古くはコゲチャハリタケ属 Mycoacia とされていたこともある。アカギンコウヤクタケ属 Radulomyces とする見解もあったが、現在はサガリハリタケ属
Radulodon とする見解がとられている。
日本、フィリピン、北アメリカに分布する。広葉樹の枯れ木に発生する白色腐朽菌。子実体は背着生、不正形に基物に広がり(幅30㎝以下)、周辺部を除いて多数の針状に垂れ下がる。針は長さ0.5~1(~1.4)㎝、直径0.2~1㎜、針の表面に子実層を形成する。全体に色は白色、その後、クリーム色~淡茶色、乾くと暗黄褐色になる。肉は薄く、厚さ約1㎜、柔らかい革質。菌糸はクランプがあり、枝分かれし、幅3~5㎜、1菌糸型。担子器は4胞子性、棍棒形~類円柱形、長さ20~38µm、幅6~8µm。胞子紋は白色。胞子は類球形、長さ
5.5~6.5(~7)µm、幅5~6(~6.5)µm、無色、平滑、わずかに厚壁、1~3個の油滴を含み、非アミロイド。シスチジアは無い。不食。
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