以前はサルノコシカケ科とされていたが、タコウキン科(多孔菌科)又はタマチョレイタケ科ともいわれる。以前はカワラタケ属 Coriolus とされていた。広葉樹の枯木に普通に見られる。
子実体は側着生、無柄、群生する。傘は幅1~5㎝、厚さ1~2㎜の半円形~扇形、貝殻状に湾曲する。背面は変化が多く、黒色~藍黒色、灰黄色、暗褐色、黒色などの環紋があり、微毛がある。腹面は管孔が白色~汚褐色~灰褐色、孔長は約1㎜(3㎜以下)。孔口は白色~汚褐色~灰褐色、円形、3~5個/㎜。肉は白色、強靭、無味、無臭、KOHaq反応:無~黄色。菌糸は3菌糸型、原菌糸にクランプがある。骨格菌糸は幅約5µm。結合菌糸は顕著に多い。胞子は長さ5~8µm、幅1.5~2.5µmの円筒形(ソーセージ形)、非アミロイド。シスチジアは無い。
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