きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 コフキサルノコシカケ  粉吹猿腰掛
別  名 コフキタケ
中 国 名 树舌灵芝 shu she ling zhi
英  名 artist's bracket , artist's conk , flacher lackporling
学  名 Ganoderma applanatum (Pers.) Pat.
Elfvingia applanata (Pers.) P. Karst
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目(Polyporales)
科  属 マンネンタケ科  Ganodermataceae  マンネンタケ属
 コフキタケ属 Elfvingia とする見解もある。
 世界に広く分布する。広葉樹の生木、切株、枯木にはっせいする。子実体は多年性で、数十年も生育して大きくなる。側着生、無柄。傘は半円形~扇形、幅5~75㎝、普通、平ら、中間で厚さ2~3㎝、基部で厚くなる。ときに半背着生、通常、単生、ときに、段階的に重生し、集団になって、厚さ15~20㎝。表面は平ら、環溝(同心円状のうね)があり、やや放射状に折り畳まれ、若い時に、一般的にはビロード状、古くなると平滑、鈍い黄褐オリーブ色(tawny-olive:#C4941F)、帯褐色の胞子が出ると、粉状に覆われる。縁は成長段階では白色。平行菌糸被は硬く、厚さ0.5㎜以下、普通、脆くなく、光沢があり、オリーブ黒色、肉は厚さ5~20㎜、数個の 担子器果が段階的に重生すると共通ベースから厚さ20㎝以下、多少、類垂直、同心円状の帯状になり、 管孔近くはベロナ・ブラウン(#423723:verona brown)、平行菌糸被に向かってシナモン・バフ(cinnamon buff:#d4b9a6 )に薄れる。管孔は1年ごとに層が増え、1層は厚さ(2)4~12㎜、、成熟すると、肉の薄い層で互いに各層が分離される(この薄い中間層はマンネンタケ属の他の種では見られない)。1例では8管孔層が観察され、おそらく、多年を経たものである。管孔面は活発に成長している種では白色、古くなると汚れ、黄褐色(tawny : #cd5700 )。KOH中で肉や管孔は黒くなる。孔口は円形、4~6個/㎜。胞子紋は褐色~赤褐色。胞子は褐色~黄褐色、長さ8~12µm、幅6.5~8µm、多少、楕円形、端が切形、低倍率で平滑に見え、油浸で2重壁が見え、壁の間に突起(柱)の列があり、非アミロイド[マンネンタケ型:卵形、2重壁、内壁に突起があり、有色]。シスチジアや剛毛体は無い。.菌糸は3菌糸型。
コフキサルノコシカケ
コフキサルノコシカケ
コフキサルノコシカケ粉吹
発生時期 通年
大 き さ 大型 幅(5)10~60(75)㎝
栄養摂取 白色腐朽菌
発生場所 広葉樹の生木、切株、枯木
分  布 世界に広く分布
食  毒 不食
撮  影 蒲郡市 14.11.3
コフキサルノコシカケ幼菌
コフキサルノコシカケ粉吹き
コフキサルノコシカケ横
コフキサルノコシカケ腹面
コフキサルノコシカケ管孔
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