きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 コガネウスバタケ  黄金薄歯茸
中 国 名 和针毛锈齿革菌 he zhen mao xiu chi ge jun
学  名 Hydnochaete tabacinoides (Yasuda) Imazeki
Irpex tabacinoides Yasuda
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 タバコウロコタケ目(Hymenochaetales)
科  属 タバコウロコタケ科  Hymenochaetaceae  コガネウスバタケ属
 タマチョレイタケ目(Polyporales)のニクハリタケ科 Steccherinaceae ウスバタケ属に以前は入れられていた。
 広葉樹の枯木に半背着生し、縁に傘がつき、重生する。三ヶ根山付近には多い。傘は狭く、普通、長さ約6㎜程度の棚形、革質。背面は暗褐色、毛が密生し、やや環紋状になる。腹面は傘より淡色、銹褐色、子実層托は管孔が裂けて薄歯状(歯状突起)~あまり裂けずに迷路状~網目状になることもあり不規則、薄歯は2~3個/㎜。菌糸は2菌糸型。坦子器は棍棒形、長さ13~19µm、幅2.5~3.5µm、4胞子性。胞子は無色、長さ3.8~5.8µm、幅1.2~2µm、ソーセージ形~円筒形、平滑、非アミロイド。
 ウスバタケ Irpex lacteus は傘が腎臓形~不規則、長さ0.8~1.5㎝。背面は白色、短い綿毛を密生し、環紋は不明瞭。腹面は白色~乳白色、薄歯は2~3個/㎜。ひだ組織に油管があるがあまり多くない。グロエオシスチジアgloeocystidia は無い。
コガネウスバタケ
コガネウスバタケ2
コガネウスバタケ3
発生時期 通年
大 き さ 小型(傘部分)
栄養摂取 白色腐朽菌 
発生場所 広葉樹の枯木、落枝
分  布 日本、朝鮮、中国
食  毒 不食
撮  影 西尾市 14.10.24
コガネウスバタケ背面の微毛
コガネウスバタケ背面の微毛2
コガネウスバタケ腹面の管孔
コガネウスバタケ腹面の管孔2
コガネウスバタケ腹面の管孔3
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