatus × Hylocereus ocanponis ピンクドラゴン
(2) Hylocereus undatus × Hylocereus polyrhizus ピンクドラゴン
(3) Hylocereus undatus × Selenicereus megalanthus オレンジドラゴン
(4) Hylocereus costaricensis × Selenicereus megalanthus オレンジドラゴン
セレニケレウス属
family Cactaceae - genus Selenicereus低木、蔓状、攀縁性、地上生、半着生、着生 又は岩生、わずか~多数、分枝し、枝は節に束生する。根は拡散又は茎に不定につく。茎は区切があり、又は無く、普通、明るい緑色又は青緑色~帯紫色、細い円筒形[いくつかの着生種では扁平になり、葉状]、長さ100~500㎝×幅0.8~5[~30]㎝、無毛。肋は[3~]4~8[~12]本、 [又はある着生植物では2翼]、明瞭で鋭形から低くて丸い、肋のとさか(crests)は真っすぐ~やや波打ち[歯、ノッチ、又は翼が葉状であるなら明瞭に分裂する]。 アレオールは肋に沿って[10~]15~25[~60]㎜離れ、小さく、円形、短い白色の綿毛があり、腺は無い。皮質は薄く、太い茎ではやや粘り、髄は普通、粘らない。刺はアレオールに1~18本 [着生種の成熟した茎には無い]、黄色、帯黒色、又は褐色[白色、帯緑色又は帯赤色]、茎の上に側生し、剛毛状、針状又は円錐形、長さ1~15[~20]㎜、柔らか~硬い。放射状の刺は[0~]1~18本、真っすぐ~捻じれ、普通、中心の刺より細く、しなやか。中心の刺はアレオールに[0~]1[~4]本、しばしば放射状の真っすぐ[から曲がる] 刺と区別できず、長さ1[~15]㎜。花は夜咲き(nocturnal)、茎に側生し、しばしば芳香があり、長い筒部をもち[S. innesiiでは本質的に筒部が無い ]、漏斗形~高坏(たかつき)形、長さ12~40㎝×幅8~20㎝。外花被片は完全に開花したとき、普通、広く、広がり、黄色、橙色、帯褐色、又は帯緑色 [~赤色又は紫色]、線形~狭倒披針形。内花被片は完全に開花したとき、斜上~開出し、白色[まれに有色]、幅が広い。アレオールは小さい鱗片があり(S. spinulosusでは欠く)、毛と剛毛又は刺がある。刺は針状、しなやかで髪の毛状。柱頭の裂片は10~20本、白色~帯黄色、普通、長い。果実は普通、赤色、球形~長円形~卵形、長さ5~9㎝、肉質、毛と剛毛は脱落性、鱗片がもしあれば、小さく、不明瞭。種子は黒色、卵形~腎形、光沢がある。x=11。 世界に約30種があり、USA、メキシコ、西インド諸島、中央アメリカ、南アメリカの熱帯~亜熱帯に分布する。
参考
1) Flora of ChinaHylocereus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=116057
2) Flora of North AmericaSelenicereus
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=130014
3) Kew scienceSelenicereus
http://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30011812-2
4) World Flora OnlineHylocereus
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000034979
Selenicereus
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000034979