きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 モミジウロコタケ  紅葉鱗茸
中 国 名 金絲趨木菌 jin si qu mu jun, 華麗木丸菌 hua li mu wan jun
学  名 Xylobolus spectabilis (Klotzsch) Boidin
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ベニタケ目(Russulales)
科  属 ウロコタケ科  Stereaceae カタウロコタケ属
 広葉樹の枯木に群生、重生する。子実体は1年生、半背着生。傘は扇形、幅2~4㎝、深裂し、乾くと内側に強く曲がる。背面は淡黄褐色~赤褐色~黒褐色、光沢があり、無毛、放射状の細かい条線と環紋があり。腹面は灰白色、平滑、微粉状、傷つけると赤褐色の汁がしみ出る。子実層には多数のスリコギ状糸状体と汁管菌糸があり、シスチジアは無い。胞子は長さ7~8µm、幅3.5~4µm、広惰円形、平滑、アミロイド。
 モミジタケ Thelephora palmata は名前が似ているがイボタケ科。広葉樹林内の地上に散生する。子実体は基部より多数の棒状枝を分岐し、先端が扁平になり、追羽根状~羽根箒状、色は暗紫灰色~暗紫褐色。腹面は背面と同色、放射状のしわひだが密にある。胞子は長さ6~8µm、幅5~6µm、塊型、小疣がある。
モミジウロコタケ
モミジウロコタケ2
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型 直径2~4㎝
栄養摂取 白色腐朽菌 
発生場所 広葉樹の枯木
分  布 日本、朝鮮、中国、台湾、フィリピン、アフリカ、オーストラリア
食  毒 不明
撮  影 静岡県 16.11.15
モミジウロコタケ背面
モミジウロコタケ腹面
モミジウロコタケ背面2
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