アフリカチゴアヤメ 阿弗利加稚児石菖
Flora of Mikawa
アヤメ科 Iridaceae ロムレア属
{英名] | small-flowered onion grass |
学 名 | Romulea minutiflora Klatt |
花 期 | 3~4月 |
高 さ | 3~5(10)㎝ |
生活型 | 多年草(1年草又は短命な多年草) |
生育場所 | 日当たりのよい草地、芝生の中 |
分 布 | 帰化種 南アフリカ ケープ地方原産 |
撮 影 | 豊橋市 16.4.1(花) 16.5.12(種子) |
南アフリカ原産であり、オーストラリアのかなり広い地域やニュージーランドでの帰化が報告されている。花は昼近くに開き、夕方や暗い日には花が閉じる。花は小さく、たくさんの果実をつけ、果実に種子が密につまり、おびただしい数の種子ができる。この豊橋公園のものは最初はアフリカヒメアヤメ var. australis と考えられていたが、花が小さく、葉も短く、Romulea minutiflora と判別され、和名はアフリカチゴアヤメとつけられたようである。花や果実がないと、葉が這うようにつき、低いため、芝生に紛れてしまい気がつきにくい。花は高さ4㎝ほどで上向きに咲く。
小形の多年草。球茎は直径6~12㎜、ほぼ球形、斜めの扁平な(スプーン形の)隆起がある。薄皮(tunic 外皮ともいう)は褐色、硬くて脆く、裂け、先は繊維状の首を伸ばす。球茎に葉が数本つき、葉は長さ(2)6~22㎝、幅(0.5)1~2㎜、基部は抱くように翼があり、基部を除いて断面が長楕円形、髄質、先は尖り、表面に4脈と明瞭な縦溝が4本(片面に2溝ずつ)ある。葉の基部には数個の短く(長さ1.5~2.5㎝程度)、淡褐色の質の薄い葉(葉鞘)がある。花茎は球茎に2~4個つき、長さ2~5㎝、中実、2角があり、花時は直立し、花後は下向きに曲がる。外苞(外側の仏炎苞)は卵形、長さ6~10㎜、草質、縁は薄膜状、しばしば褐色のしみがある。内苞は長さ5~9㎜、薄膜状、褐色のしみがある。花は直径(7)10~12(15)㎜、上向きに咲き、花被片6個。花被の筒部は長さ2~3㎜、鈍黄色。裂片は楕円形、鈍頭、長さ5~9㎜、淡ピンク色~ライラック色。外花被片は外面が帯緑色。雄しべ3個、花柱は長さ4~6㎜。柱頭は白色、3裂し、さらに先が2裂し、微細な突起があり、葯より上にほとんど突き出ない。子房は下位、緑色、円柱形、長さ約2.5㎜、2個の苞に包まれ見えない。蒴果は円筒形~長楕円形、長さ5~8(15)㎜、湾曲した茎につき、熟すと茎は真っすぐになり、太く硬く、長さ8~10㎝になり、直立し、熟すと先が3裂開する。種子は多数(確認したものは28個)入り、平らな面がある不規則なほぼ球形、直径1.5~1.9㎜、平滑。蒴果が裂開する時期には葉は枯れ始めている。2n=26。
●アフリカヒメアヤメ Romulea rosea (L.) Eckl var. australis (Ewart) M.P. de Vos .は南アフリカ原産、オーストラリア、北アメリカ、ヨーロッパなどに帰化しており、日本でも三重県、愛知県などの野生化が報告されている。rosy sandcrocus , onion grass と呼ばれている。花期は3~4月。普通高さ10㎝以下。葉は長さ15~35㎝、幅1~2.5㎜。花序柄は長さ5~15㎝。外苞は長さ約15㎜。内苞は長さ約10㎜。花は直径1.5~2㎝。花被の筒部は黄色、裂片はピンク色~ライラック色、先が尖り、裏面に褐色の縦筋がある。花柱は長さ7~10㎜、雄しべより上に突き出ない。果実は長さ10~15㎜、薄壁、苞は宿存性。(Jepson eFlora)
Romulea roseaはかつては5変種に分類されていた。var. australis (Ewart) M.P. de Vosは花が小さく、おびただしい種子をつけ、オーストラリアで広がった害草である。NARGS seed Exchange に紛れてアメリカに入ったとも考えられている。変種に分けないこともある。
Romulea rosea (L.) Eckl
高さ6~15㎝、場合によっては60㎝にもなる。基部に球形の球茎をもち、その基部は曲がった尖った歯がある。葉は基部に3~6個つき、狭い4溝がある。花はピンク、マゼンタ、白色、黄色の杯の周りにしばしば紫色の部分がある。果時の柄は開花の後に曲がり、やがて直立する。
小型の多年草、葉や花は1年生。球茎(corm)は球形~鐘形、薄皮(tunic)は硬くて平滑。気中の茎は短いか又は無い。葉は少数~数個、根生葉は糸状、円柱形、平ら、又は扁平、まれに短い茎に茎葉が1~2個つく。花茎は直立、1~数本つき、葉より短い。仏炎苞は苞がほぼ等長、鋭形、内側の苞はしばしば薄膜質又は縁が透明。仏炎苞に花が1個つく。花は放射相称。花被の筒部は短く、狭い漏斗形。花被片は等長、広がり、狭楕円形~倒卵形。雄しべは離生。花柱は3枝があり、枝は深く2列し、糸状。蒴果は長円形~卵形。種子は多数、扁球形、褐色。
世界に約90種あり、アフリカ、ヨーロッパ、地中海沿岸地域に分布する。
南アフリカ原産。英名はsmall-flowered onion grass , Lesser Guildford grass。オーストラリア、ニュージーランドに帰化。
小形の多年草。球茎は直径6~12㎜、ほぼ球形、斜めの扁平な(スプーン形の)隆起がある。薄皮(tunic 外皮ともいう)は褐色、硬くて脆く、裂け、先は繊維状の首を伸ばす。球茎に葉が数本つき、葉は長さ(2)6~22㎝、幅(0.5)1~2㎜、基部は抱くように翼があり、基部を除いて断面が長楕円形、髄質、先は尖り、表面に4脈と明瞭な縦溝が4本(片面に2溝ずつ)ある。葉の基部には数個の短く(長さ1.5~2.5㎝程度)、淡褐色の質の薄い葉(葉鞘)がある。花茎は球茎に2~4個つき、長さ2~5㎝、中実、2角があり、花時は直立し、花後は下向きに曲がる。外苞(外側の仏炎苞)は卵形、長さ6~10㎜、草質、縁は薄膜状、しばしば褐色のしみがある。内苞は長さ5~9㎜、薄膜状、褐色のしみがある。花は直径(7)10~12(15)㎜、上向きに咲き、花被片6個。花被の筒部は長さ2~3㎜、鈍黄色。裂片は楕円形、鈍頭、長さ5~9㎜、淡ピンク色~ライラック色。外花被片は外面が帯緑色。雄しべ3個、花柱は長さ4~6㎜。柱頭は白色、3裂し、さらに先が2裂し、微細な突起があり、葯より上にほとんど突き出ない。子房は下位、緑色、円柱形、長さ約2.5㎜、2個の苞に包まれ見えない。蒴果は円筒形~長楕円形、長さ5~8(15)㎜、湾曲した茎につき、熟すと茎は真っすぐになり、太く硬く、長さ8~10㎝になり、直立し、熟すと先が3裂開する。種子は多数(確認したものは28個)入り、平らな面がある不規則なほぼ球形、直径1.5~1.9㎜、平滑。蒴果が裂開する時期には葉は枯れ始めている。2n=26。花期は3~4月(オーストラリア 8~9月)。
2 Romulea rosea (L.) Eckl. アフリカヒメアヤメ
南アフリカ原産。英名はGuildford grass , onion grass , rosy sandcrocus
球茎は球形、薄皮は基部や先で多数の歯状の繊維に裂ける以外はほぼ平滑。茎は無い。葉は数個、すべて根生、長さ8~45㎝×幅0.5~2.5㎜、糸状~扁平な円筒形、溝があり、丈夫で 繊維質。花茎は長さ3~12㎝。基部の外側の1次の苞は長さ10~25㎜、草質。上部の内側の1次の苞はわずかに短く、草質、広くて乾き、縁が膜質。花被の筒部は長さ2~8㎜、黄色又は橙色。花被片は楕円形、長さ10~38 ㎜、淡ピンク色~明るいピンク色又はマゼンタ色、まれに白色、先は鋭形又はほぼ鋭形。内側の花被片は暗色の縞をもち、外面が帯緑色。雄しべの花糸は長さ4~6㎜、無毛になる。葯は長さ3~10㎜。花柱は長さ7~18㎜。柱頭は雄しべより短~長。蒴果は円筒形、長さ約1㎝。果序は初め、下に曲がるが、熟すと真っすぐになる。
2-1 Romulea rosea var. australis (Ewart) M.P.de Vos
英名はonion-grass
葉は直径1~2.5㎜、普通、広がり、断面は菱形~十字形、広い溝をもつ。花茎は長さ3~8㎝。花は長さ15~25㎜。花被の筒部は2.0~3.5㎜、黄色。花被片は幅4㎜以下、淡ピンク色~明るいピンク色、ときに白色、外面は黄緑色又は暗色の縦の縞をもつ。雄しべは長さ7~9㎜。柱頭は葯を超えない。花期は8~10月(オーストラリア)。
2-2 Romulea rosea var. reflexa (Eckl.) Beg.
葉は直径1㎜以下、ほぼ直立、ほぼ円柱形、狭い水をもつ。花茎は長さ3~12㎝。花は長さ25~38㎜。花被の筒部は長さ3~5㎝、黄色~橙色。花被片は幅(4~)6~10㎜、マゼンタ色、しばしば、のど部が紫青色、外面は複雑な藍色の脈がある。雄しべは長さ7~12㎜。柱頭は普通、葯を超えない。花期は9~10月(オーストラリア)。
Romulea minutiflora Klatt
Romulea
Romulea
Romulea
小形の多年草。球茎は直径6~12㎜、ほぼ球形、斜めの扁平な(スプーン形の)隆起がある。薄皮(tunic 外皮ともいう)は褐色、硬くて脆く、裂け、先は繊維状の首を伸ばす。球茎に葉が数本つき、葉は長さ(2)6~22㎝、幅(0.5)1~2㎜、基部は抱くように翼があり、基部を除いて断面が長楕円形、髄質、先は尖り、表面に4脈と明瞭な縦溝が4本(片面に2溝ずつ)ある。葉の基部には数個の短く(長さ1.5~2.5㎝程度)、淡褐色の質の薄い葉(葉鞘)がある。花茎は球茎に2~4個つき、長さ2~5㎝、中実、2角があり、花時は直立し、花後は下向きに曲がる。外苞(外側の仏炎苞)は卵形、長さ6~10㎜、草質、縁は薄膜状、しばしば褐色のしみがある。内苞は長さ5~9㎜、薄膜状、褐色のしみがある。花は直径(7)10~12(15)㎜、上向きに咲き、花被片6個。花被の筒部は長さ2~3㎜、鈍黄色。裂片は楕円形、鈍頭、長さ5~9㎜、淡ピンク色~ライラック色。外花被片は外面が帯緑色。雄しべ3個、花柱は長さ4~6㎜。柱頭は白色、3裂し、さらに先が2裂し、微細な突起があり、葯より上にほとんど突き出ない。子房は下位、緑色、円柱形、長さ約2.5㎜、2個の苞に包まれ見えない。蒴果は円筒形~長楕円形、長さ5~8(15)㎜、湾曲した茎につき、熟すと茎は真っすぐになり、太く硬く、長さ8~10㎝になり、直立し、熟すと先が3裂開する。種子は多数(確認したものは28個)入り、平らな面がある不規則なほぼ球形、直径1.5~1.9㎜、平滑。蒴果が裂開する時期には葉は枯れ始めている。2n=26。
●アフリカヒメアヤメ Romulea rosea (L.) Eckl var. australis (Ewart) M.P. de Vos .は南アフリカ原産、オーストラリア、北アメリカ、ヨーロッパなどに帰化しており、日本でも三重県、愛知県などの野生化が報告されている。rosy sandcrocus , onion grass と呼ばれている。花期は3~4月。普通高さ10㎝以下。葉は長さ15~35㎝、幅1~2.5㎜。花序柄は長さ5~15㎝。外苞は長さ約15㎜。内苞は長さ約10㎜。花は直径1.5~2㎝。花被の筒部は黄色、裂片はピンク色~ライラック色、先が尖り、裏面に褐色の縦筋がある。花柱は長さ7~10㎜、雄しべより上に突き出ない。果実は長さ10~15㎜、薄壁、苞は宿存性。(Jepson eFlora)
Romulea roseaはかつては5変種に分類されていた。var. australis (Ewart) M.P. de Vosは花が小さく、おびただしい種子をつけ、オーストラリアで広がった害草である。NARGS seed Exchange に紛れてアメリカに入ったとも考えられている。変種に分けないこともある。
Romulea rosea (L.) Eckl
高さ6~15㎝、場合によっては60㎝にもなる。基部に球形の球茎をもち、その基部は曲がった尖った歯がある。葉は基部に3~6個つき、狭い4溝がある。花はピンク、マゼンタ、白色、黄色の杯の周りにしばしば紫色の部分がある。果時の柄は開花の後に曲がり、やがて直立する。
ロムレア属
family Iridaceae - genus Romulea小型の多年草、葉や花は1年生。球茎(corm)は球形~鐘形、薄皮(tunic)は硬くて平滑。気中の茎は短いか又は無い。葉は少数~数個、根生葉は糸状、円柱形、平ら、又は扁平、まれに短い茎に茎葉が1~2個つく。花茎は直立、1~数本つき、葉より短い。仏炎苞は苞がほぼ等長、鋭形、内側の苞はしばしば薄膜質又は縁が透明。仏炎苞に花が1個つく。花は放射相称。花被の筒部は短く、狭い漏斗形。花被片は等長、広がり、狭楕円形~倒卵形。雄しべは離生。花柱は3枝があり、枝は深く2列し、糸状。蒴果は長円形~卵形。種子は多数、扁球形、褐色。
世界に約90種あり、アフリカ、ヨーロッパ、地中海沿岸地域に分布する。
ロムレア属の主な種と園芸品種
1 Romulea minutiflora Klatt アフリカチゴアヤメ 阿弗利加稚児石菖南アフリカ原産。英名はsmall-flowered onion grass , Lesser Guildford grass。オーストラリア、ニュージーランドに帰化。
小形の多年草。球茎は直径6~12㎜、ほぼ球形、斜めの扁平な(スプーン形の)隆起がある。薄皮(tunic 外皮ともいう)は褐色、硬くて脆く、裂け、先は繊維状の首を伸ばす。球茎に葉が数本つき、葉は長さ(2)6~22㎝、幅(0.5)1~2㎜、基部は抱くように翼があり、基部を除いて断面が長楕円形、髄質、先は尖り、表面に4脈と明瞭な縦溝が4本(片面に2溝ずつ)ある。葉の基部には数個の短く(長さ1.5~2.5㎝程度)、淡褐色の質の薄い葉(葉鞘)がある。花茎は球茎に2~4個つき、長さ2~5㎝、中実、2角があり、花時は直立し、花後は下向きに曲がる。外苞(外側の仏炎苞)は卵形、長さ6~10㎜、草質、縁は薄膜状、しばしば褐色のしみがある。内苞は長さ5~9㎜、薄膜状、褐色のしみがある。花は直径(7)10~12(15)㎜、上向きに咲き、花被片6個。花被の筒部は長さ2~3㎜、鈍黄色。裂片は楕円形、鈍頭、長さ5~9㎜、淡ピンク色~ライラック色。外花被片は外面が帯緑色。雄しべ3個、花柱は長さ4~6㎜。柱頭は白色、3裂し、さらに先が2裂し、微細な突起があり、葯より上にほとんど突き出ない。子房は下位、緑色、円柱形、長さ約2.5㎜、2個の苞に包まれ見えない。蒴果は円筒形~長楕円形、長さ5~8(15)㎜、湾曲した茎につき、熟すと茎は真っすぐになり、太く硬く、長さ8~10㎝になり、直立し、熟すと先が3裂開する。種子は多数(確認したものは28個)入り、平らな面がある不規則なほぼ球形、直径1.5~1.9㎜、平滑。蒴果が裂開する時期には葉は枯れ始めている。2n=26。花期は3~4月(オーストラリア 8~9月)。
2 Romulea rosea (L.) Eckl. アフリカヒメアヤメ
南アフリカ原産。英名はGuildford grass , onion grass , rosy sandcrocus
球茎は球形、薄皮は基部や先で多数の歯状の繊維に裂ける以外はほぼ平滑。茎は無い。葉は数個、すべて根生、長さ8~45㎝×幅0.5~2.5㎜、糸状~扁平な円筒形、溝があり、丈夫で 繊維質。花茎は長さ3~12㎝。基部の外側の1次の苞は長さ10~25㎜、草質。上部の内側の1次の苞はわずかに短く、草質、広くて乾き、縁が膜質。花被の筒部は長さ2~8㎜、黄色又は橙色。花被片は楕円形、長さ10~38 ㎜、淡ピンク色~明るいピンク色又はマゼンタ色、まれに白色、先は鋭形又はほぼ鋭形。内側の花被片は暗色の縞をもち、外面が帯緑色。雄しべの花糸は長さ4~6㎜、無毛になる。葯は長さ3~10㎜。花柱は長さ7~18㎜。柱頭は雄しべより短~長。蒴果は円筒形、長さ約1㎝。果序は初め、下に曲がるが、熟すと真っすぐになる。
2-1 Romulea rosea var. australis (Ewart) M.P.de Vos
英名はonion-grass
葉は直径1~2.5㎜、普通、広がり、断面は菱形~十字形、広い溝をもつ。花茎は長さ3~8㎝。花は長さ15~25㎜。花被の筒部は2.0~3.5㎜、黄色。花被片は幅4㎜以下、淡ピンク色~明るいピンク色、ときに白色、外面は黄緑色又は暗色の縦の縞をもつ。雄しべは長さ7~9㎜。柱頭は葯を超えない。花期は8~10月(オーストラリア)。
2-2 Romulea rosea var. reflexa (Eckl.) Beg.
葉は直径1㎜以下、ほぼ直立、ほぼ円柱形、狭い水をもつ。花茎は長さ3~12㎝。花は長さ25~38㎜。花被の筒部は長さ3~5㎝、黄色~橙色。花被片は幅(4~)6~10㎜、マゼンタ色、しばしば、のど部が紫青色、外面は複雑な藍色の脈がある。雄しべは長さ7~12㎜。柱頭は普通、葯を超えない。花期は9~10月(オーストラリア)。
参考
1) PlantNET - FloraOnlineRomulea minutiflora Klatt
http://plantnet.rbgsyd.nsw.gov.au/cgi-bin/NSWfl.pl?page=nswfl&lvl=sp&name=Romulea~minutiflora
2) Flora of VictoriaRomulea
https://vicflora.rbg.vic.gov.au/flora/taxon/cf83bee7-b05b-4380-bd27-2377a3df0699
3) GRINRomulea
https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=3086
4) Plants of the World Online | Kew ScienceRomulea
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:20292-1