チョコレートベリー
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae アロニア属
別名] | チョコベリー、チョコレートの木、セイヨウカマツカ、チョークベリー |
中国名] | 野櫻莓 ye ying mei |
英 名 | black chokeberry |
学 名 | Aronia melanocarpa (Michx.) Elliott |
花 期 | 3~6月 |
果 期 | 9~11月 |
高 さ | 0.9~2.4m |
生活型 | 落葉小低木 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 帰化種 北アメリカ(USA、カナダ)原産 |
撮 影 | 西尾市 18.8.27 |
バラ科アロニア属の園芸品種。春に白色~淡ピンク色のカマツカに似た花をつけ、別名をセイヨウカマツカという。秋にブルーベリーに似た黒色の果実をつける。生食には適さないが、耐寒性があり、ロシアやブルガリアなど東欧では広く栽培され、果実酒やジャムに加工して利用される。
小低木、高さ0.9~2.4m。茎は無毛又はほぼ無毛になる。葉柄は細い。葉は下面が淡緑色、上面が暗緑色、光沢がある。秋に明るい黄色~橙色~赤色になり、落葉する。葉身は長さ2.5~7㎝×幅2.5~3.5㎝、先は類鋭形又は微突頭、縁は細鋸歯又は細円鋸歯、表面は無毛又はほぼ無毛になる。上面の中脈には小さな腺毛がある。花は甘い香りがある。花托筒は無毛。咢片は縁が無毛。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は球形、直径約8㎜、黒色、無毛、味は酸っぱく、苦みがある。2n = 34, 68。
低木、高さ80~200㎝、株立ちする。茎は1~20+本、直立し、黒灰色~褐色、平滑。短いシュートは無い。刺は無く、伏毛~無毛又はほぼ無毛になる。葉は落葉性、互生、茎葉、単葉。托葉は宿存性、葉柄につき、狭三角形、縁には腺がある。葉柄はある。葉身は楕円形~倒卵形、長さ2.5~7.5(~)18㎝、膜質、縁は平ら、縁に腺のある細鋸歯状の歯があり、葉脈は羽状、表面は無毛~ほぼ無毛~軟毛(又は絨毛)がある。花序は側生及び明らかに頂生、花が 5~12(~20個つき、散房花序、伏した軟毛がある。苞は腺に退化し、小苞も腺に退化する。花柄はある。花は花被と雄しべ群が子房上にあり、直径12~20㎜。花托筒は鐘形、長さ1~2㎜、無毛又は絨毛がある。咢片は5個、直立、三角形。花弁は5個、白色~淡ピンク色、楕円形~円形、基部に爪部がある。雄しべは16~22個、花弁の長さに等しい。心皮は5個、下部で合着し、花托筒につき、有毛。花柱は頂生、明瞭。胚珠は2個。果実はナシ状果、赤色又は黒色、倒卵形又は類球形、長さ6~9(~11)㎜、無毛又は軟毛がある。花托筒は宿存し、咢片は宿存して圧着する。心皮は軟骨質、花柱やしばしば花糸も宿存する。種子はナシ状果に1~8個、長さ2~3㎜。x = 17。
世界に2種あり、北アメリカに分布する。
USA、カナダ原産。英名はred chokeberry
茎には伏した軟毛がある。葉は下面が淡緑色、上面は暗緑色、光沢が無く、秋に色づく。葉身は長さ3~7.5㎝×幅2~3.5㎝、先は類鋭形~尖鋭形、下面には軟毛があり、上面は無毛~ほぼ無毛。下面の中脈には密に灰色の毛があり、上面には腺毛がある。花には甘い香りがある。花托筒は絨毛があり、特に下部に多い。咢片は縁の下部に絨毛がある。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は赤色、軟毛があり、味は酸っぱく、苦い。 2n = 34, 68。花期は2~3月。果期は9~11月。
品種) 'Brilliant' , 'Erecta'
2 Aronia melanocarpa (Michx.) Elliott
synonym Photinia melanocarpa (Michx.) K.R.Robertson & J.B.Phipps
synonym Aronia melanocarpa Spach
synonym Aronia nigra (Medik.) Dippel
USA、カナダ原産。英名はblack chokeberry。
小低木、高さ0.9~2.4m。茎は無毛又はほぼ無毛になる。葉柄は細い。葉は下面が淡緑色、上面が暗緑色、光沢がある。秋に明るい黄色~橙色~赤色になり、落葉する。葉身は長さ2.5~7㎝×幅2.5~3.5㎝、先は類鋭形又は微突頭、縁は細鋸歯又は細円鋸歯、表面は無毛又はほぼ無毛になる。上面の中脈には小さな腺毛がある。花は甘い香りがある。花托筒は無毛。咢片は縁が無毛。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は球形、直径約8㎜、黒色、無毛、味は酸っぱく、苦みがある。2n = 34, 68。花期は3~6月。果期は9~11月。
品種) 'Elisabeth' (PBR) , 'Hugin' , 'Iroquois Beauty' , 'McKenzie' , 'Red Viking'
3 Aronia ×prunifolia (Marshall) Rehder
USA、カナダ原産。英名はpurple chokeberry
A. arbutifolia と A. melanocarpaとの自然交雑種。
品種) 'Aron' (F) , 'Autumn Magic' , 'Karhumaki' (F) , 'Nero' (F) , 'Rubina' (F) , 'Serina' (F)
4 Aronia ×mitschurinii A. K. Skvortsov & Maitul.
栽培品種。
Sorbaronia fallax (= Sorbus aucuparia × A. melanocarpa) × A. melanocarpa or A. ×prunifolia)
品種) Aronia × Sorbus, 'Burka'
Black Chokeberry
http://www.illinoiswildflowers.info/trees/plants/bl_chokeberry.htm
2) Flora of North America
Aronia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=102649
3) GRIN
Aronia
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=13463
小低木、高さ0.9~2.4m。茎は無毛又はほぼ無毛になる。葉柄は細い。葉は下面が淡緑色、上面が暗緑色、光沢がある。秋に明るい黄色~橙色~赤色になり、落葉する。葉身は長さ2.5~7㎝×幅2.5~3.5㎝、先は類鋭形又は微突頭、縁は細鋸歯又は細円鋸歯、表面は無毛又はほぼ無毛になる。上面の中脈には小さな腺毛がある。花は甘い香りがある。花托筒は無毛。咢片は縁が無毛。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は球形、直径約8㎜、黒色、無毛、味は酸っぱく、苦みがある。2n = 34, 68。
アロニア属
family Rosaceae - genus Aronia低木、高さ80~200㎝、株立ちする。茎は1~20+本、直立し、黒灰色~褐色、平滑。短いシュートは無い。刺は無く、伏毛~無毛又はほぼ無毛になる。葉は落葉性、互生、茎葉、単葉。托葉は宿存性、葉柄につき、狭三角形、縁には腺がある。葉柄はある。葉身は楕円形~倒卵形、長さ2.5~7.5(~)18㎝、膜質、縁は平ら、縁に腺のある細鋸歯状の歯があり、葉脈は羽状、表面は無毛~ほぼ無毛~軟毛(又は絨毛)がある。花序は側生及び明らかに頂生、花が 5~12(~20個つき、散房花序、伏した軟毛がある。苞は腺に退化し、小苞も腺に退化する。花柄はある。花は花被と雄しべ群が子房上にあり、直径12~20㎜。花托筒は鐘形、長さ1~2㎜、無毛又は絨毛がある。咢片は5個、直立、三角形。花弁は5個、白色~淡ピンク色、楕円形~円形、基部に爪部がある。雄しべは16~22個、花弁の長さに等しい。心皮は5個、下部で合着し、花托筒につき、有毛。花柱は頂生、明瞭。胚珠は2個。果実はナシ状果、赤色又は黒色、倒卵形又は類球形、長さ6~9(~11)㎜、無毛又は軟毛がある。花托筒は宿存し、咢片は宿存して圧着する。心皮は軟骨質、花柱やしばしば花糸も宿存する。種子はナシ状果に1~8個、長さ2~3㎜。x = 17。
世界に2種あり、北アメリカに分布する。
アロニア属の種
1 Aronia arbutifolia (L.) Pers.USA、カナダ原産。英名はred chokeberry
茎には伏した軟毛がある。葉は下面が淡緑色、上面は暗緑色、光沢が無く、秋に色づく。葉身は長さ3~7.5㎝×幅2~3.5㎝、先は類鋭形~尖鋭形、下面には軟毛があり、上面は無毛~ほぼ無毛。下面の中脈には密に灰色の毛があり、上面には腺毛がある。花には甘い香りがある。花托筒は絨毛があり、特に下部に多い。咢片は縁の下部に絨毛がある。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は赤色、軟毛があり、味は酸っぱく、苦い。 2n = 34, 68。花期は2~3月。果期は9~11月。
品種) 'Brilliant' , 'Erecta'
2 Aronia melanocarpa (Michx.) Elliott
synonym Photinia melanocarpa (Michx.) K.R.Robertson & J.B.Phipps
synonym Aronia melanocarpa Spach
synonym Aronia nigra (Medik.) Dippel
USA、カナダ原産。英名はblack chokeberry。
小低木、高さ0.9~2.4m。茎は無毛又はほぼ無毛になる。葉柄は細い。葉は下面が淡緑色、上面が暗緑色、光沢がある。秋に明るい黄色~橙色~赤色になり、落葉する。葉身は長さ2.5~7㎝×幅2.5~3.5㎝、先は類鋭形又は微突頭、縁は細鋸歯又は細円鋸歯、表面は無毛又はほぼ無毛になる。上面の中脈には小さな腺毛がある。花は甘い香りがある。花托筒は無毛。咢片は縁が無毛。葯は黄色~紫赤色。ナシ状果は球形、直径約8㎜、黒色、無毛、味は酸っぱく、苦みがある。2n = 34, 68。花期は3~6月。果期は9~11月。
品種) 'Elisabeth' (PBR) , 'Hugin' , 'Iroquois Beauty' , 'McKenzie' , 'Red Viking'
3 Aronia ×prunifolia (Marshall) Rehder
USA、カナダ原産。英名はpurple chokeberry
A. arbutifolia と A. melanocarpaとの自然交雑種。
品種) 'Aron' (F) , 'Autumn Magic' , 'Karhumaki' (F) , 'Nero' (F) , 'Rubina' (F) , 'Serina' (F)
4 Aronia ×mitschurinii A. K. Skvortsov & Maitul.
栽培品種。
Sorbaronia fallax (= Sorbus aucuparia × A. melanocarpa) × A. melanocarpa or A. ×prunifolia)
品種) Aronia × Sorbus, 'Burka'
参考
1) Illinois WildflowersBlack Chokeberry
http://www.illinoiswildflowers.info/trees/plants/bl_chokeberry.htm
2) Flora of North America
Aronia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=102649
3) GRIN
Aronia
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=13463