カメリア・エリナカスケード
Flora of Mikawa
ツバキ科 Theaceae ツバキ属
別 名 | ヒメサザンカ |
中国名 | 川鄂连蕊茶 chuan e lian rui cha |
英 名 | Cupido Camellia , Camellia 'Cupido' |
学 名 | Camellia 'Elina Cascade' synonym Camellia tsaii var, synaptica 'Elina Cascade' synonym Camellia rosthorniana Handel-Mazzetti |
花 期 | 3~4月 |
9高 さ | 1.5~3m |
生活型 | 常緑低木 |
生育場所 | 栽培種 |
分 布 | 外来種 中国原産 |
撮 影 | 西尾市 19..3.6 |
カメリア・エリナカスケードはツバキ属の園芸品種。農林水産省品種登録第11658号(登録年月日2004.1.13 登録者 柴道昭氏)。
中国から導入した野生種の変異株。樹形は横張性、樹高は矮性、枝の太さは極細、分枝性は強、節間長は短。葉は小型、長楕円形、反曲し、先は鋭尖形、基部は鈍形、鈍細鋸歯縁、濃緑色、光沢は少く、質は薄い。葉柄は短柄。葉柄及び葉の下面に毛がある。花は横向きにつき、杯形、一重咲きの極小輪、ピンク白色の地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る。外花弁は丸形、外曲、脈は無、縁の形は桜弁、花弁数は9個以下。蕾の形は円尖形、雄ずいの形は茶せんしべ、花糸は白色。葯は黄褐色。花弁と雄ずいは癒着する。子房は無毛。花柄は長い。花の芳香は無い。花期は春。Camellia lutchuensis及びC. rosaefloraと比較して、花色区分が複色であること、花柄があること等で区別できる。(参考:登録品種の詳細情報)
'Elina Cascade' はCamellia tsaii var. synaptica ツァイと Camellia lutchuensis ヒメサザンカ(ルチエンシス)との交雑種を埼玉県川口市のしばみち本店の芝道昭氏が作り出した(未登録)ものが元だともいわれているが詳細不明。
アメリカのHines Growersが埼玉県川口市から入手したCamellia rosthorniana の選抜により、1991年に発見した品種としてCamellia rosthorniana 'Elina'をアメリカで登録している。この枝が枝垂れる品種がエリナカスケードともいわれる。
【Camellia rosthornianaの解説】
中国(広西壮族自治区 , 貴州省 , 湖北省 , 湖南省 , 四川省)原産。中国名は川鄂连蕊茶 chuan e lian rui cha 。
低木、高さ1.5~3m。古い枝は赤褐色、無毛。若い枝は細く、当年の小枝は密に灰黄色の毛があり、密毛は±宿存する。葉柄は長さ1~2㎜、毛がある。葉身は長円状楕円形、楕円形又は卵形、長さ2.5~4.5㎝×幅1~2㎝、薄い革質、下面は淡緑色、無毛、上面は暗緑色、光沢があり、中脈に微細剛毛があり、中脈は両面に盛り上がる。2次脈は中脈の各側に6又は7本、下面では不明瞭、上面ではわずかに凹み、葉の基部は広楔形、縁は円鋸歯状細鋸歯、先は尖鋭形で、先端は鈍い。花は単生、直径1.2~1.5㎝。花柄は長さ2~4㎜、太く、無毛。小苞は3~5個、花柄を被わず、卵形~広卵形、長さ0.5~1.5㎜、無毛、繊毛がある(ciliolate:細かい縁毛)。萼は浅い円蓋状、長さ2.5~3㎜。萼片は広卵形~類円形、長さ2~2.5㎜、両面とも無毛又は外側の先にまばらに毛があり、縁には繊毛がある。花弁は5~7個、白色、広倒卵形、長さ8~14㎜×幅5~8㎜、基部は長さ約3㎜が合着し、先は凹形。雄しべは長さ約1㎝、無毛。外側の花糸は基部が輪状に3.5~4㎜合着する。雌しべ群は長さ1~1.4㎝、無毛。子房は卵形、長さ約1.5㎜。花柱は長さ0.9~1.3㎝、先が約1㎜、3深裂する。蒴果は類球形、直径1~1.4㎝、普通、1室、1種子をもつ。果皮は緑色~褐色、薄い革質、3バルブに割れる。種子は褐色、球形、直径7~10㎜。花期は2~3月。果期は9~10月。
品種) Camellia rosthorniana Cupido® ('Elina'PBR)= Cupido (PBR)= Camellia 'Elina' (PBR)カメリア・エリナ , 'Elina Cascade' エリナカスケード(枝が枝垂れる。)
中国から導入した野生種の変異株。樹形は横張性、樹高は矮性、枝の太さは極細、分枝性は強、節間長は短。葉は小型、長楕円形、反曲し、先は鋭尖形、基部は鈍形、鈍細鋸歯縁、濃緑色、光沢は少く、質は薄い。葉柄は短柄。葉柄及び葉の下面に毛がある。花は横向きにつき、杯形、一重咲きの極小輪、ピンク白色の地色に鮮紫ピンク色のぼかしが入る。外花弁は丸形、外曲、脈は無、縁の形は桜弁、花弁数は9個以下。蕾の形は円尖形、雄ずいの形は茶せんしべ、花糸は白色。葯は黄褐色。花弁と雄ずいは癒着する。子房は無毛。花柄は長い。花の芳香は無い。花期は春。Camellia lutchuensis及びC. rosaefloraと比較して、花色区分が複色であること、花柄があること等で区別できる。(参考:登録品種の詳細情報)
'Elina Cascade' はCamellia tsaii var. synaptica ツァイと Camellia lutchuensis ヒメサザンカ(ルチエンシス)との交雑種を埼玉県川口市のしばみち本店の芝道昭氏が作り出した(未登録)ものが元だともいわれているが詳細不明。
アメリカのHines Growersが埼玉県川口市から入手したCamellia rosthorniana の選抜により、1991年に発見した品種としてCamellia rosthorniana 'Elina'をアメリカで登録している。この枝が枝垂れる品種がエリナカスケードともいわれる。
【Camellia rosthornianaの解説】
中国(広西壮族自治区 , 貴州省 , 湖北省 , 湖南省 , 四川省)原産。中国名は川鄂连蕊茶 chuan e lian rui cha 。
低木、高さ1.5~3m。古い枝は赤褐色、無毛。若い枝は細く、当年の小枝は密に灰黄色の毛があり、密毛は±宿存する。葉柄は長さ1~2㎜、毛がある。葉身は長円状楕円形、楕円形又は卵形、長さ2.5~4.5㎝×幅1~2㎝、薄い革質、下面は淡緑色、無毛、上面は暗緑色、光沢があり、中脈に微細剛毛があり、中脈は両面に盛り上がる。2次脈は中脈の各側に6又は7本、下面では不明瞭、上面ではわずかに凹み、葉の基部は広楔形、縁は円鋸歯状細鋸歯、先は尖鋭形で、先端は鈍い。花は単生、直径1.2~1.5㎝。花柄は長さ2~4㎜、太く、無毛。小苞は3~5個、花柄を被わず、卵形~広卵形、長さ0.5~1.5㎜、無毛、繊毛がある(ciliolate:細かい縁毛)。萼は浅い円蓋状、長さ2.5~3㎜。萼片は広卵形~類円形、長さ2~2.5㎜、両面とも無毛又は外側の先にまばらに毛があり、縁には繊毛がある。花弁は5~7個、白色、広倒卵形、長さ8~14㎜×幅5~8㎜、基部は長さ約3㎜が合着し、先は凹形。雄しべは長さ約1㎝、無毛。外側の花糸は基部が輪状に3.5~4㎜合着する。雌しべ群は長さ1~1.4㎝、無毛。子房は卵形、長さ約1.5㎜。花柱は長さ0.9~1.3㎝、先が約1㎜、3深裂する。蒴果は類球形、直径1~1.4㎝、普通、1室、1種子をもつ。果皮は緑色~褐色、薄い革質、3バルブに割れる。種子は褐色、球形、直径7~10㎜。花期は2~3月。果期は9~10月。
品種) Camellia rosthorniana Cupido® ('Elina'PBR)= Cupido (PBR)= Camellia 'Elina' (PBR)カメリア・エリナ , 'Elina Cascade' エリナカスケード(枝が枝垂れる。)