オージースノーブッシュはピクロデンドロン科プセウドアンサス属のオースラリア産の低木。白色の房状の小さな花が多数つき、観賞用に差倍される。
　低木、直立し、高さ20～60㎝、多数分枝し、無毛。葉は密集してつき、線形～狭卵形、長さ5～15㎜×幅1～2㎜、先は鋭形、±鋭く尖る。花は枝先に束生し、短い花序柄がある。雄花は目立ち、クリーム白色～白色。花被は長さ5～12㎜。雌花は少数、不明瞭、果皮は長さ2～3㎜。蒴果は卵形、長さ約4㎜、鋭形、平滑～わずにに疣状。花期は3～4月。

プセウドアンサス属

　　family　Picrodendraceae － genus　 Pseudanthus

　低木、ヒースに似る。雌雄同株。葉は互生又は見かけ上対生、しばしば密集し、革質で縁が厚くなり、縁は全縁又は歯があり、短い葉柄がある。托葉は小さい。花は上部の葉腋につき、雄花は短い花序柄に束生し、雌花は単生する。花被片は6個、しばしば、雄花の花被片は雌花の花被片より大きい。雄花は6本の離生の雄しべと1個の未熟な子房をもつ。雌花は3裂する子房をもち、ほとんどが1室に2胚珠（P. ovalifoliusでは1胚珠）。蒴果は1室、1種子、6バルブに裂開する。種子は長円形、平滑、種沈がある。
　世界に9種あり、全てオーストラリアの固有種。以前はトウダイグサ科(Euphorbiaceae)に置かれた。現在はピクロデンドロン科（Picrodendraceae）とされている。

プセウドアンサス属の主な種

1 Pseudanthus pimeloides Sieber ex Spreng.　オージースノーブッシュ
　オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)原産。英名はaussie snow bush , rice-flower pseudanthus 。
　低木、直立し、高さ20～60㎝、多数分枝し、無毛。葉は密集してつき、線形～狭卵形、長さ5～15㎜×幅1～2㎜、先は鋭形、±鋭く尖る。花は枝先に束生し、短い花序柄がある。雄花は目立ち、クリーム白色～白色。花被は長さ5～12㎜。雌花は少数、不明瞭、果皮は長さ2～3㎜。蒴果は卵形、長さ約4㎜、鋭形、平滑～わずにに疣状。花期は3～4月。

参考

1) Flora NEW SOUTH WALES FLORA ONLINE
　Picrodendraceae 　 　Pseudanthus pimeleoides Sieber ex Spreng. 　 2) GRIN
　Galinsoga 　 3）Pseudanthus A.Spreng.: FloraBase: Flora of Western Australia
　Pseudanthus 　 4) Kewscience
　Pseudanthus 　 5）Electronic Flora of South Australia genus Fact Sheet
　　Pseudanthus