ホソバカナワラビ 細葉鉄蕨

mark

Flora of Mikawa

オシダ科 Dryopteridaceae カナワラビ属

中国名 刺头复叶耳蕨 ci tou fu ye er jue
学 名 Arachniodes aristata (Forst.) Tindale
ホソバカナワラビの葉表
ホソバカナワラビの葉裏
ホソバカナワラビの包膜
ホソバカナワラビ
高 さ 50~130㎝
生活型 常緑性
生育場所 山地の林下
分 布 在来種  本州(石川県、関東地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、インド、ネパール、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、太平洋諸島
撮 影 田原市   06.7.30
根茎は長く這い、群生する。葉柄は長さ21~40㎝、わら色、基部は褐色、鱗片は赤褐色、基部に密生する。葉身は濃緑色、光沢があり、長さ20~35㎝、幅14~25㎝、卵状五角形、3~4回羽状深裂し、羽片が (3 )4~6(10)対つく。葉先が急に細くなり、頂羽片がはっきりし、最下羽片の下向きの第1小羽片がかなり長く、続く第2小羽片も長い。羽片の柄は長さ0.5~1.2㎜。小羽片の鋸歯は芒状。葉はやや2形となり、胞子葉は直立し、小羽片の切れ込みが深い。ソーラスは裂片のやや中肋寄りにつく。包膜は褐色、円腎形、全縁又は短い縁毛がある。2n=82
 カナワラビ(オオカナワラビ)は鱗片が淡褐色で少なく、羽片が幅広い。ソーラスが縁寄りにつき、包膜に縁毛が多い。
 コバノカナワラビは根茎が短く、頂羽片がはっきりしない。