きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 ササクレヒトヨタケ  ささくれ一夜茸
中 国 名 毛頭鬼傘 mao tou gui san , 雞腿菇 ji tui gu
英  名 shaggy ink cap , lawyer's wig , shaggy mane
学  名 Coprinus comatus (O.F.Mull.) Pers.
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 ハラタケ科  Agaricaceae  ササクレヒトヨタケ属
 旧分類のCoprinus という属名は、新分類ではハラタケ科ササクレヒトヨタケ属を指す。ヒトヨタケ属はCoprinopsisとなった。
 子実体は初期には白色、次第に黒くなり、液化する。黒くなる前に可食。傘は直径3~5㎝、高さ5~12㎝。幼菌は傘が柄を包んだような円筒形(長卵形)、白色、表面に淡黄土色のささくれ状の鱗片がある。成熟してくると傘が円錐状になり、放射状の白色繊維が裸出し、条溝が目立ち、胞子が熟すと次第に黒色になってくる。柄は長さ10~25㎝、幅1~2㎝、下部がやや太く、基部は肥大し、中空、初期に白色、表面に条線があり、中間に黄白色のつばがある。ひだは密につき、離生、初期に白色。肉は質が薄く、無味、無臭。胞子紋は黒色。坦子器は4胞子性。胞子は長さ9~15µm、幅7~9µm、惰円形。縁シスチジアは長さ26~56µm、幅13~20µm、洋ナシ形。側シスチジアは無い。
ササクレヒトヨタケ
ササクレヒトヨタケひだ
ササクレヒトヨタケ2
発生時期 春~秋
大 き さ 中型~大型 直径3~5㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 畑、庭、道端の地上 
分  布 世界に広く分布
食  毒 可食(幼菌)美味
撮  影 蒲郡市 14.11.3
<ササクレヒトヨタケ属>
 ムニンヒトヨタケ Coprinus boninensis S. Ito et S. Imai 傘径約3cm、白色、秋に腐草上に発生、小笠原固有種
 ササクレヒトヨタケ Coprinus comatus (O.F. Müll.) Pers. 傘径3~5㎝、淡黄土色、ささくれが目立つ、地上に発生
 マグソヒトヨタケ Coprinus sterquilinus (Fr.) Fr. 傘径2~3㎝、白色~淡黄褐色、傘が開き、液化、糞上に発生
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