ブラジルトケイソウ 

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Flora of Mikawa

トケイソウ科 Passifloraceae トケイソウ属

別 名 パッシフローラ・アラタ
中国名 翅茎西番莲 chi jing xi fan lian
英 名 winged-stem passion flow , fragrant grenadilla
学 名 Passiflora alata Curtis
ブラジルトケイソウの蕾
ブラジルトケイソウの蕾2
ブラジルトケイソウの花
ブラジルトケイソウの雌しべと雄しべ
ブラジルトケイソウ
ブラジルトケイソウ葉表
ブラジルトケイソウ葉裏
花 期 (3)6~9月
高 さ 蔓性 長さ6m程度
生活型 多年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種 ブラジル、アルゼンチン、エクアドル、パラグアイ、ペルー原産
撮 影 豊橋市のんほいパーク 15.3.24
ブラジルトケイソウ(パッシフローラ・アラタ)はトケイソウ属の栽培種。果実が食用となる。
 蔓性植物、茎は4稜形、翼があり、中空、無毛。托葉は長さ0.8~2㎝×幅約0.5㎝、宿存し、線状披針形~楕円状披針形、先は鋭形、微突形でなく、基部は対称形、縁は平滑。葉柄は長さ2~4㎝、2~4個の柄のある橙色の腺が葉柄の先の中間ある。葉身は長さ(8~) 10~14㎝×幅6~8 (~10)㎝、膜質、楕円形~楕円状長円形、先は鋭形、凹形、基部は心形、縁はわずかに鋸歯又は小円鋸歯状、2次脈は5~8対、無毛、斑点は無く、腺は無い。花序柄は長さ2~5㎝、単生。苞は長さ1.5~2㎝×幅1~1.5㎝、宿存し、緑色、輪生、楕円状披針形、先は鋭形、基部に腺をもち、縁はわずかに鋸歯又は小円鋸歯縁。花は直径10~12㎝、垂れ下がる。花托筒は長さ1~2㎝、鐘形、緑色。咢片は長さ3~4㎝×幅1.5~2㎝、外側が緑色、内側はマゼンタ色、長円形、小角(つの)があり、角は長さ約3㎜、先は鈍形、縁は平滑、腺は無い。花弁は長さ4~4.5㎝×幅1~2㎝、マゼンタ紫色、長円形、先は鈍形。副花冠(corona)は花糸が4列、外側の2列は長さ約3~4.5㎝、筒を作り、錐形、赤色を帯びたまだらになり、内側の2列は長さ約2.5~4㎜、いぼがあり、白色と紫色。最も内側の列の蓋(operculum)は高さ約1㎜、平滑、花托筒を閉じ、縁は小歯状。蜜腺の盤((limen)は高さ約4㎜、環状、蓋の高さまで突き出し、雌雄しべ柄(androgynophore)に固着し、膜質、平滑。蜜腺の円盤(disk)がある。雌雄しべ柄は高さ3.5~4㎝、真っすぐ。子房は長円形~倒卵形、無毛。花柱は3個。液果は長さ約8~10㎝×幅4~6㎝、倒卵形、ナシ状、熟すと黄色、無毛。種子は約長さ7㎜×幅6㎜、心形、ハチの巣状。花期は6~9月。
品種) 'Fragrant Granadilla' , 'Ruby Glow' , 'Shannon' (F)