きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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 ハタケチャダイゴケ  畑茶台茸
中 国 名 粪生黑蛋巢菌 fen sheng hei dan chao jun
英  名 dung-loving bird's nest
学  名 Cyathus stercoreus (Schwein.) De Toni
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱  ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 ハラタケ科  Agaricacea  チャダイゴケ属
 子実体は小型、コップ形、鳥の巣形、杯形などといわれ、高さ5~12㎜、口径5~8㎜。外皮は黄褐色~褐色の粗毛が密生し、口部を覆い、成熟すると口部が開き、古くなると外皮の粗毛も脱落し、赤褐色~黒褐色、平滑な革質の中皮が現れる。内面は光沢があり、銀灰色、平滑な内皮で覆われる。杯(nest)に黒色の小塊粒(eggs)が多数入る。小塊粒は直径1~2㎜、レンズ形(碁石形)、細い紐で底に接着している。小塊粒の外被膜は薄くて消失しやすく、その下の層は有色の小粒膜、その内側に子実層がある。坦子器は長さ40~50µm、幅12~15µmの棒状、4胞子性。胞子は無色、長さ18~40µm、幅12~38µmの類球形~短楕円形、平滑、厚壁。弾糸は分岐がなく、厚壁、小孔がある。菌糸は薄壁、クランプがある。
ハタケチャダイゴケ
ハタケチャダイゴケ2
ハタケチャダイゴケ3
ハタケチャダイゴケ4
ハタケチャダイゴケ5
発生時期 初夏~秋
大 き さ 小型 直径5~8㎜
 栄養摂取 腐生菌
発生場所 畑地、休耕田、堆肥、もみ殻など
分  布 世界に広く分布
食  毒 不食(中国では薬用)
撮  影 西尾市 15.9.10
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