ビッチュウフウロ 備中風露

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Flora of Mikawa

フウロソウ科 Geraniaceae フウロソウ属

学 名 Geranium yoshinoi Makino
ビッチュウフウロの蕾
ビッチュウフウロの花
ビッチュウフウロの花2
ビッチュウフウロの果実
ビッチュウフウロの果体
ビッチュウフウロ
ビッチュウフウロ葉
ビッチュウフウロ種子
花 期 8~11月
高 さ 40~70㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の湿地
分 布 在来種(日本固有種)  本州(長野県南部~中国地方)
撮 影 設楽町  06.9.16
愛知県では東三河の一部にだけ見られ、絶滅危惧ⅠB類に指定されている。全国ではリスト外。
 茎、葉に下向きの伏毛が生える。葉は対生し、幅5~8㎝で、掌状に5深裂し、裂片の先は尖らない。茎上部の葉は3裂する。花柄は長く、3~8㎝。花の直径は約2㎝と小さく、イヨフウロに似た紅紫色の濃い枝分かれする網目状脈が特徴。花柱は5裂する。果実は分果が5個の蒴果、果体の上に長さ約1.5㎝の嘴があり、熟すと5個の分果が巻き上がる。種子は長さ約2.1㎜の惰円形、暗褐色、無毛。2n=28
 イヨフウロやカイフウロは葉の裂片の先が尖る。